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沖縄の民泊 那覇ーシンガポール直行便でどう変わるのか? 那覇ーバンコク直行便の例を参考に推測してみた

最終更新日 : 2017年11月19日  

那覇−シンガポール直行便が就航!

 

一昨日の11月17日からとうとう、那覇空港とシンガポールのチャンギ国際空港を結ぶ直行便が就航しました!初便は満席だったそうです!

 

初便は往復満席に。ジェットスター・アジアの那覇~シンガポール線が就航。到着便を放水アーチで歓迎

 

これを期にこれからはシンガポール人だ! という声も聞こえて来そうですが、実際の所どうなのでしょうか。今回はシンガポールからの観光客とそのインパクトを分析してみたいと思います。

 

みんなと同じ事ばかりやっていてはレッドオーシャン、疲弊していくのが目に見えています。沖縄の今後はどうなっていくのか、データをみながら戦略を立てましょう!

 

民泊を最も多く利用するのはシンガポール人!

 

先日国別のみんぱく利用状況調査したニュースがありました

 

民泊利用、訪日観光客の15% 首位は中国ではなく…

 

国別の観光客の民泊利用率は、シンガポールが39・5%で最も高く、フランス、インドネシア、オーストラリア、カナダが27~35%台で続く。訪日客数が多い韓国や中国は14~15%だった。

 

利用状況調査で最も民泊を利用する国民がシンガポール。かなり意外な結果になったようです

 

さらにシンガポールと言えば一人当たりGDPで日本よりも上、つまり日本よりもお金持ちな国なのです。

10位 シンガポール 52,960ドル

22位 日本     38,882ドル

世界の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング

 

以前に出張で行ったシンガポールの中心部のバーでビールを頼んだら、一杯2000円だったのを思い出します。まさにお金持ち国家!

 

直行便、民泊利用率最多、お金持ち国家

 

三拍子揃っているので最も民泊向きな気がしてきました

 

シンガポールからの観光客はどれくらい増えるの?

 

では、直行便が就航するとどれぐらいのインパクトがあるのでしょうか。まだ就航したてなので、今後実態が明らかになってくるかとは思いますが、他の例を元に推測してみたいと思います。

 

近い例として、2017年2月から就航している那覇バンコク直行便を例に、どれぐらいのインパクトがあったのかを検証してみます。距離的にも同じ位なので、参考になるでしょう。

 

まずは入域者数。最新版の9月の行政のデータを参考にしているのでかなり正確かと思います。

 

タイから沖縄への入域者

 

2016年9月 500人

2017年9月 2800人

 

+460% の伸び

 

 

平成29年(2017)9月 入域観光客数概況

 

全体での割合は1.2%とまだ小さいながらも、伸び率が激しい。ちなみに、国籍別入域状況ではアメリカ人が0.9%なので、アメリカ人よりは多く来ているという事です。また、8月までタイは国別入域者数で「その他」に分類されていたのですが、9月からタイとして個別に数字が出ています。それだけ伸びてきている証拠でもあります。

 

ただ、直行便を就航したからと言っても同じ結果にはなりません。違いは、バンコク便が毎日運行なのに対し、シンガポール便は週3便である点。

 

さらに、時間帯が

 

那覇→シンガポール 08:55 – 13:15

シンガポール→那覇 01:50 – 08:00

 

(バンコク便は往復共に深夜フライト)

 

となっており、沖縄からシンガポールに旅行に行く分には効率的に動けるフライトなのに対し、シンガポールからだと最終日は移動だけになってしまい、効率良く動けないという点でしょうか。毎日運行では無いので、1泊だけ伸ばす事も出来ません。

 

その為、シンガポールからの入域はバンコクと同程度のインパクトは見込めないでしょう。恐らく半分程度かそれ以下ではないかと思います。月に1000〜1500人位といった所でしょうか。シンガポールのチャンギ国際空港は、ハブ空港なので、シンガポール人以外の観光客に期待したい所ですね。

 

民泊を運営する上でどうするか

 

これらのデータを民泊にどう活かすのかという点ですが、まとめると

  • 直行便が就航すると言っても、入域者数に思っている程大きなインパクトがあるという訳では無い。

 

  • 直行便、民泊利用率最多、お金持ち国家と、三拍子揃っているので、入域者としては、タイ人程増えないにしても、民泊利用という意味ではタイ人と同程度になる可能性はある。

 

かと言って、あわてて宿をシンガポール人対応にする必要はないでしょう。シンガポール人は英語も中国語も公用語の一つなので、特別マレー語対応のマニュアルを作る必要もありません。

 

外国人客全体に対する割合で最多の台湾(29%)、中国(21%)、韓国(19%)、香港(11%)の方が圧倒的に多いので、対策を取るならこれらの国に絞ってお金をかけた方がいいでしょう。

 

ようは、シンガポール人観光客は、しばらくは様子見程度で問題無いという事です。今後、便数が増えたり状況が変わったりすれば改めてウェブサイトで報告、分析してみたいと思います。

 

宿にとって直行便は大きなニュースですが、踊らされて無駄な出費をしないように気をつけましょう!

 

もっと来やがれ外国人!

 


 

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