最終更新日:2026年9月16日
宿の料金を需要に応じて自動で調整してくれるダイナミックプライシング。とても便利なシステムではありますが、思ったように効果が出ないケースもあります。
今日はそんなダイナミックプライシングで失敗する5つのパターンについて解説します。
実際に私自身が普段の運用で失敗してきたことになりますので、お役に立つかと思います。
1 放置型
自動で調整してくれるからといって放置していると効果は限定的です。
ある程度システムに自動で任せつつも、手動でも細かな調整を入れていくことで効果が最大化します。
例えば、特定の時期だけ極端に稼働が高くなってしまっている場合は、料金を手動で値上げしたり、逆にお任せしているのに全然稼働が上がらない場合は、手動で料金を下げたりするといったイメージです。
この時、固定額を指定するのではなく、システムオススメ料金の「◯%アップ」としてあげるのがオススメです。
固定額にしてしまうと料金が上下しなくなり、ダイナミックプライシングでなくなってしまいます。
2 指定空欄型
ダイナミックプライシングシステムのPriceLabsでは、最低価格や最高価格、ベース価格といったものを指定できるのですが、これをずっと空欄にしておくとうまくいきません。
最低価格が空欄だと際限なく料金が引き下げられ利益が残りません。
最高価格はそこまで大きな影響はないのですが、時々極端に高額な料金を反映されることがあるので、気になる場合は設定しておくのもいいでしょう。
ベース価格も常時固定ではなく、時期や需要によって頻繁に変更すると、うまく値付けできるようになります。
なお、これらの最低価格やベース価格は、平日と週末でも設定を変更することができます。例えば、週末にあたる金土曜日は通常より10%アップして設定するといったイメージです。こうすることで、週末の安売りがなくなるため、おすすめです。
3 PMS(管理システム)との競合
最低価格や最高価格というのはPriceLabsで設定することもできるのですが、AirHostの場合、AirHost上でも設定することができます。
AirHostの設定の方が優先されるため、最低価格や最高価格をPriceLabs上で設定していても、AirHostの設定と競合してしまう場合には、PriceLabsの設定が反映されないということが起こります。
4 リードタイム無視型
リードタイムというのは、チェックインの何日前に予約が入ったかという指標。
マーケットにおける平均のリードタイムと逸脱して予約が入っている場合は、価格設定がズレている可能性が高くなります。
例えば、平均のリードタイムが1ヶ月前なのに対し、毎回2〜3ヶ月前に満室になってしまっている場合などは、安売りしすぎて利益を取り損なうことになります。
5 直前割やり過ぎ型
PriceLabsにはLast Minute Discount(直前割引)という機能があり、初期設定のままだと需要が高い時期でも直前で大幅に割引されることがあります。
エリアの状況によって直前割の設定を見直す必要があるでしょう。
PriceLabsは非常に多くの機能があり、全て使いこなすのは至難の業です。
全てとはいかずとも、いくつかの基本的な機能をしっかり調整することでより効果を発揮できるかと思います。
今回ご紹介したのはなにを隠そう、私自身が経験してきた失敗です。
もしうまくいっていない場合は、設定を見直してみてください。
設定を見直したあと実際にどこまで値上げできるかは ホテル・民泊のダイナミックプライシングで「どこまで値上げ可能?」実例付き解説 で実例を紹介しています。
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