Googleの生成AI、Gemini 様々なところで利用されていますが、Gmailと連携させている方はまだ多くはありません。連携させる事で受信メールの内容を盛り込んだ上で返信文を爆速で作成、送信する方法があります。今日はそんな時短のコツをご紹介
デモ動画
百聞は一見にしかず。どのような感じになるかまずは動画をご覧ください
返信するにはたったの4ステップ。文字はほとんど打ちません。
①メッセージへの返信文の作成を指示する
↓
②Geminiが下書き作成
↓
③「↖」マークをクリックしてGmail返信箇所に反映
↓
④送信
以上で完了。です。
Gmailの受信ボックスで全て完結するのでChatGPTに返信文を作成させるより爆速になります
一般的な生成AI利用時
通常であれば生成AIに返信文を作成させる時は下記のようなステップを踏みます。
①受信メールの内容をコピー
↓
②GeminiやChatGPT等のページに移動
↓
③メール内容をペースト
↓
④「この内容に返信文を作成して」と指示
↓
⑤作成された内容をコピー
↓
⑥受信メールに戻る
↓
⑦ペースト
↓
⑧送信
工程が倍にもなります。ページを移動する必要があるので時間もかかってしまいますね。
特に長い内容の時に威力を発揮します。当然英語での返信も可能です
OTAやPMS(管理システム)での返信でも応用可
単純なメール返信だけでなく、宿を運営している場合はOTA(宿泊予約サイト)やPMS(管理システム)でのゲストへの返信にも応用が効きます。
通常、OTAで販売している場合、ゲストからのメッセージが届くとメールで通知が届きます。
メッセージ受信通知の例
内容もメール内に記載されていますが、返信はメール内にあるリンクからシステムに飛んでシステムから送ります
この時に
①メッセージへの返信文の作成を指示する
(上記のパジャマの問い合わせの場合は、「これにパジャマ無しで回答作成して」と指示)
↓
②Geminiが下書き作成
↓
③内容をコピー
↓
④リンクからOTAもしくはPMSのページに移動
↓
⑤ペースト
↓
⑥送信
とやれば自分で文章を作成する必要もありません。長い返信や、ゲストからのフィードバックに対するお礼メッセージの作成には効果を発揮します。
私は「このメールに返信して」という指示文を打つのすらめんどくさがる人間なので、辞書登録して「この」だけで「このメールに返信して」が出るようにしました(時短乞食)
設定方法と費用
この機能は有料のGoogle Work Spaceを利用しているのが前提となります。設定は、Work Space管理アカウントの生成AIの箇所から利用開始するだけ。
無料ではなく、有料版のGoogle Work Space(¥680/ユーザー)を利用しているユーザーが別料金(弊社の場合、¥1,900/全ユーザー)で利用可能になります。
Gmailだけでなく、Google ドキュメントやスプレッドシート、スライドでも同じようにGeminiに指示して反映させられるようなので是非お試しください。凄く便利です!
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。