民泊におけるリスク分散の考え方について予言してみる

今日は民泊におけるリスク分散の考え方について少し考えを巡らせてみたいと思います。インバウンド需要もあってあまりリスク分散なんて考える事なんてなかったかと思いますが、少し頭の片隅においておいても損は無いでしょう。イザという時に役に立つかも!?

宿泊業におけるリスク

2019年4月に大手予約サイトの楽天トラベル、ブッキングドットコム、エクスペディアに独占禁止法違反の疑いで捜査が入りました。11月に楽天トラベルにおいては「違反無し」として捜査が終了したのは記憶に新しい所です。

最近グーグル、アマゾンを始めとした大手プラットフォーマーと呼ばれるサイトへの締付けが厳しいのでその一環での見せしめ的な側面は否めませんが、これが仮に1社でも「違反有り」となって数週間でも営業停止になったりしたらどうなるでしょうか。その1社に依存している宿は相当な痛手になるのではないでしょうか。

独禁法で無くても、例えば予約サイトのランキングアルゴリズムや方針が変わった為に一気に予約が減ったり、すると1社に依存している場合は結構「打つ手なし」になってしまう事が多いのではないでしょうか。宿泊業のリスクは台風等の自然災害だけでは無く、案外こういう所にもあったりするのです。

たまごは同じカゴに入れるな!

ビジネス業界一般の用語で「たまごは同じカゴに入れるな!」というものがあります。リスク分散の考え方を表した言葉で、例えばたまご10個を同じカゴにいれてしまうと、そのカゴを一つ落としただけで卵が全部割れてしまうのでリスクが大きい。なのでたまごは複数のカゴに入れましょうという考えです。そうすれば、一つカゴを落としても、別のカゴに入った卵が生きているので、致命傷は避けられるというものです。株式投資等でも分散投資は王道で、この考え方に基づいています。

沖縄での民泊のリスク

ところが、沖縄ではカゴを一つしか持っていない民泊物件が多いんです。具体的にはAirbnb一本で販売している民泊です。Airbnbが駄目という意味では無く、一本で販売していると、そこになにかあった時にモロに影響が出るという事です。日に日に存在感を増しているAirbnbに独占禁止法が適用されないという保証もありませんし、Airbnbの方針転換で急に予約が入りにくくなってしまってはなかなか立ち直れません。

以前に予約サイトのランキングアルゴリズムのエントリで紹介しているように、ある程度予約サイトを絞る事も戦略の一つですが、将来のリスク分散の面からいつでも予約サイトを増やせる準備をしておくのは必要でしょう。そうしておく事で、繁忙期には予約サイトを絞って、手数料の安いサイトで販売したり、閑散期には予約サイトを増やす事で予約を少しでも多く取り込む等の柔軟な対応が取れます。

沖縄の民泊 今後の予測

これまではAirbnbだけで予約が結構入っていたので、Airbnb一本で問題ありませんでした。弊社で調査した限りでも、沖縄でもそういった宿が結構多いと予測されます。ところが最近では競合の民泊も増え、Airbnb以外の予約サイトも民泊の掲載を始めた事もあって、なかなかAirbnbだけでは予約が十分に入らない宿も増えてきています。今年は特に国際情勢もあって苦戦している方も多いはずです。

東京や大阪ではサイトコントローラーを使ってAirbnb+他複数予約サイトで販売する事が多いのですが、今後は沖縄もそれが当たり前になっていくものと予想されます。もし予約の入具合が弱いなと思った場合は、カゴの数を増やしてみる事も一度ご検討下さい。


コメントする