民泊・無人ホテル運営代行 | マイズインバウンド

沖縄県 民泊運営代行 無人ホテル運営代行
Mon - Fri

10:00 - 17:00

【スマホ撮影】ホテル・民泊の写真撮影のコツ3選!素人でもこれを守るだけで見違える写真に!

最終更新日 : 2020年6月17日

宿泊施設のウェブ販売において、ホテル・民泊・バケーションレンタル問わず写真は料金調整の次に重要です。販売数を大きく左右する為、その道のプロに依頼するのが一番なのですが、日程や金額等でそうも言ってられない施設も多いかと思います。そこで本日は、これまでスマホだけで数千枚に及ぶ宿泊施設の写真を撮影してきた私が、スマホでホテル・民泊を撮影する時にこれだけは外せないというポイントを3つ(広角レンズ・自然光・しゃがむ)を紹介致します!簡単に実践出来て費用も殆どかかりませんので、一度お試し下さい。

写真撮影料金の相場

プロに依頼する場合の料金からおさらいしておきます。カメラマンの腕にもよりますが、15000円〜50000円。この金額が払える場合はスマホで撮影せずに迷わずプロに依頼して下さい。素人がやるのとは出来が違います。

Google検索で「沖縄 民泊 写真撮影」で上位に掲載されているクラウドソーシングサイトを例に取ってみます。

https://curama.jp/cameraman/business/okinawa/

民泊等のバケーションレンタルだと大体2万円前後からになります。

Airbnbに掲載のサイトだと、宿泊費から差し引きでカメラマンに依頼する制度もありますが、あれも大体15,000円位からになります。

実績のあるカメラマンだとさらに高くなり3〜5万円。ホテル等で部屋数が多いものだと数十万にも登る事もあるようです。

数万円であれば、民泊なら数泊分で元が取れます。初期費用はケチるべきではありません。

プロに撮影してもらうのがベストですが、例えばこんな理由がある場合等は自分で撮影するのも手です。

  • 模様替えしたので急遽1部屋のみ撮影する必要がある
  • 雨が多く、晴れの日の日程調整が難しい為、梅雨が終わる時期までの間だけ自分で撮影した写真を利用したい
  • 大至急写真が必要

繰り返しますが、時間にもお金にも余裕がある場合は、プロに依頼して下さい。初期投資は惜しまずに!

ポイント1 広角レンズ

ここからはスマホ撮影のコツをご説明します。まず準備したいのが広角レンズ。といっても大層なものは必要ありません。スマホカメラに簡単に着脱出来るこんなもので大丈夫です↓。

アマゾンで3,000円前後で販売しています。

100均で売っているようなのはダメです。あれは魚眼レンズでフチ側が丸くゆがんでしまい、ちょっと違和感のある写真になります。3000円位のものだとフチも歪まずにキレイな写真が撮影出来ます。

ちゃんとした広角レンズだとこのようにキレイに撮影出来ます。

スマホ 広角レンズ amazon

ちなみに、最新のiPhone11等には広角レンズが搭載されているので別途購入の必要はありません。

広角レンズの良い所は、狭い部屋でも全体を撮影出来る点。ベッドルーム等は普通のカメラだと全体が入り切らないのですが広角レンズで撮影すると全て収まります。下記を見比べて見て下さい。

通常レンズ

広角レンズ

同じ部屋でも映り込む範囲が全く違うのが見て取れるかと思います。撮影時には極力広角レンズを利用しましょう。

ポイント2 晴れた日に撮影

建物外観は曇りの日よりも晴れた日に撮影した方が良いのは想像出来ると思いますが、晴れた日の撮影は外観を撮影する為だけのコツではありません。内装を撮影する際も必ず晴れた日の日中に撮影するようにしましょう。

理由は室内撮影時の自然光。意外かもしれませんが、室内撮影時にフラッシュを焚くのは厳禁です。フラッシュを焚くことで室内が平面的になってしまい魅力が上手く伝わらないのです。

フラッシュは焚かずに、カーテンを明けて太陽の自然光を取り入れて撮影するといい感じの写真が撮影出来ます。

下記はフリー素材サイトからの例

プロカメラマンに依頼する場合、晴れた日に撮影する為の日程調整が難しいかと思いますが、自分撮りなら柔軟に調整できるのでオススメです。

ポイント3 しゃがんで撮影する

これは結構意外なコツだと感じるかもしれません。なぜしゃがむのかと言うと、天井まで含めて撮影する為です。部屋の写真を撮影するのに天井???と思うかもしれませんが、天井まで入れるようにすると妙にソレっぽい写真になるのです。百聞は一見に如かず。下記を見比べてみて下さい。

立ったまま撮影

しゃがんで撮影

どうでしょう? なんとなくソレッっぽい仕上がりになっているのではないでしょうか。両方とも広角レンズです。ベッドも広く見える効果があります。この写真はもう少し天井を入れてもいいかもしれませんね。床と天井が映る割合は同じ位がベストだと言われています。床と天井が入るようにするという意味でも、先にご紹介した広角レンズは必須になってきますので参考にして下さい。

お時間ある方は、大手ホテルのサイトの室内写真を試しに見てみて下さい。殆ど全ての部屋の天井が写り込んでいる事に気づくはずです。プロが撮影した部屋はほぼそうなっているかと思います。

ポイントビフォーアフター

3つのポイント「広角レンズ・自然光・しゃがむ」を全て無しにした写真と、全て取り入れた写真との比較をどうぞ

全て無し

全て込み

いかがでしょうか。全く同じ部屋とは思えない感じに仕上がるのではないでしょうか。ド素人でも3つのポイントを抑えるだけでこうなります。

ちょっと白飛びしてるのはご愛嬌。

オマケですが、部屋だけで無く、建物も「広角レンズ+しゃがむ」でいい感じになりますよ。

ただのかねひでもこの通り!

※逆光なのはお許し下さい。。。

その他のコツ

上記3つのポイント 「広角レンズ・天気・しゃがんで天井も写す」を取り入れるだけで見違えるかと思いますが、さらに予約サイトでの成約率を上げる為の細かなポイントも少しご紹介します。

画像補正

画像補正ソフトは色々あるのですが、今回はMacに標準搭載されている「Preview」の補正機能をご紹介します。他のソフトにも似たような機能はありますのでご参考にして下さい

Shadow・Exposure

光の度合いを調整する機能。暗い部屋を明るく修正出来ます。

下記をご覧下さい。Exposureは分かりやすくする為にわざと強調していますが、こんな感じで光の具合を調整出来ます。

補正前

補正後 Shadow

補正後 Exposure (わざと大げさにしています)

光の具合はここまで強力にならないように調整可能です。写真の具合によって調整してみて下さい。

この機能は室内撮影では良く使うので覚えておいて下さい。

Saturation

これは屋外撮影で力を発揮する機能。空と緑をイキイキさせる魔法の機能です。庭や緑がウリの施設は使ってみましょう。

Saturation前

Saturation後

インスタなんかでもある補正機能ですね。空の青さ、緑の濃さが際立ちます。ちなみに、海の青さも増します。

HDR機能

HDR機能はスマホに標準搭載されている機能ですが、オーシャンビューのお部屋や景色の良い部屋で特に効果を発揮します。

オーシャンビューの写真は部屋から海が見えるので上手く撮影出来ればそれだけで集客出来るのですが、いざ普通に撮影すると、まず逆光で海が見えません。海に焦点をあわせると、今度は部屋が暗くなってしまって室内が写りません。これをHDR機能は両方を撮影して合成してくれます。

具体例で説明します。

外に焦点を合わせた場合。外の景色は良く見えますが、室内が真っ暗

室内に焦点を合わせた場合 逆光で外が見えません。

HDR機能オンにして撮影した場合 外も中も上手く映るように自動で修正してくれます。

景色をアピールしたい時には覚えておきましょう。

角から撮影・まっすぐ撮影

部屋は基本的には角から撮影します。一方の角だけでは無く、反対側の角からも撮影して下さい。部屋の全体像が伝えられます。

ただ、全てが角から撮影すればいいというものでは無く、まっすぐに撮影した方が良い場合もあります。例えばキッチン

このように真っ直ぐに撮影した方が全体像が入る事もあるので覚えて置いて下さい。

他にはベッド

ベッドもあえてこの正面の角度から撮影するのもプロがよくやる手法でえす。なんかドーン!って広く感じます。普通のダブルベッドサイズです。

窓が白飛びしてるのは、町中で外の景色が建物だけだったので少し隠しています(笑)

枚数

枚数は民泊等の一棟貸しなら25枚以上。ホテルであれば50枚は欲しい所です。その際に下記を含めると成約率が上がるのでご参考に

  • 部屋4枚以上
  • 水回り(バスルーム・トイレ)
  • 外観
  • アメニティ
  • 近隣施設
  • 窓からの景色(景色が良い場合)

必ずプロに依頼した方が良いケース

以上のコツである程度素人でもソレっぽい写真が撮影出来ますが、是が非でもプロに依頼した方が良いケースがあります。それは

ドローン撮影

です。海が近い宿は上空から撮影する事でその近さをアピール出来るので、ドローン撮影は必要です。その為だけに個人でドローンを購入するくらいなら、いっそプロにドローン撮影含め全部依頼した方が良いでしょう。

まとめ

おさらいすると

  • 可能ならプロに依頼
  • スマホ撮影は「広角レンズ・自然光・しゃがむ」だけでそこそこキレイに撮れる
  • 余裕があれば補正も
  • 角から撮影・まっすぐ撮影を使い分け
  • 登録する写真の枚数は25〜50枚
  • ドローン撮影はプロに

以上を参考に自信の宿の写真を改めて見直してみて下さい。

3年ほど前にも似たようなエントリを書いていますので、下記もご参考にどうぞ。今回の内容と若干重複する点も御座います。


コメントする