公開日: 2017年8月6日
最終更新日 : 2017年11月16日 これから沖縄で民泊を始めようと思っている方も多いと思いますが、どこで始めるのがいいのでしょうか?今日はそんな疑問にお答えします。
恐らく最初に思い浮かぶのは中心地那覇、ついで美ら海水族館のある北部地区(本部町、今帰仁村、名護市等)リゾート開発著しい北谷町、テレビ等でも取り上げられ、新空港のお陰で賑わう石垣島等でしょうか。
間違いではありません。観光客数で行っても、上記地域は沖縄県内トップで、民泊向きではあります。ただ、それだけに競合も多いのもまた事実なんです。
確実な場所を攻めるのも手ですが、これから伸びてくる場所に仕掛けておくのも戦略としてはアリだと思います。ではどこが今後「来る」のか。ポテンシャルの大きさで言えば、実は「宮古島」が確実に来るんですね。
という事で、取材もかねて宮古島に行ってきました
凄いその① 下地島空港が熱い!
凄い凄いと言うのは簡単なので、現地に取材に行ってみました。やっぱり凄い…
まず、何が凄いのかというと、空港です。宮古空港の事ではありません。以前にJAL、ANAの訓練空港として使われていた下地島空港です。数年前に両社とも下地島空港から撤退し、最近まではほとんど利用されていない空港でしたが、三菱地所主導の元、2018年に国際線、LCC、チャーター便をメインにした空港として改めて利用する事が決定したのです。
三菱地所、下地島空港旅客ターミナルを建設 来年10月にも開業へ
とここまでは報道でご存知の方も多いかと思いますが、もう少し掘り下げてみます。
下地島といっても橋でつながっているので、下地島→伊良部島→宮古島と陸続きで車で移動が可能です。まず距離ですが、宮古島市街地までわずか16キロ。Googleマップで約30分とありますが、実際には20分程度で移動出来ました。道も混む事が無く、スムーズです。
宮古島は端から端まで1時間ちょっとで行けてしまう小さな島なのですが、そんな島にしっかりとした空港が2つもあるんです。他の空港の大きさと比べてみるとその凄さがわかるかと思います。
滑走路の長さと数
東京(羽田空港)
2500m x 2
3000m x 1
3360m x 1
合計 4本
関西(関西国際空港)
4000m x 2
那覇空港
3000m x 1
2700m x 1 (建設中)
宮古島
2000m x 1
3000m x 1 (下地島空港)
石垣島(新石垣空港)
2000m x 1
下地島空港は訓練空港だけあって、ジャンボ機も対応する堂々の3000m ! こんな巨大な空港がすでにあるんですから、使わない手はないですね。建設中の那覇空港第二滑走路より先に利用が開始されます。
凄いその② ホテル開発が熱い!
下地島空港開港を見越して、空港の方針が決定する前から大手不動産が水面下でかなり土地開発に手を入れているようなので、そこも取材してきました。既に報道に出ているものも、水面下レベルのものも含まれるので全てが実現するかは分かりませんが、かなりの規模です。
建設中
来間島
社名不明 コテージタイプ100室
伊良部島
コテージタイプ 森トラスト ?室
他数社
宮古島
下里ホテル USD 100室
ミスター金城ホテル 10棟前後 200室
インギャーコーラルビレッジ 72室
シーブリーズカジュアル 172室
建設前
伊良部島ホテル 株式会社伊良部島ホテル&リゾーツ 132室
トゥリバー地区ホテル 三菱地所
宮古島東海岸リゾートホテル 41室
グランヒューリ宮古島 180室
白保ホテル 152室
ユニマットホテルズ 20数棟 計2800室
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/21772
※全て橋でつながっているので、島といっても空港から車で移動が可能です。
建設中のものから、計画段階のものまで合わせて数千室も増えるのです。増えすぎ?という気もしなくもありませんが、現時点の宿泊施設が圧倒的に足りていないのも事実。私も今回、夏場だった事もあり、市街地のホテルは全く空いていなかったので、離れた島に宿泊しておりました。
何れにせよ、かなりの規模感で動いている宮古島。今後、ホテルも増えますが、下地島空港開港で一気にインバウンドを中心にした観光客爆発が期待出来そうです。しかけるなら今が時期だと確信しました。
凄いその③ おまけ 海
おまけなので読み飛ばして頂いて結構ですが、やはり宮古島は海が凄い!素人でも様になる写真が沢山取れました!
意外な穴場 池間島
砂浜がテンピュール! 与那覇前浜ビーチ
神秘の通り池
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。
「沖縄で民泊始めるならここが熱い!大手企業も注目する意外なあの場所を取材してきた」への6件のフィードバック