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Booking.comでついに事前決済のみの販売が可能に!【Booking.comペイメント】

最終更新日 : 2023年10月17日

本日は待ちに待ったBooking.comの事前決済縛りの機能について!これまでは事前決済と現地決済を併売する必要があったのですが、Booking.comペイメントという新機能により、全て事前決済での販売が可能になりました!無人運営の民泊やスマートホテルには嬉しい機能!本日はこのBookingペイメントのメリットデメリットをご紹介致します!

Booking.comペイメントとは

Booking.comペイメントは、予約時にBooking.comが全ての代金を徴収する事前決済機能の事

Booking.comでは数年前にようやく事前決済を導入しましたが、事前決済と現地決済の両方で販売する必要があり、どちらで予約するのか選ぶのはゲストだったのです。

現地決済を選択されると、ホテルは現地で代金を受け取るか、StripeやSquareなどのカード決済サービスを利用してどうにか事前に代金を受け取っていたのです。

この面倒な手間を無くす事ができるのがBooking.comペイメントなのです。

設定すると、下記のように現地決済を選ぶ事が出来なくなり、今払うかチェックイン数日前に払うかのみが選べます。

設定方法

施設タイプによって設定できるタイプ、できないタイプがあります。

ヴィラやバケーションレンタル等の1棟貸しタイプのカテゴリでは設定可能ですが、ホテルタイプでは設定ができません。

設定出来ない場合はBooking.comに依頼して施設タイプを変更してみてからお試し下さい。

下記から簡単に設定可能です

宿泊施設>ポリシー>その他のポリシー>ゲストの支払い方法

設定後、48時間以内にBooking.comペイメントの受付開始になります。

若しくは、ファイナンス>オンライン決済サービス からもお申込み可能です。

既存の施設は「Booking.comペイメント」では無く「オンライン決済サービス」と表記されている事もあるようです。

導入のメリット

メリットはなんといっても、手間が減らせる点でしょう。

現地決済のゲストも、Stripeというシステムを組み込む事で擬似的にカード決済を自動化する事ができますが、カード自体が利用不可なカードである事も多く、そうなるとゲストに連絡して新しいカードを登録し直してもらうという手間がありました。

Bookingペイメントでは予約時にBooking.comが決済を代行してくれる為、このような手間暇が一切かからないのです。まさに時短!!

また、導入するとBooking.comの手数料が引かれた額が毎月指定の口座に振り込まれる為、これまでのように毎月の振込みやカードでの支払いが不要になります。これまた手間が省けます。

さらに、Booking.comペイメントを利用する事で、ペイパルやAliPay等にも対応するとの事。

日本ではまだペイパルのみのようですが、追って対応してくるでしょう。今後インバウンドが復活してくる事を考えると、クレジットカード以外の選択肢を用意しておくのは重要です。

導入のデメリット

デメリットは追加手数料が発生する点です。通常の手数料+2.3%の手数料が発生します。

現地決済を受け付けている施設は2.3%分余分にかかってしまう為ご注意ください。

無人運営の施設に関して言えば、Stripeを利用して決済すると3.6%がかかる為、逆に安くなりますね。

また、楽天もじゃらんもカード決済手数料は別途2%かかっていますし、Expediaも事前決済のみの契約にすると手数料が2%上がる為、他社と大きくはかわりません。

むしろメリットの方が大きいでしょう。

無人ホテル、スマートホテル、民泊では必須の事前決済。Booking.comペイメントを導入してあのめんどくさい集金業務から開放されましょう!

導入の落とし穴

良いことずくめのように聞こえるBooking.comペイメントですが、導入しない方が良い場合もあります。

導入しない場合、事前決済と現地決済はゲストが選ぶ形ですが、それでも、現時点では8〜9割が事前決済で予約になる為です。

その場合、たとえ事前決済で予約が成約しても2.3%は加算されず、通常の手数料率となるのです。

なぜゲストは多くの場合事前決済を選ぶのかというと、事前決済の方が安くなるように設定されているのです。Booking.com側が事前決済に誘導する為に、Booking.com負担で値引きしているのです。いわゆる「マージンカット」と言われる手法です。

↑「現地で支払う」を選択すると値引きがありません

Booking負担での割引がいつまで続くのかは不明ですが、事前決済の割合が多い間はBooking.comペイメントに移行して無駄な2.3%を払う必要はなさそうです。

判断基準としては、

  • 導入して1〜2割の現地決済ゲストを追いかける手間とノーショーのリスクをゼロにするか
  • 導入せずに2.3%の手数料を削減するか

を天秤にかけてご判断ください。

仮に100万円の売上の宿だとBooking.comペイメントを導入すると23,000円手数料が上がります

導入しない場合、10万〜20万の現地決済が見込まれ、回収の手間、ノーショーのリスクが発生するというイメージです。

導入するかどうかはケースバイケースですのでご自身の宿でシミュレーションしてからご判断ください!

尚、Booking.comペイメントを導入せずに現地決済を追いかける手間を自動化しつつノーショーのリスクもゼロにするいいとこ取りの方法も下記で解説していますのでご興味ある方はどうぞ!