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無人ホテルに移行するベストタイミングと問題点

最終更新日 : 2021年2月21日

コロナ以降、人件費削減を目的にホテルを無人化していきたいというお問い合わせが増えています。これまでフロントにスタッフを配置して通常のホテルとして運営していたけど、人件費を少しでも削減したいという事で無人化を検討しているホテルは多いかと思います。そこで本日は、有人で運営していたホテルが無人化していく際の問題点についてご紹介致します。

無人化の問題点1 支払い

まず問題になってくるのは宿泊代金の支払いです。既にご予約のゲストが事前払いを選択しているのであれば問題ありませんが、現地決済を選択されている場合は大変です。

もし現地決済で予約しているゲストが100名いれば、100人全員にご連絡の上で、

無人化する前に代金をお支払いしてもらう必要があるのです。

全ゲスト料金が違うので、一件づつご連絡して、銀行振り込みなり、カード決済なりを案内する必要が出てきてしまいます。

人件費を削るつもりが、一時的とは言え人件費が大幅にかかってしまって本末転倒ですね。

この支払いをどうするかが、有人ホテル→無人化の最大のネックでしょう。

無人化の問題点2 チェックイン

次にに問題なってくるのはチェックインです。これまで有人で運営してきたので、その前提で来月、再来月の予約も入っているかと思います。ゲストもそのつもりでご予約しているはずです。

その為、全ゲストに無人になる旨の連絡とチェックイン方法を案内していく必要があります。そうしないと、チェックイン当日、ゲストがホテルに到着後、右往左往して結果、低いクチコミにも繋がりかねません。

このチェックイン案内は全ゲストに行う必要はありますが、メール等で一斉に案内出来る為、支払いの案内に比べると楽でしょう。

とは言え、先々の予約が少ない時期の方が手間が減ります。

対応策はあるのか?

この、支払いとチェックインをどうするのかは、2つ方法があって、

①現在入っている予約が完了するまで有人運営を続ける

②1件ずつ案内していく

しかありません。①だと数ヶ月かかる為、あまり現実的ではありませんね。

実際には②を選択する事になるかと思いますが、この際、最も無人化移行に適しているのは

先の予約がゼロ

というタイミングになります。案内する必要がありませんから当然ですね。先の予約がゼロって。。。。そう、コロナで宿泊客が殆どいなかった4月頃はベストなタイミングだったのです!

ここで過ぎた事を悔いても仕方が無いので、次にベストなタイミングはいつかというと、

現地決済で予約済みのゲストが最も少ない時

となります。

「問題点」でご紹介した、チェックイン方法はいずれにせよ全ゲストに行う必要がありますが、もうひとつの支払いの案内の事を考えると、現地払いを選択しているゲストが少なければ少ない程、連絡の手間が減るので楽に無人ホテルに移行できるのです。

そんな時ってあるの?と疑問に思うかもしれませんが、あるのです。そう、今です!

現在多くのホテルでGoToトラベルキャンペーンに参画しているかと思いますが、GoToの多くを占めるOTAからの予約は、事前決済がGoTo割引を受ける条件となる為、殆どの予約が事前決済になっているのです。普段は現地決済を選択するゲストも50%還元が受けられる事もあって、事前決済を選択します。

これは無人化に移行するにはまたとないチャンスです!ここまで事前決済の割合が増えたのは歴史上初めてです。

最近は8泊以上の予約がGoTo除外されたり、大阪市、札幌市も除外されたりと、除外枠が増えてきています。今後も細々とした除外は増えてくるでしょう。GoTo割引が無いのであれば、ゲストが現地決済を選択する数も増えてきてしまいます。

また、GoToキャンペーンは5月頃まで延長される可能性も出てきていますが、いずれ終わります。終わるとまた現地決済のゲストが増えてきますので、無人化に移行する手間も増えてきます。

今後は宿泊客も徐々に戻ってくる為、もしいずれ無人化を検討しているのであれば、

極力予約が少ない、かつ現地決済の割合が少ない今のうちに移行しておくのが手間がかからずベストなタイミング

となるでしょう。

コロナで非対面が求められている点でも、今がピークでしょう。非対面はゲストへのコロナ対策のアピールにもなりますので、早い方が良いかと思います。

ホテル無人化をご検討している参考になれば幸いです。

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