最終更新日:2026年10月29日
OTA(宿泊予約サイト)は、宿にとって欠かせない集客チャネルです。でも、「売上が立ってから、実際に口座に入るまで」の期間はOTAによってバラバラだということは、意外と知られていません。
チェックインの翌日に振り込まれるOTAもあれば、1か月半近く待つOTA、さらにはこちらから請求しないと1円も払ってくれないOTAまであります。今回は、民泊・ホテルの運営代行をしている弊社が、主要OTAの入金サイクルと、宿のオーナーが気をつけたいポイントをまとめました。
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一つでも当てはまるなら読んでください!
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OTAの「入金サイクル」とは?
入金サイクルとは、OTA経由で予約を受けてから、宿泊代金が宿の口座に振り込まれるまでの期間のことです。OTAは宿とゲストの間に入って、予約の受付や決済、ゲスト対応を代わりに行ってくれています。
お金の流れは、大きく分けて次の2パターンがあります。
💴 OTAの支払いの2つのパターン
- ✔手数料を差し引いて振り込む:ゲストから受け取った宿泊代金から、OTAの手数料を引いた残りが振り込まれる
- ✔全額振り込んで、あとから手数料を請求:いったん宿泊代金を全額受け取り、OTAから手数料の請求書が届く
どちらのパターンでも、宿にとって大事なのは「いつ、手元にお金が入るのか」です。
入金サイクルが経営に与える影響
入金サイクルが長いと、売上は立っているのに口座にお金がない、という状態が続きます。その間も、清掃費やリネン代、光熱費、スタッフの給与は待ってくれません。
特に、開業したばかりの宿や、10室前後の小規模な宿ほど、入金の遅れが資金繰りに響きやすくなります。逆に入金サイクルが短ければ、手元資金に余裕が生まれ、経営が安定します。
✅ 入金が早いと、こんなメリットがあります
- ✔資金繰りが楽になる:売上が早く口座に入るので、支払いに追われにくい
- ✔運転資金に余裕ができる:給与や光熱費など、毎月の支払いにすぐ回せる
- ✔次の投資に動ける:備品の入れ替えや、新しい物件の仕込みに早く使える
主要OTAの入金サイクル早見表
弊社が運営する施設で実際に使っている主要OTAの入金サイクルを、1枚の表にまとめました。表の「請求」が「必要」のOTAは、宿側が管理画面から請求しない限り振り込まれません。
| OTA | 入金のタイミング | 請求 |
|---|---|---|
| 海外OTA | ||
| Airbnb | 予約ごとに、チェックインの翌日ごろに送金 | 不要 |
| Booking |
月末締め・翌月初めに支払い、または週払い | 不要 |
| Expedia | チェックアウト後に請求できる → 請求から約5営業日で振込。日・週・月など好きなタイミングで請求可 | 必要 |
| Agoda | チェックアウトから30日が経過すると請求できる → 請求から3〜5営業日で振込 | 必要 |
| Trip |
事前決済分は、管理画面で精算を請求 → 数営業日で振込 | 必要 |
| 国内OTA | ||
| 楽天トラベル | 月末締め・翌月10日払い(楽天銀行の場合)、楽天銀行以外は翌月末払い | 不要 |
| じゃらん | 月末締め・翌月末払い | 不要 |
| 一休・Yahoo!トラベル | 月末締め・翌月末払い | 不要 |
※弊社の運営施設での例です。契約内容や決済方式(事前決済・現地決済)によって変わることがあるので、最新の条件は各OTAの管理画面でご確認ください。
入金が早い順に並べると
要注意!AgodaとExpediaは「請求しないと払われない」
ほとんどのOTAは、何もしなくても自動で振り込んでくれます。ところが、AgodaとExpediaは、管理画面から請求をかけないと支払ってくれません。(Trip.comも、事前決済分は管理画面から精算の請求が必要です)
しかも、請求には期限があります。
⚠️ 請求を忘れると、売上がまるごと消えることも
- !Agoda:チェックアウトから150日を過ぎると、請求しても支払われない
- !Expedia:1年を過ぎると、請求しても支払われない
実際に、請求を忘れていて宿泊代金をまるまる受け取れなかった施設もちらほら見かけます。この2社を使っている宿は、くれぐれも注意してください。
とはいえ、請求の操作自体は管理画面から1〜2分で終わります。弊社では、毎月の最初の平日に、全施設の精算をまとめて行うルールにして、請求漏れを防いでいます。
📅 請求漏れを防ぐコツ
- ✔「毎月1日」「毎週月曜」など、請求する日を決めてカレンダーに入れておく
- ✔施設が複数ある場合は、施設ごとに「受領可能金額が0円になったか」まで確認する
- ✔Expediaは日・週・月のどの頻度でも請求できるので、資金繰りに合わせて回数を増やす
入金サイクルを早める・安定させるポイント
契約時に入金条件を確認する
OTAと契約するときは、手数料だけでなく入金のタイミングと請求方法も必ず確認しましょう。Booking.comのように、支払いの頻度(月払い・週払い)を選べるOTAもあります。
入金ポリシーの変更をチェックする
OTAは、入金や決済のルールをときどき変更します。管理画面のお知らせやメールを定期的に確認し、最新の条件を把握しておきましょう。
Stripeなどの決済サービスを使う
現地決済の予約や公式サイトからの直接予約は、Stripeなどの決済サービスで受け付けることで、入金サイクルを短くできます。
たとえばOTAで「現地決済」の予約を受け、到着時にStripeでカード決済してもらえば、Stripeの入金スケジュール(週払いなど)で受け取れるので、月払いのOTAを待つより早くお金が入ります。
入金サイクルから考えるOTA戦略
キャッシュフロー管理を習慣にする
OTAごとに入金のタイミングが違うので、「どのOTAの売上が、いつ入るか」を把握しておくことが、資金不足を防ぐいちばんの近道です。月ごとの売上だけでなく、入金予定日ベースで資金の動きを見ておくと、支払いの山を前もって準備できます。
OTAに頼りすぎない
OTAは強力な集客チャネルですが、入金が遅いOTAに予約が偏ると、資金繰りが苦しくなります。特にAgodaは入金まで1か月半ほどかかるので、売上に占める割合が大きい宿は要注意です。
公式サイトやSNSからの直接予約を増やせば、OTAの手数料がかからないうえ、決済サービスを使って早く入金させることもできます。OTAと直接予約をバランスよく組み合わせることで、売上も資金繰りも安定させられます。
まとめ|入金の早さも、OTA選びの大事なものさし
OTAを選ぶときは、手数料や集客力だけでなく、入金サイクルの違いも比べてみてください。
入金がいちばん早いのは、チェックインの翌日に送金されるAirbnb。次いで、週払いを選べるBooking.comです。入金サイクルを短くしたいなら、この2社を中心にするのもひとつの戦略です。
🏨 施設タイプ別・おすすめのOTAの組み合わせ
- ✔1棟貸し・民泊:AirbnbとBooking.comの2社で十分
- ✔ホテルタイプ:Airbnb、Booking.com、楽天トラベル、じゃらん、Agoda、Expedia、Yahoo!トラベルあたりが集客力も強くおすすめ
ただし、OTAを増やすほど、請求漏れや入金管理の手間も増えます。自社の規模や状況に合わせて、無理なく管理できるOTAを選びましょう。
弊社マイズインバウンドは民泊・ホテルの運営代行として、OTAの掲載・料金管理から、毎月の精算や入金の確認まで一括でサポートしています。「OTAの入金管理まで手が回らない」とお悩みのオーナー様は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
いちばん入金が早いOTAはどこですか?
Airbnbです。予約ごとに、チェックインの翌日ごろに送金されます。次に早いのは、週払いを選んだ場合のBooking.comです。
AgodaやExpediaで請求を忘れるとどうなりますか?
期限を過ぎると、請求しても支払われなくなります。Agodaはチェックアウトから150日、Expediaは1年が期限です。毎月決まった日に請求する習慣をつけておくと安心です。
Agodaから入金されないのはなぜですか?
Agodaは自動では振り込まれず、管理画面から精算を請求する必要があります。請求できるのはチェックアウトから30日がたってからで、請求後3〜5営業日で振り込まれます。「まだ請求していない」「チェックアウトから30日たっていない」のどちらかが多い原因です。
OTAの入金を早める方法はありますか?
Booking.comを週払いにする、Expediaをこまめに請求する、現地決済や直接予約をStripeなどの決済サービスで受けて週払いで受け取る、といった方法があります。
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ホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。
Booking.com 那覇オフィス立ち上げ時から数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。
現在は沖縄県を中心に200室以上の宿をサポート中。





