Agodaで転売予約と直接予約を見分ける方法

最終更新日 : 2025年11月21日勢いを増す宿泊予約サイトAgoda　テレビCMを打つ等して集客力も高く、ホテルや民泊運営者にとっては強い身方です。でもこのAgodaの予約、実はAgodaで直接予約したゲストと、別の代理店経由で予約したゲストがいるのです。今日はAgodaの直接予約と転売された代理店予約の見分け方について宿泊施設側の目線から解説します

 

直接予約、代理店予約とは

OTAと言われる宿泊予約サイトは、裏で他の様々なOTAと連携しています。宿側と契約の無いOTAで予約ができてしまうのです。

Agodaを例に取ると、具体的には下記のような形です

 

直接予約

ゲスト→Agoda→宿

 

代理店予約①

ゲスト→代理店→Agoda→宿

 

代理店予約にはもう一つあって、Agodaが他予約サイトの代理店になっているパターンです。

 

代理店予約②

ゲスト→Agoda（代理店）→元予約サイト（Booking.com等）→宿

こちらは宿がAgodaと契約していないのに勝手にAgoda上で販売されます。元予約サイトとAgoda間で販売契約が結ばれている為です。

 

どちらの場合もホテル側が意図しない販売がされてしまうのでコントロールが効かなくなります。

 

転売予約の判別方法

代理店予約①に関しては、直接予約か代理店予約か予約番号で判別可能です。

 

代理店予約①

・1から始まる10桁の番号 → Agodaの直接予約

・その他の番号（例: 4から始まる番号） → 代理店経由の予約

簡単ですね

 

Agodaが代理店になっている代理店予約②のケースでは、住所と電話番号が以下で通知がきます

 

代理店予約②

電話番号と住所が以下で固定→代理店（Agoda）予約

+886 2035640799
30 08 Prudential Tower, 19 Cecil St bangkok 049712

 

電話番号はゲストの番号ではなく、通じない架空の番号になっています。

ゲストに直接お電話することができずやっかいです。

 

転売予約のゲストへの連絡方法

代理店予約①のケースの予約者の場合、Agodaのメッセージ機能が利用できないため、ホテルから送信したメッセージがゲストに届かない仕様となっています。

ゲストへメッセージを送る際は、以下の流れとなります

 

①宿がAgodaカスタマーサポートにメール転送を依頼

②Agodaカスタマーサポートが代理店へ転送

③代理店がゲストに転送

 

※ただし、代理店からゲストへの転送が正常に行われない場合、Agoda側では対応ができないとのことです。この点、ご注意ください。

 

尚、代理店の予約だけを停止する事はできません。

 

代理店予約②のケースでは提供されるメールアドレスに直接返信すればそのままゲストに届きます。

但し、URLはマスキングされる為、ゲストはアクセスできません。チェックイン情報にURLが含まれる場合は注意しましょう。

 

以上を理解した上でAgodaを利用してみてください。

といっても、宿側の意図に限らず利用させられているのでちょっと大変です。。。

 

他にもAgodaのメリット・デメリットについては下記でまとめていますので参考にどうぞ

Agodaは本当に悪なのか？！Agodaのメリット・デメリットを宿側の視点と宿泊者視点から解説！