公開日: 2021年9月3日
最終更新日 : 2021年9月3日
9月1日より「沖縄県感染防止対策認証制度」の申請が始まっています。元々は飲食店向けの認証制度だったのが、宿泊業にも適用されるようになったものです。申請方法は?シーサーステッカーとの違いは?等の疑問について調べてみました。
沖縄県感染防止対策認証制度とは
その名の通り、県が特定の飲食店や宿泊施設を認証する制度なのですが、その目的は下記のように記されています。
沖縄県では、事業者が実施する感染防止対策について、県が認証する制度を設けることにより、県民及び来訪者が安全に安心して対象施設を利用できるようにし、もって「安全・安心の島沖縄」の形成に資する取組を実施しております。
近い将来やってくる復活の時期に備えて安心を売りにしますよというものです。
認証方法としては下記
「飲食店等における感染防止対策の強化を図るため、県の定める感染防止対策に係る基準に沿って、調査員が店舗調査を行ったうえで、基準を全て満たした店舗に「認証ステッカー」を交付いたします。」
係員が監査に来て認証するという事です。
シーサーステッカーとの違い
沖縄県にはシーサーステッカーという感染対策をアピールするシールがあります。基本的にはどちらも感染対策をしているというアピールに用いるものなのですが、シーサーステッカーは誰でも簡単に取得出来るので、本当に感染対策しているのかは事業者任せでした。
それが今回の感染防止対策認証制度は、実地検査がきちんと入って認証していくものですので、ハードルが高くなります。
申請方法
県のウェブサイトからダウンロードできる申請書を郵送、メール、FAXで提出
↓
現地調査の日程連絡
↓
実地調査
↓
認められれば後日ステッカー郵送
といった流れです。
実地調査までどの程度かかるのかはまだ始まったばかりの為、わかりません。
申請の注意点
申請に際してはいくつかの注意点があります。
- 旅館業必須(住宅宿泊事業は不可)
- ドミトリータイプの宿泊施設は不可
- スタッフが入館時の検温等、必要な感染対策を実施できない施設は不可
- 宿泊客以外も利用できる飲食店については飲食業で申請する必要がある
これをクリアできるのであれば申請を検討してみましょう。
認証されるメリット
現段階では、認証されたからといって特典があるわけではありません。
ただし、将来的に沖縄県の補助制度(以前に実施された「おきなわ彩発見キャンペーン」等)の条件になる可能性もありますので、認証されておいて損は無いでしょう。
また、飲食店の方では、こちらにあるように認証施設がGoogleマップにに落とし込まれて探しやすくなっています。安全な施設であるという一定のアピール効果はあるでしょう。
以上を参考に、取得出来そうな施設は検討してみてください。
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。