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国内OTAが民泊の集客に向かない理由3選

最終更新日 : 2023年3月17日

宿泊需要の回復に伴い、民泊を再開する方、新規で始められる方も徐々に増え始めています。民泊を始めるにあたり、どのOTAで集客するのかは迷うところでしょう。とりあえず有名どころは全て販売!なんて方もいらっしゃいますが、それは間違い。そこで本日は国内OTAが民泊の集客にあまり向いていない点について解説します。主に旅館業を取得した一棟貸し民泊についての考察です。

OTAの集客力

宿泊予約サイトとしての予約の多さは下記で紹介しています。

楽天やじゃらんのような国内OTAはホテルでは予約が入るのですが、こと民泊(特に戸建て民泊)となるとなかなか成約になりません。それはどうしてなのか??

理由を下記で解説します

理由1 料金枠

1つ目の理由は料金枠です。

楽天トラベル、じゃらん等の国内有名OTAは民泊という概念が存在する前からあるOTAです。基本的にはホテル向けのシステムでした。

ホテルの多くは2名向けで、ファミリータイプでも4〜5名くらいの部屋がほとんどです。

その為、それ以上の料金というものを設定する必要性が無い為、システム上も大人数用の料金にうまく対応していないのです。

具体的には楽天トラベルだと下記のように料金枠自体が5名までしかありません。 じゃらんだと6名までです。

6名以上も販売はできますが、1名あたり料金がMAXの5名に入っている料金が適用されます。

上記の例でいうと、5名以上は9,800円x人数となります

  • 6名の場合は9,800円x6=58,800円 
  • 7名の場合は9,800円x7=68,600円

といった具合です。5名までは1名増えるごとに5,000円で設定しているのに5名を超えると急に1名単価が高くなっています。

戸建て民泊は10名、15名等大人数で宿泊できるのが特徴です。

いいところは大きな箱に大人数で宿泊して費用を抑えられる点なのに、国内OTAでは大人数だと割高になる設定になってしまいます。それもあって楽天トラベルやじゃらんでは民泊の予約はなかなか成約しません。

どうしても国内OTAで販売する場合は「人数売り」ではなく、何人でも同じ料金になる「部屋売り」にした方が良いでしょう。

ただし、そうなると最大人数に料金を合わせる事になってしまい、中人数帯のゲストにとって高くついて機会損失になりますのでご注意ください。

理由2 清掃費

2つ目の理由は清掃費の設定ができない点です。

民泊は多くの場合清掃を外注している為、宿泊費と別でゲストから清掃費を徴収しています。

この清掃費別という概念はホテルにはありません。つまり、元々ホテル用のシステムだった楽天トラベル、じゃらんには清掃費を設定する機能自体が備わっていないのです。

その為、宿泊料に清掃費を上乗せする必要が出てきます。1泊ならそのまま清掃費を乗せるだけでいいのですが、通常清掃費は1滞在あたりにかかってくる為、2泊以上も同様に清掃費を乗せてしまうとかなり割高になってしまうのです。

泊数ごとに按分して清掃費を上乗せしていく必要があるのですが、その方法も少しコツが要るため知らない方も、やっていない方も多いようです。

国内OTAでただ清掃費を上乗せするだけでは高くなるだけで全く予約に繋がりません。

理由3 言語

国内OTAは日本人客がメインの為、サイト自体が日本語です。英語版を頑張っているOTAもありますが、元が日本人向けに作られたシステムの言語を英語にするだけでは使いにくく、認知も進んでいません。

その為に

予約も入らない→海外マーケティング予算もつけられない→さらに予約が入らない

というスパイラル

その為に国内OTAでインバウンドを取り込むのが難しい状況です。民泊はインバウンドから好かれる傾向があるのにこれは致命的です。

まとめ

簡単にまとめると

インバウンドは日本人に比べ「大人数」「長期」という特徴があります。どちらにも対応できるのがキッチン、洗濯機付きの戸建てタイプ民泊です。

民泊とインバウンドは相性が良いのに、国内OTAとインバウンドは集客という意味で相性が悪いのです。

夏休みや盆正月GWは国内OTAでも日本人の家族連れの予約が入る事がありますが、通常期はほとんど予約が入らないでしょう。

国内OTAも部屋数が1となる民泊は掲載順位を下げるアルゴリズムなのかもしれません。

民泊に向いているOTAは?

結論、民泊で集客するならAirbnbとBooking.comのみで十分です。

民泊との相性も良い、インバウンド集客力も十分

この2社に集中する方がうまくいきます。

OTAをあえて増やさずに減らす方がうまくいくという点については下記でまとめていますので差ご参考にどうぞ

悩んでいる場合はとりあえずAirbnbとBooking.comで始めてみましょう!登録は簡単で即日販売開始できますよ!