最終更新日 : 2025年7月9日 宿の運営には様々なシステムが必要です。うまく使いこなす事で業務が効率化できて収益があがります。弊社では100室以上のホテル・民泊の運営代行をしていますが、そんな弊社がもしもう一度ゼロから宿泊業を始める場合でも絶対にこれだけは導入するぞというシステムを3つご紹介します。
エアホスト
オーバーブッキングを防止するサイトコントローラーの機能と、ゲスト情報を管理するPMSの機能が一体になったシステム。無人運営に必須の自動メッセージや、スマートロック連携が可能です。
ゲストとのメッセージやり取りもエアホスト内で完結するのでOTAにログインする事もなくなります。
他にも安いシステムはありますが、私の得意分野である無人ホテルの運営ならエアホスト一択。
特にゲストメッセージ管理やOTA料金接続が秀逸で、国内海外OTA問わず連携してくれます。
サイトコントローラーによっては、国内OTAは在庫同期のみで料金は同期できないものもあります。また、PMSも海外製のものは国内OTAのメッセージをPMS内でやり取りできなかったりと案外不便。その点、国産PMSのエアホストなら国内OTAとの連携もスムーズです。
PriceLabs
宿泊代金を自動で最適値に変更してくれるダイナミックプライシングシステムです。
複数の物件を先々まで販売するなら必要不可欠。365日分を手動で細かく管理するには無理があります。
同じ月の平日でも需要に応じて細かく料金を自働調整してくれるます。需要の高い日は高単価でしっかり取り込んで、需要の低い日は料金を安くして稼働を高める事で収益をあげるというのが自働で可能になります。
Booking, Airbnbだけでなく、先にご紹介したエアホストを経由して楽天、じゃらん等の国内OTAの料金もダイナミックプライシングしてくれるので助かります
IP電話
Airbnbのゲストはビックリするくらい電話してきませんが、他OTAはこれまたビックリするくらい電話してきます。楽天、じゃらん等の国内OTAが電話が多い印象ですね。
一人で電話まで対応していると物件数が増えるとすぐに無理がきます。そんな時に遠隔で受電できる電話システムだと複数人で回せるので便利!
私が利用しているのはVALTEC社の「MOT/Phone+」というシステムですが、音質がちょっと悪いので別のシステムを試すのもアリ。
その際、海外でも受電できるものだと便利です。海外在住の日本人に業務を委託して受電してもらうという選択肢が取れる為です。海外だと時差もあり夜間、深夜の募集もすぐにみつかるというメリットもありますよ
以上、3つのシステムをご紹介しました。宿の運営には他にも色々なシステムが必要になってきますが、この3つは土台として必須。これらを整えた上でさらに便利なシステムを付け足していってみてください!
元Booking.com アカウントマネージャー。那覇オフィス立ち上げ時から数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。