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【撤退情報】沖縄県 ホテル・民泊関連企業の撤退・倒産情報まとめ

最終更新日 : 2023年11月5日

昨年の今頃は、オリンピックも控えてインバウンドバブルもありイケイケドンドンだった沖縄観光。特に宿泊業は国内外からの大きな投資もあり非常に活発に動いておりました。その後コロナウイルスで一気に冷え込んだのは説明不要でしょう。

そこで本日はコロナの影響で倒産・長期休業・沖縄を撤退した宿泊関連企業をまとめてみました。景気の悪化を煽る目的ではありません。企業が撤退したとは言っても、宿泊施設というハコはそのまま存在しています。プレイヤーが入れ替わってさらに沖縄観光を盛り上げてくれると信じております。近い将来そういった「復活ホテルまとめ」のようなエントリも書いてみたいですね。

沖縄県内企業

かりゆし(本社移転・撤退)

株式会社かりゆしは沖縄県内で9つのホテルを運営する企業。これまで「とまりん」に入居していた本社を、恩納村の同社が運営するホテル内に移転する事で経費削減を図るという事です。

合わせて「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」が2022年1月に、入居する複合ビル「とまりん」から撤退する方針である事も明らかになっています。

2021年10月いっぱいでかりゆしアーバンリゾート・ナハが閉館する事が決定しました。

沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ、10月閉館へ コロナ禍で経営圧迫 沖縄タイムス 2021年9月2日

「かりゆしカンナタラソラグーナ」の指定管理者契約を解除して3月末で撤退する事も決まっている。

そのような取り組みで費用を削減する事で雇用維持を守るという事です。

いずれ復活する沖縄観光業。人材を確保する事で復活の狼煙をあげられるのではないかと期待しています。

かりゆし本社、恩納移転 雇用維持へコスト削減

かりゆしアーバンリゾート・ナハ、とまりん撤退へ 経営困難と判断


コンビニアム(一部撤退)

沖縄県内で広く民泊管理を行っているコンビニアム。

事業縮小により、北部地区の民泊管理から撤退。

母体はデベロッパーの「日建開発」の為、しっかりしている。

観光業が復活するタイミングでの今後の巻き返しが期待される。


内地系ホテル

フェリーチェ(倒産)

大阪に本社を置くホテル運営のフェリーチェ。沖縄ではおもろまちに「ホテルストーク」を運営していましたが、コロナで業績が悪化し、2021年3月に破産開始決定。沖縄のホテルストークは2020年9月に他社に譲渡済み。負債総額が10億円を超える大型倒産となっているそうです。

WBFホールディングス(民事再生)

WBFといってもピンと来ない方もいるかもしれませんが、沖縄県内の具体的なホテル名をあげるとご存知の方も多いでしょう。

  • 琉球温泉 瀬長島ホテル
  • ホテルWBFアートステイ那覇
  • ホテルWBFリゾートイン石垣島
  • ホテルWBF PORTO石垣島 (旧ホテルWBF石垣島)
  • ホテルWBF MARCHÉ石垣島
  • ホテルアクアチッタナハbyWBF

ウミカジテラスの上に立つ瀬長島ホテルや、国道58号線沿いの屋上プール付きホテルを運営するホテルグループです。全国にも多くのホテルを運営しています。

そのWBFホールディングスが2020年6月30日に大阪地裁に民事再生法の適用を申請しています。

沖縄県内の施設は正確には別会社「WBFリゾート沖縄」が運営しており、事業は継続していますが、株式の99・75%を保有する親会社が民事再生に追い込まれた形です。

沖縄県内のWBFグループホテルもコロナで休業していましたが、7月1日からは営業再開しているようです。

私も以前にWBFホテルさんとお仕事をしていたので分かるのですが、現場の方が非常にフットワークが軽く、いずれのホテルも那覇市内でもトップクラスの売上を誇ります。マーケットの復活と共にまだまだ伸びていくものと思われます。今後の巻き返しに期待したい所です。


ホテルアレキサンダ-ロイヤルリゾ-ト沖縄 (長期休業)

https://www.hotelalexandergroup.com/okinawa

那覇市港町にあるホテルで、株式会社ALEXANDER&SUN (本社 東京)が運営。元かんぽの宿だった施設の所有権を同社が取得して運営していたが、コロナの影響もあり2020年2月から休業中

インバウンド主体で集客していた事もあり稼働の見通しがつかないのではないでしょうか。ホテルの担当者も中華系担当者を置いて中国からのインバウンドにかなり力を入れていたのが伺えます。

公式サイトから「予約」に進むと、Trip.comとBooking.comのサイトに遷移しますが、いずれも販売停止中の案内が出ています。

再開するとすれば、インバウンドが復活する可能性のある来年以降でしょうか。沖縄のインバウンドを盛り上げて欲しいですね。


外資系ホテル

OYO (撤退)

OYOはソフトバンクからの出資を受けて世界展開するインドのホテルフランチャイズ企業。既存の中小ホテルをOYOにリブランドする事で一気に拡大してきた勢いのある企業です。

昨年は日本全国で1000人の人員を確保するという事で沖縄含め各地で人員採用を行っておりましたが、コロナの影響で一気に事業縮小。現在は東京本社のみになっているとか。

沖縄でもいくつかのOYOホテルが展開していましたが、

  • 最低額保証契約を反故にする
  • 予約サイト販売がうまく出来ていない

等で予約も入らず契約解除が続出。コロナを理由に撤退していますが、コロナが無くても撤退していた可能性は否定できません。

私も以前にOYOの日本代表の方とお話した事があるのですが、「OTA出身者や業界経験者はあえて採用していない」とハッキリ言っていたのが印象的です。つまり販売に関しては素人集団だったようです。

OYOブランドといっても、販売するのは楽天やじゃらん等のOTA経由が98%で自社予約はわずか。実質はホテルコンサルのような企業なのですが、経験者は採用しないという方針。

実際にOYOに加入していたホテル(契約解除済)に直接話を聞くと、自慢のAIによるプライシングも実は当初は全く作動していないにも関わらずAIで最適化します!と言って営業していたのですから少し残念です。

特に契約を守らない点に関しては全国的に問題になっていたので、コロナが落ち着いてもしばらくは営業活動は難しいのでは無いかと思われます。


民泊系

エアサポ(撤退)

エアサポは全国展開する民泊運営代行会社。1000件以上の運営代行をこなしていた業界大手企業です。そんなエアサポもコロナの影響で沖縄撤退。現在では東京からの遠隔サポートに移行している所のようです。

最近では「オキサポ」名称でサービス展開していますが、中身はエアサポの沖縄事業部です。

久茂地に沖縄本社も構えていますが、沖繩の人員削減によりスタッフは常駐しておらず、実際の運営は東京からのサポートとなるそうです。


IKIDANE(撤退)

こちらも全国展開する民泊大手企業です。コロナによる民泊の業績悪化に伴い沖繩撤退をオーナーに通知

那覇市内にカギの受け渡しステーションを開設した直後のコロナショック。タイミングが悪すぎました。IKIDANEさんに責任はありません。

ウェブサイトに沖繩営業所の記載はありますが、電話も繋がらない為、営業実態は無いようです。

https://ikidane.jp/company/

民泊運営代行は個人で行っていた方も多く、コロナで人知れず廃業した方々も多いようです。

本文とは関係ありませんが、IKIDANEさんのサイトのトップ画像がOYOと同じww 

コーポレートカラーも同じ赤で、子会社かと見紛うww ↓

以上、宿泊関連企業の沖繩撤退・倒産・長期休業情報でした。新しく状況が変わった場合や、誤った情報がある場合はお知らせ下さい。修正・削除させて頂きます。

どこの企業も厳しい状況が続きますが、コロナは収束しつつあります。また以前のような活気に満ちた業界になる事を祈っております。いや、なる!

弊社ではホテルのウェブ集客サポートや運営代行を行っております。売上が上がらずにどうしようもなくなる前に、一度お問い合わせ下さい。お力になれるかもしれません。


「【撤退情報】沖縄県 ホテル・民泊関連企業の撤退・倒産情報まとめ」への1件のフィードバック

  1. エアサポは沖縄の民泊を紹介して権利金を取ってほとんど管理は放置状態です。
    オーナー赤字で撤退しても権利金の返還は一切なし。また新しいオーナーを付けては撤退の繰り返しで、素人オーナーを食い物にして権利金で儲けています。
    沖縄民泊の闇ですね。

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