最終更新日 : 2025年8月12日 かねてよりBooking .comでフィッシング被害が発生していますが、Bookingに限らない、宿泊施設一般を狙った新たなフィッシング手法が出てきています。しかも以前より手の込んだやり口です。今日はそんな怪しいメールの全文を注意喚起として共有致します。
フィッシング内容
弊社のサポートメールに直で宿泊についてのお問い合わせがきました。空室状況の問い合せです。弊社では複数の施設をサポートしている為、どのホテルの事が聞いているのに、それには答えず、
「ここでホテルの悪いレビューが紹介されているけど改善されていますか?」
とYouTubeのリンクを張って聞いてくるのです。
見た目は youtube .com / ◯◯◯ とYouTubeのドメインになっているのですが、ハイパーリンクで全く異なるリンク先に飛ばされるようになっていました。手が込んでいます。
例えば以下のリンクをクリックしてみてください
URLはYouTubeですが、弊社の公式サイトに飛ばされるかと思います。
この技を利用して、別のサイトに飛ばしてIDやパスワードを入力させて情報を抜き取るのです。
そのメッセージに対して再度どの宿の事なのか聞いてもその後、返信はありませんでした。
今回は弊社サポートスタッフが怪しいと気づいてリンクにアクセスせず事なきを得ました。
見破るポイント
URLをクリックしなくても別のURLが埋め込まれていないか確認する方法があります。
ブラウザがChromeの場合、リンクにマウスオーバーすればウィンドウの左下に、ハイパーリンクで埋め込まれているURLが出てくるのでアクセスしなくてもリンク先を確認できます。
以下参照
このような怪しいメールが来ていたら返信、アクセスしないよう全スタッフに共有しておきましょう。
過去にあったフィッシングに関しては以下でご紹介していますので参考にしてください
元Booking.com アカウントマネージャー。那覇オフィス立ち上げ時から数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。