公開日: 2017年8月7日
最終更新日 : 2017年9月20日 民泊での支払いは、Airbnb等の予約サイトの場合は、事前決済対応していれば現地でカード支払いは発生しませんが、自社サイトからの予約の場合はどうしていますか?事前払いの場合、スクエアやペイパルを利用している方も多いかと思います。
今日はそんな時に便利なクレジットカード決済のひとつ、スクエアについての最新情報と利用時の注意点をお届けします。
カード決済スクエアとは
ご存知無い方の為に簡単に説明すると、スクエアの使い方は3つ
①現場で専用カードリーダーでゲストのカードを読み込んで決済 (手数料3.25%)
②カード番号とカード裏面のCVCコードをスマホのアプリに手入力して決済 (手数料3.75&)
③メール請求書を送って、記載されたリンク先で決済(手数料たぶん3.25%)
アプリは当然無料。カードリーダーは5000円程しますが、頻繁にキャッシュバック等を行っているので実質無料でカード決済端末が手に入るのです。超規模な宿やカフェでよく目にするので見たことがある方も多いかと思います。
ようは、海外だろうが、事前に支払いを済ませられるので、ノーショーや直前キャンセル対策になるというもの。しかも、決済した代金は、最短翌日には登録の銀行口座に振り込まれるので早いのです。
スクエアがJCBにも対応
そんなスクエアですが、これまでVISA、Mastercard、アメリカンエクスプレスのみの利用でしたが、今回JCBにも対応出来るようになりました。
ただ、今回のJCB対応については、民泊的にはあまり重要ではないかもしれません。理由は下記
- JCBを利用するのは日本人のみ
- 利用には別途審査が必要
- 手数料がVISA、マスターに比べて高い
ですので、民泊としてはあまり利用するメリットは無いのかもしれませんね。どうしてもJCBが必要という方のみどうぞ。
スクエア利用時の注意点
非常に便利なスクエアですが、ご利用の際に注意点があります。それは、
返金が2ヶ月間しか出来ない
というもの。予約がキャンセルになった場合、キャンセル料を除いて返金の必要がありますが、それが、決済から2ヶ月間のみになるのです。
ライバルのペイパルだと、6ヶ月間返金対応出来るのでこの差は大きいかもしれません。
スクエアを利用する際の注意点をまとめると、下記になるかと思います
- 決済は宿泊日の2ヶ月前以降にする(返金対応の為)
- カードリーダーはイヤホンジャック対応なので、iPhone7、iPhone 7 Pluse以降の機種だとリーダーが使えない
- 事前決済は極力繁忙期のみにして、閑散期は現地払いにする(現地払いの方が成約率が高い為)
最後の現地払いの成約率の高さに関してはまた別の機会にご紹介致します。
※ちなみに、スクエアはよくご紹介キャンペーンと称して、紹介した方に報酬を支払うキャンペーンを行っておりますが、今回の記事はそれとは全く関係ありません。完全中立の立場で記載したのでご安心下さい。
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。
「民泊のカード決済に便利なスクエア利用時の注意点 (最近JCBにも対応開始)」への2件のフィードバック