最終更新日 : 2025年6月12日 ダイナミックプライシングの「PriceLabs」初期設定のままでもある程度料金を調整してくれますが、それだけだと最大の効果を発揮する事ができません。そこで実際に弊社でもよく利用するマニアック機能をご紹介します
PriceLabsとは
PriceLabsはホテルや民泊の料金設定をAIを使って自動化するシステムです。マーケットで実際に販売されている料金を分析して毎日料金を自動で最適価格に変更するものです
下記で詳しくご紹介していますので基本編から知りたい方は読んでみてください
民泊の値付けはAIに聞け!ダイナミックプライシングで実現する最適価格【PriceLabs】
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ダイナミックプライシングの効果と「PriceLabs」導入前後の比較【ホテル・民泊編】
以下にちょっと細かい設定をご紹介していきます
週末最低料金
最低料金は、システムが指定した金額を下回らないように設定する料金ですが、全体に適用される最低料金と別で週末だけ最低料金+◯%という設定ができます
例えば平日は最低1万円だけど週末は12,000円が最低料金 といった具合です
私はエリアによって平日+10%〜30%で設定しています
「Weekend Adjustments」という箇所で設定できます
「週末」は金土でも土日でも自由に設定可能
パーセント値下げ・値上げ
自動で設定された料金を手動で上げ下げする事が多々あります。
想定以上に稼働が高い場合は値上げしたり、逆に悪い場合は値下げしたりという感じです
この際、金額を指定して変更する事もできますが、私は必ずパーセントで指定するようにしています。
例えば、今週は稼働が高いのでシステムが算出した料金よりも◯%高く設定 といった具合です。
金額で指定してしまうと需要に応じて料金が変更されませんが、パーセントで指定すると、需要が変化した場合にはシステム推奨価格が変更するので、それプラス◯%という感じで変更されます。
「% change on recommended price」という箇所で設定できます
稼働に応じた調整
複数客室のあるホテルタイプで、その日の稼働率に応じた調整をどのように行うのかを設定できます
例えば
・この日は稼働率が90%だから20%値上げ
・この日はチェックインまで2週間を切って稼働率が30%しかないから20%値下げ
みたいな感じです。マーケットの状況と合わせて自社の稼働状況を強く反映させたい場合に設定します。戸建てタイプや部屋数の少ない施設ではあまり関係ないかも
「Occupancy Based Adjustment」という箇所で設定できます
初期設定は「デフォルト」ですが、私はエリアによって「アグレッシブ」で設定しています
シーズナリティ
そのエリアのシーズナリティをどの程度反映させるのかを設定できます
例えば沖縄だとAggressiveに設定すると夏の料金を強気で設定してくれます
私はリゾートエリアは「アグレッシブ」に設定して、そうでないエリアは少し弱気の設定にしています
「Seasonality Factor Sensitivity」という箇所で設定できます
他にも凄い細かい機能が盛り沢山!
PriceLabsはただ導入するだけでなく、細かい微調整を加える事で効果を発揮しますので試してみてください!
元Booking.com アカウントマネージャー。那覇オフィス立ち上げ時から数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。