最終更新日 : 2025年11月22日ホテルで上場している企業はたくさんあります。そんな上場企業がどれくらい儲かっているのかがわかれば、宿泊業を営む上で大きなヒントになります。そこで本日は上場ホテル企業の利益率をランキングしてご紹介します。これから宿を運営する方も現在している方も参考にしてみてください
上場ホテル企業利益率ランキング
利益率が高い順にトップ15社をランキングしました
平均利益率10%程度の中、ABホテルだけが37%と驚異的です
あまり聞き慣れないホテル名ですが、愛知県に本社を置く企業で、東海エリアを中心に全国にホテルを展開しています。
ABホテル高利益率の秘訣
他社と比べてなぜここまで利益率が高いのか調べてみました
①宿泊特化型モデル
宴会場や会議室などの付帯施設を持たず、宿泊に特化しているため、施設維持費や人件費を大幅に削減できる。
②厳格な出店基準
単体のホテルで経常利益率35%以上を基準として出店を決定しており、収益性の高い立地や規模の物件のみを展開している。
③立地戦略
駅前やインターチェンジ近くなど、安定した需要が見込める場所を選定。観光依存度が低く、ビジネス需要を中心に安定した稼働が期待できる。
④高稼働率の維持
稼働率80〜90%以上を安定的に確保しており、客室単価が低めでも稼働の高さで収益を確保している。
⑤コスト管理と建築ノウハウ
親会社の建設ノウハウを活かし、建築コストを抑えて出店。標準化された設計・運営によりスケールメリットを発揮。
⑥運営手法の効率化
フロントや清掃業務を外部委託するなど固定人件費を削減。オペレーションを簡素化し、低コストで安定運営が可能。
⑦需要変動リスクの低減
ビジネス利用を中心に据えているため、観光シーズンやインバウンド需要に依存せず、年間を通して安定した需要を確保。
⑧効率的な集客
自社サイトやOTAを活用した集客に加え、口コミやリピーターを重視。広告費やマーケティングコストを抑えながら稼働率を維持。
まとめると、
「宿泊に特化した低コスト運営 × 立地」
これが宿泊事業を成功させるコツと言えそうです。
ABホテルをお手本にして宿泊業を展開するなら
ではこの AB ホテルを参考に実際に宿泊業に落とし込むとするとどのような展開が考えられるでしょうか
最近の流れでいうと、「立地の良い無人ホテル」がこれにあたります。
弊社でも多くの無人ホテルをサポートしていますが、無人ホテルの特徴をAB ホテルの特徴に当てはめて解説します。
①宿泊特化型モデル
無人運営の為、サービス無し。宿泊のみ
③立地戦略
ホテルは立地が9割を理解し、立地に全力投球
④高稼働率の維持
稼働率は常時80%〜90%
⑤コスト管理と建築ノウハウ
オーナーから1棟まるごと一括借り上げして運営。
撤退時のリスク分散
⑥運営手法の効率化
タブレットチェックイン、スマートロックで無人化し人件費削減
清掃も外部委託
⑦需要変動リスクの低減
平日にも需要が見込めるインバウンドを中心に集客
⑧効率的な集客
下手にOTAを広げ過ぎず、主力OTAに予約を集中させる事で大手ホテルに対抗
良い立地に無人ホテルを展開する事で、業界で最も利益率の良いホテル企業と同じ状態になっていくのです
非上場企業の利益率
ランキングでご紹介したのはあくまで上場しているホテル企業になります
では上場していない有名なホテル企業はどうなのでしょうか
上場していないため正確な数値という保証はできませんが各企業が発表している数値を参考にしています
アパホテル
売上 2,260億
経常利益 796億
利益率 35%
2024年
東横イン
売上 1,712億円
経常利益 298億円
利益率 17.4%
2024年
ランキングに入れると、アパホテルは1位、東横インは2位という事になります。
さすがの業界大手です。
これから宿泊業を始める方は参考にしてみてください

元Booking.com アカウントマネージャー。那覇オフィス立ち上げ時から数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。


