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【読者からの相談】コロナで売上が半年間ゼロ!運営代行会社の変更を検討中!どうしたらいい?

最終更新日 : 2020年11月13日

今回は久しぶりに読者からの相談コーナーです。読者がかかえるお悩みに「弊社ならこうする!」というのをご紹介します。今回はコロナで売上ゼロが続く民泊オーナー様からのお悩み相談。同様のお悩みをかかえる読者は多数いらっしゃるかと思いますので参考にしてみて下さい。

読者からの相談メッセージ

下記が読者(Aさん)から寄せられたメッセージです。

メッセージ本文:

お世話になります。

◯◯と申します。

現在、沖縄県北部で戸建て物件を所有し、民泊(旅館業)を運営しております。

運営代行業者へ委託しておりますが、コロナ以降、ほぼ売上はゼロになっております。

現在の運営代行業者はほぼインバウンドでの集客だったため、国内需要をまったく取り込むことができず、

Gotoトラベルの恩恵を受けることもできません。

一応、Gotoトラベルの対象施設には登録されたものの、OTAサイトからの予約は宿泊のみであるため、航空券と一緒に予約をする観光客を取り込むことはできず、依然として予約ゼロの日が半年以上続いています。

そこで、運営代行業者を変更することも選択肢に含め、今回メールをお送りさせていただきました。

御社での運営状況はいかがでしょうか?

よろしくお願い致します。

Aさんと同様の民泊オーナー様は非常に多くいらっしゃるかと思います。お悩みを要約すると

  • コロナで半年間売上ゼロ
  • 運営代行業者の変更を検討中

という点かと思われます。

弊社からの回答

下記が弊社からお送りした回答となります。

弊社ウェブサイトからのお問い合わせどうもありがとうございます。マイズインバウンドです。

また、現在のご状況の共有もありがとうございます。

弊社で管理する運営状況との事ですが、弊社でお手伝いしているオーナー様の物件は完全に2極化しております。

戸建てタイプの大型物件ほど予約が少なく

アパートタイプの小人数向け模物件ほど予約が活発に動いています

コロナで大人数での旅行が敬遠される中、個人旅行や少人数向けの宿泊施設に予約が集中するのがマーケットの流れかと思われます。

そういった意味からも戸建ての3LDK物件等はかなり苦戦しております。

また、日本人はインバウンドと違い滞在日数が短くなります。滞在日数が短いとネックになるのが民泊タイプ物件の「清掃費」です。

戸建てタイプだと1万円前後/滞在の清掃費がかかる為、短い滞在だといくら宿泊費を安くしても清掃費で割高になってしまうのです。

対策としては、3LDKのうち2部屋を立ち入り禁止にして1LDKにして清掃業者と交渉してその分清掃費を安く抑える事で少人数向け宿泊施設にしてみるというのも対策の一つかもしれません。

インバウンドが戻るまでは色々な方法を試した上で乗り切るしかないものと思われます。

代行会社の変更を検討中との事ですが、このような状況の中、恐らくどこの代行会社でも大きく収益を増やす事は出来ないものと思われます。

乗り換えご検討の場合は弊社でまとめた下記の記事も参考にされて下さい。

どうぞ宜しくお願い致します

マイズインバウンド株式会社

その他に出来る事

予約が全くといっていいほど入らない場合に最も効果的なのは

  • 料金をマーケットに合わせる
  • リーチを広げる

の2点になります。コロナの影響も大分落ち着きをみせている為、これをしっかりやっていれば少なくともゼロという事にはならないはずです。

料金をマーケットに合わせるのはわかりやすいかと思いますので割愛します。

リーチを広げるというのは、具体的には、

利用するOTAを増やす

という事です。(OTAは多ければ多い程良いというものではありませんのでご注意下さい。)

質問者さんは北部で民泊をしていてインバウンド主体だったという事から、恐らくAirbnbのみでの集客だった可能性があります。

Airbnbは最近では日本人利用者も増えていますが、日本人の取り込みにはやはり楽天トラベルやじゃらん、Booking.comといったOTAが必要となります。これらのOTAは日本人利用者は多いのですが、代行業者目線でいうと非常に「使いづらい」のです。

楽天トラベルもじゃらんも民泊に必須の「清掃費」という設定が出来ないません。それが理由で、清掃費を料金に上乗せして泊数で按分する為にその分の連泊プランを作製する必要が出てくるのです。それが面倒で利用しない業者もあるかもしれません。

さらに楽天トラベルで言えば、新規参画ページで新規登録を一時停止しています。

https://travel.rakuten.co.jp/info/hotel_msg.html

コロナで各施設が一気に日本人客を取り込みに来た為、楽天トラベルに登録が殺到し、さばききれていないのでしょう。

登録の仕方を知らない業者もいらっしゃるかもしれません。

Booking.comに関しては、支払いを「キャンセル可能な事前決済縛り」にするには少しコツが必要な為、そもそもそれを知らずに扱っていなかったり、仕方なく「支払い確約ーキャンセル不可」のポリシーを利用している代行業者もいます。キャンセル不可では繁忙期以外では予約がはいりません。

民泊となると楽天やじゃらんよりもBooking.comの方が相性が良いのですが、うまく使い切れない場合は集客が苦しくなります。

パッケージ旅行客を取り込めていない?

質問者さんは「OTAからの予約は宿泊のみ」と思われているようですが、楽天トラベルは沖縄県内の予約の約半分近くが航空券パッケージ予約だそうです。ちゃんとOTAでもパッケージ予約は取れます。

ただ、パッケージの販売となると、「24時間有人もしくは10分以内に駆けつけ可能な宿泊施設」という縛りがあったり、宿側からゲストに連絡が取れない等の成約があったりする為、民泊では現実的に販売は難しいでしょう。

それでもパッケージでは無い宿泊施設単体での予約も多くある為、パッケージを取り込めないから売上ゼロというのは考えにくいでしょう。

予約を取り込む方法

予約が全く入らない場合の最大の原因は先にあげた、「料金がマーケット価格に合っていない」からなのですが、料金以外の面での差別化を考えてみました。

ペット可民泊

なんてどうでしょう? 犬の飼育数は減少傾向ですが、猫は増加しています。

https://www.nippon.com/ja/japan-data/h00457/

合わせて、動物病院は勢いよく成長しています。

https://www.idexxjp.com/cmp/trivia/04.html

これは、ペットを大事にしてお金をかけている事の現れでしょう。

病院に連れていく程かわいい。家族同然に扱っているのです。そうであれば、一緒に旅行に行きたいという潜在客もいるのではないかと考えられます。

それに対し、楽天トラベルで沖縄県内のペット同伴可能な施設を検索すると

2448軒中、83軒  全体のわずか3.4%

しかないのです。

需要は伸びている(可能性がある)のに供給はほぼ無いのですから少しは取り込めるのでは無いかなと思った次第ですが、路線変更は自己責任で(無責任)

ちなみに、ペットを宿泊させると匂いが気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は「オゾン消臭機」なるものがあるので、かなりきつい匂いも綺麗サッパリ消し去ってくれます。業務用のオゾン消臭機であれば、喫煙部屋のヤニの匂いも全く感じなくなる程に協力ですので覚えておいて下さい。

鬼滅民泊

他にも、歴代最速の勢いで売上を伸ばしているアニメ「鬼滅の刃」風の部屋にして部屋に刀を置けば流行りに乗じがゲストを取り込めそうです。主に子供向けなので年末年始の休暇には間に合いそうです。(インバウンドが戻る頃にはインバウンドにもそのまま使える?)

「鬼滅の刃」と謳ったり、キャラクター人形等を置くと著作権にひっかかりますが、主人公の緑と黒のいち松模様の着物を置く程度であれば一般的な柄なので問題無いのでは無いかと思います。(たぶん)

ペットや鬼滅の刃はあくまでも一例として上げたのでうまくいくかは分かりませんが、「弊社からの回答」で説明した、一時的に少人数向け施設にシフトする等、マーケット需要を元に試行錯誤を繰り返していくしか生き残る方法は無いと思われます。

他にもこんなホテル、民泊を運営する上でお悩みがあればご相談下さい。ブログに掲載するという前提で回答させて頂きます!(ブログネタ下さい!ww)

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