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【沖縄版】OTA集客力ランキング! オススメOTAの組み合わせもご紹介!

最終更新日 : 2023年3月14日

数ある予約サイト、どこが一番集客力があるのか。みなさん気になる所でしょう。各予約サイトは細かい予約数を好評しているわけでは無いので誰もその詳細はわかりません。上場企業にしても全体の宿泊数は出していますが、地域別の細かな数字は一切好評されていないので尚更です。

そこで今日は、元OTA中の人が、沖縄県内主要予約サイトの知り合いと、県内数百以上に及ぶ宿泊施設へのヒアリングから導き出した、沖縄県における予約がよく入るOTAをご紹介します!

沖縄県で最も予約を動かしているOTA

地域差もあると思いますが、今回は沖縄県における集客力という前提でお話します。

能書きはいいのでさっそくご紹介!

OTA集客力ランキング

1位 ブッキング・ドットコム、 楽天トラベル

3位 アゴダ

4位 エアビーアンドビー

5位 じゃらん

6位 エクスペディア

様々なヒアリングの結果、恐らくこんな感じになるのではないでしょうか。あくまでも沖縄県に来る旅行者の総予約泊数を各社がこんな感じで奪い合っているという事です。

少し解説を加えます。

各OTAの解説

同率1位 ブッキング・ドットコム、 楽天トラベル

夏休み等は日本人家族客が増える事もあって楽天トラベルの方が多く、冬場の閑散期はブッキング・ドットコムの方がやや強いという施設が多いようです。施設によっては通年を通して楽天が強い施設、ブッキング・ドットコムが強い施設ありますが、全体としてはほぼ同じ。恐らく総予約数も同程度動かしているものと思われます。多くのゲストにリーチするにはこの2社は必須。

3位 アゴダ

これは意外だった方も多いのでは無いでしょうか。実はアゴダは沖縄では結構強いんです。沖縄を除く九州全体の予約数と沖縄県だけの予約数は同程度だとか。1位と殆ど差は無い上、伸び率でいうと今回ご紹介するOTAの中ではダントツで一位。元々がタイ発祥のOTAだけあってアジアでの知名度は結構なものがあるようです。

バケーションレンタルの掲載に関しては少し使いにくい部分があるので民泊をしている方よりはホテル系の方に馴染み深いOTAです。ツインやダブル等、少人数の集客が強いかと思います。

最近ではバナナマンを起用したテレビCMを全国規模で流す等、勢いを感じます。

4位 エアビーアンドビー

近年大きくシェアを伸ばしているエアビーアンドビー。民泊専門というイメージがありますが、最近では民泊に限らずホテルでも多く利用されています。世界的に利用されている為、インバウンドの集客に向いていますが、日本人の利用も増えています。

5位 じゃらん

日本人を取り込むなら楽天、じゃらんは必須ですが、じゃらんは掲載にあたりFAX必須の為断念する施設も多いかと思われます。日本人の取り込みは中小規模の施設であれば楽天、ブッキング・ドットコム、エクスペディアでまかなえるのではないでしょうか。ランキング的にも4位のエクスペディアと同程度。

6位 エクスペディアYahooトラベル

エクスペディアはどちらかといえばハイクラスホテルに力を入れている印象。中小の施設にとっては、掲載は出来るけどそこまで強い送客力がある感じはしません

Yahooトラベルは中小ホテルも予約可能です。PayPayが貯まる等の連携で日本人に人気です。

Googleトレンドによる裏付け

上記はあくまでヒアリングベースの沖縄県における集客力ですが、実際に海外での知名度をグーグル先生に聞いてみました。グーグルトレンドを利用して上位5社が直近12ヶ月で世界のどの地域で検索されているのかを調べてみました。利用率では無くあくまでグーグルで検索されているかどうかが指標です。

Airbnbが通年で非常に高い数値です。今後の伸びしろと言ってもいいでしょう。

ついで楽天、Agodaという結果に。実際の集客力とはだいぶ乖離があるようです。

Booking.comはマーケットに知れ渡っている為か、集客力の割にあまり検索されていないようです。

民泊・バケーションレンタル系と相性の良いサイト

上記のランキングは純粋に予約泊数がどれくらい動いているかというものです。ホテルも民泊も合わせると上記のような感じになりますが、こと民泊だけに絞るとどうでしょうか。恐らく現状は下記のようになるでしょう。

1位 エアビーアンドビー

2位 ブッキング・ドットコム

民泊はエアビ、ブッキング以外のサイトにも掲載は出来ますが、この2社以外は民泊にはあまり力を入れていないような印象で予約も弱くなります。

現状は両者共によく予約が入りますが、将来的なポテンシャルという意味では先の検索傾向からもエアビーアンドビーに軍配です。

各サイトの特徴一覧

最後に各サイトのメリット・デメリットを一覧にまとめてみました。

予約サイトメリットデメリット国内:海外比率
楽天集客力があり、沖縄での予約数は1,2を争うゲストが日本人に偏る為、週末、祝祭日、夏場の予約に偏りがち平日や閑散期の集客に疑問が残る9:1
じゃらん日本人の集客には強み有りほぼ日本人楽である為、天トラベル同様、繁忙期に偏りがち10:0
アゴダ伸び率が高く、海外比率も高い。ホテル系で特に強みを発揮。テレビCMで日本人への認知も高まっている。民泊系ではシステム的に相性が悪く使いにくい部分がある。2:8
ブッキング集客力があり、国内外比率のバランスが良い。ホテルタイプ、民泊タイプどちらも集客出来る。全て事前決済にするには別システムを入れる必要があり手間と費用がかかる。民泊で事前決済が必要な場合には要注意4:6
エクスペディア国内外バランスが良い。ホテル系に力を入れている全て事前決済にすると手数料が上がる。民泊は姉妹サイトHomeAwayを勧められる事有り4:6
エアビ海外比率が高く長期滞在、平日予約も多い。4名以上のグループ滞在の予約が多いゲストが殆ど海外の為、インバウンドがコケると一気に予約が減る。ホテル系に進出していて、ホテルの集客にも良い2:8

宿泊施設タイプ別オススメ予約サイト

以上を踏まえて、宿泊施設タイプ別にどの予約サイトで販売するべきかのモデルケースを考えてみました。

中規模以上のホテル(30室以上)

今回ご紹介した全てのサイトを利用するのがオススメ。部屋数が多くなると全サイトを使っての総力戦になる。大規模ホテルになると10個くらいの予約サイトを利用している施設もありますが、実質予約がしっかり入っているのは今回ご紹介したOTAになります。

おすすめサイトコントローラー : TLリンカーン、手間いらず、ねっぱん

中小規模アパートホテル(5-30室程度)

ここが一番難しい所。一見、予約サイトを多くすればするほど良いようにも思えますが、予約サイトが増えれば増える程、予約やクチコミが各サイトにバラけて各サイト内でのランキングに良い影響を与えません。

例えば3つのサイトで充分な予約が入るのであれば、わざわざ5つも6つも掲載せずに、3つに集中して他サイトは切るという選択も必要です。そうする事で少ない部屋数の予約を3つのサイトに集約する事が出来、ランキング的に大手ホテルに対抗出来るのです。

例 

100室÷10予約サイト=1サイトあたり10件の予約

40室÷3予約サイト=1サイトあたり13件の予約

予約サイト的には10件入るホテルより13件入るホテルの方がランキングも高く露出が増えるのです。

詳しくは下記をご覧下さい。

小さな宿がOTA(宿泊予約サイト)のランキングアルゴリズム上不利な理由とその対策 

楽天、ブッキング、エアビーアンドビー、アゴダを軸にして、エクスペディア、じゃらんを入れるかは施設の状況によりけり。

オススメサイトコントローラー:ねっぱん、手間いらず

民泊、バケーションレンタル(1棟貸し)

エアビ、ブッキングのみで十分。逆にそれ以上は増やさない方が吉
オススメサイトコントローラー : Airhost

以上、沖縄県における予約サイトの戦闘力ランキングでした!


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