宮古島 VS 石垣島 民泊始めるならどっち!?両者を徹底比較!データから見えてきた未来!

過去に何度も今後は宮古島は大爆発する!とご紹介してきましたが、今日は改めてどんだけ凄いのかというのを数字でご紹介!宮古島の最近のデータや、直近5年間の宿泊施設数の推移等を調べてみたのですが、宮古島単体だとなんだか良くわからない数字になってしまったので、宮古島にとってのライバルでもある石垣島と比べて両者の違いを比較してみました。

 

統計では宮古島市、多良間村があるので、合わせて宮古圏、石垣島は石垣市、竹富町合わせて石垣圏と表記しています。

 

宮古島と石垣島の統計上の違いはこんな感じ!

 

距離的にも気候的にも非常に近い宮古島と石垣島。2017年の入域者数でいうと石垣圏が139万人、これに対し宮古圏が99万人でと石垣圏の方が1.4倍と先を行っているのですが、この数は数年以内に逆転すると思っています。

 

いくつか理由がありますが、まず伸び率。2016→2017の伸び率が石垣圏が+11%なのに対し、宮古圏は+40%と大幅に伸びているのです!そしてもう一つ最大の理由は下地島空港。石垣島は2013年に新石垣空港が出来てから旧空港が閉鎖になったのに対し、宮古島は現空港を稼働させながら2019年に新しく下地島空港が開港になるのです!ポテンシャルが倍になるんですね。

 

ちなみに、新石垣空港が出来た2013年は、石垣の空路の入域者数は昨対で31%伸びました。下地島空港は現空港を閉鎖せずに2空港体制になるので、石垣以上の伸びが期待出来ますね!

 

よく、宮古はほとんどクルーズ船だろ!という方がいますが、石垣も宮古と同じくらいクルーズ船です。

 

2017年だと空海路の内訳は

 

宮古島

空路62万人:海路36万人(全体の37%がクルーズ船)

 

石垣島

空路103万人:海路35万人(全体の26%がクルーズ船)

 

数で言えば同じ位です。

 

確かに空路と海路の伸び率を見ると宮古島の海路(クルーズ船)の伸び率はえげつない事になっていますが、空路もしっかり石垣島より伸びているんです。これで下地島空港が出来たら一気に加速しますよ!

 

ざっくりまとめるとこんな感じ

 

2017年の統計 石垣 宮古
入域者数 139万人 99万人
入域者数伸び率

(2016→2017)

+11% +41%
空路 103万人 62万人
海路 35万人 36万人
空路 伸び率

(2016→2017)

+4% +8%
海路 伸び率

(2016→2017)

+39% +189%

 

参考)宮古島市役所、 沖縄県 八重山観光統計、 沖縄県 宮古概観について

 

※宮古島は年度、石垣島は年になります。観光局の統計がそれで発表になっていたので、どうしても同じ年度、年でのデータが探しきれませんでした。。。

 

入域者数推移はどうなっているか

 

上記は直近の統計ですが、過去の推移はどうなっているかというとこんな感じです。

新石垣空港の時に一時石垣圏に引きなされましたが、2015年頃から一気に宮古圏が追い上げて来ています。これは先に紹介したクルーズ船の数字が大きく関与しているのですが、では空路だけで見るとどうでしょう。

 

空路、陸路別にするとこんな感じです↓

石垣圏の伸びも2014年頃から落ち着いている感があります。宮古圏とほぼ同じ位のペースで伸びています。これが2019年に下地島空港の影響で一気に縮まるはずです。

 

クルーズ船に関しては既に宮古圏が石垣圏を追い抜いていて、今後も差は広がる一方なはずなので、宮古圏のトータルの入域観光客数が石垣圏を抜くのは時間の問題ですね。

 

それを見越して大手各社がこぞって宮古島に仕掛けているのは過去に何度かご紹介している通りです。このエントリーの最後にリンクも貼っておりきますので、ご興味のある方はどうぞ!

 

宿はどれくらい増えた?

 

民泊はまだまだ始まったばかりでこれからなのですが、一般のホテルやゲストハウス等はどうなのでしょう? 夏の宮古に旅行を計画した事がある方ならご存知だと思いますが、なかなか予約が取れません。予約サイトを見ても、変な宿か激高な宿しか残っていないのです。そんなに宿が少ないのか!?!?と思いたくもなる位。

 

ではどれ位か。ググっても二次情報になってしまうので、直接宮古保健所と八重山保健所に問い合わせてみました。宮古圏と石垣圏の過去5年間の宿泊施設数推移をグラフにするとこんな感じ。

※宮古保健所管轄の旅館業許可施設なので、伊良部島、下地島、池間島、来間島、多良間島も含まれます。

※2018年は民泊新法が施行された6月15日までに許可が降りた施設数になります。

 

施設数は両者同じ位増えています。2015年だけ宮古がガクッと減っていますが後は殆ど同じです。

 

次にどんなタイプの宿が多いのかを比較。部屋数別に見てみました。

※2014年1月1日~2018年6月15日までに旅館業登録のあった施設

 

最近の傾向として、宮古島は圧倒的に1部屋(一棟貸し)の宿が多いんです!よく報道で宮古島は宿泊施設数が多いと言われるのに夏場の予約が取りにくいのは、これも原因の一つですね。宮古圏は施設数は多いけど、部屋数でいうと石垣圏に及ばないんです。過去5年間でこうですが、トータルの施設数も宮古圏は1室がかなり多くなります。宿の経営的に見るなら、宮古圏での別荘タイプは競合が多くて結構苦戦しがちになるという事です。

八重山は、保健所の資料なのに部屋数不明が結構あってビックリ(笑)

 

昨年の記事ですが、こんな感じで報道されていました。

県文化観光スポーツ部は21日、2016年の県内宿泊施設実態調査結果を発表した。宮古島市は宿泊施設数が247軒となり、県内市町村で最も多かった。
中略
収容人数では、那覇市の3万2033人、恩納村1万5272人、石垣市1万459人宮古島市8332人、名護市6903人の順となった。
宿泊施設数、宮古がトップ/県内実態調査

 

宮古島の人口はどうなってる??

 

もう一つ面白い統計があって、それは人口です。宮古島の人口は、爆増してるかと思いきや、減ってるやん!

 

人口逆転が目前 増える八重山圏域、減る宮古圏域

 

数十年微減傾向。間もなく八重山にも抜かれる!って、八重山より多かったんですね。2018年現在ではまだ逆転はしていないようですが、宮古島は横ばい、八重山エリアは上昇傾向なのを見ると逆転は間もなく??

 

宮古圏 55,637人

(宮古島市、多良間村)

 

八重圏 53,734人

(石垣市, 竹富町)

 

人口って、結構大事でして、どんなに観光客が来ても、働き手がいないと観光が回らないんです。ホテルだって、清掃してくれる人がいないと宿泊させられない。。。民泊始めるにも清掃要員がいないという事にもなりかねませんので、ご注意を!

 

宮古島の観光裏事情

 

宮古島で夏のホテルが取りにくいのには実はもう一つ理由があって、昔ながらの旅行業界の慣習が理由としてあります。ホテル予約には一般に自社サイト以外の経路だと大きく分けて2つあります。リアル旅行社(JTBや近畿日本ツーリスト等の昔ながらの旅行会社)とOTA(オンライン トラベル エージェントと言われるホテル予約サイト)です。

 

このリアル旅行社が、アロットという契約在庫を持っていて、要は優先販売権があるのです。優先権のあるアロットで販売出来ない在庫をOTAで売るというのが多いやり方で、特に古いホテルであればあるほどその傾向が強くなります。リアル旅行社は、販売出来なかったアロットを2週間前から、酷い時だと3日前位に「ごめんね、売れなかったわ」と返室してきます。それもペナルティも無しで。酷い話です。

 

また、このアロットは主にパッケージ旅行用で出すものなので、通常の販売価格より大幅に安く提供されます。ホテルはせっかく自社サイトやOTA等で高く売れる価格をわざわざリアル旅行社に安く提供してしまっているのですね。

 

なんでこんな事するのかというと、理由は2つ。一つはこれまでずっとそうだったから。今までそうだったので、何の疑いもの持たずにただ同じ事を繰り返して変えようとしないホテルも多いのです。

 

そしてもう一つは冬の為。宮古島は夏はいいのですが、冬場はかなり客足が遠のきます。その時に助けてくれるのがリアル旅行社なんですね。飛行機とホテルのパッケージで激安で提供されるパック旅行は大人気!冬に助けてくれるという恩があるので、繁忙期である夏場もリアル旅行社にアロットを提供せざるを得ないのです。OTAだけだと、ホテルは冬死んでしまうんです。

 

航空機もホテル同様、旅行会社にパッケージ用の激安料金を提供しているので、こんな事が起こるのですが、これがLCCの登場で、(LCCはもともと安いので基本アロットを提供しない)各地でホテルパッケージよりもLCCとホテルを別予約の方が安くなってきていて、ホテルパックが減ってきている事情もあります。下地島空港にはLCCも就航予定なので、その点でも今後が楽しみです。

 

このリアル旅行社のやり方は昔は一般的で全国的にみられたものなのですが、東京、大阪の都心部や、もちろん那覇でもどんどん衰退の一途を辿っています。「アロットなんて無くしちまえ!」というホテルがどんどん増えてきています。宮古島はこの傾向が全国と逆行してここ数年、リアル旅行社の力がどんどん強くなってきているのですね。そういう理由で、ホテル予約が非常に取りにくくなっているんです。

 

民泊や新しいホテル等は昔ながらのしがらみが無いので、アロット等も無く、比較的予約サイトで予約が取りやすいのですが、古いホテルは年々予約が取りにくくなってきています。この傾向は宮古島特有の現象です。

 

逆を言えば、宮古島は他の地域よりも予約サイトに宿が少ないので、民泊を掲載すれば予約が入りやすい地域とも言えます。冬はもちろん苦戦しますが、夏場は多少高くても満室になる可能性があります。どうせ180日制限があるので、夏場のみの営業で冬は休業で丁度いいかもですね。

 

宮古島、石垣島まとめ

 

長々と説明してきましたが、要は宮古島のポテンシャルは大きい!という事でした。

民泊を始めるなら、現時点で需要があって安定している成熟期の石垣島より、まだまだ不安定だけれども、これから爆発する宮古島をオススメ致します!

 

もう一度主要データを下記にまとめておきます。

 

2017年の統計 石垣圏 宮古圏
入域者数 139万人 99万人
入域者数伸び率(2016→2017) +11% +41%
空路 103万人 62万人
海路 35万人 36万人
空路 伸び率(2016→2017) +4% +8%
海路 伸び率(2016→2017) +39% +189%
人口 53,734 55,637

 

入域客数

 

宮古圏 八重山エリア
入域客数 入域客数
平成 西暦 宮古圏 空路 宮古圏 海路 合計 石垣圏 空路 石垣圏 海路 合計
平成23年 2011年 331,627 846 332,473 598,659 61,864 660,523
平成24年 2012年 412,942 712 413,654 650,360 63,172 713,532
平成25年 2013年 399,914 477 400,391 855,017 87,947 942,964
平成26年 2014年 430,359 191 430,550 950,503 171,119 1,121,622
平成27年 2015年 502,617 10,984 513,601 914,948 200,103 1,115,051
平成28年 2016年 577,269 125,786 703,055 993,521 254,558 1,248,079
平成29年 2017年 624,375 363,968 988,343 1,033,049 353,597 1,386,646
平成30年 2018年 305,253 196,498 501,751 497,089 187,668 684,757

※2018年は1-6月までの統計

 

宮古圏

http://www.pref.okinawa.jp/site/somu/miyako/shinko/miyakogaikan.html

 

https://www.city.miyakojima.lg.jp/gyosei/toukei/toukei-ichiran.html

 

石垣圏(八重山圏)

http://www.pref.okinawa.jp/site/somu/yaeyama/shinko/documents/documents/kankoutantou.html

 

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