マイズインバウンド株式会社 | 沖縄のホテルコンサルティング・民泊運営代行

海外OTA売上比較!世界マーケットから今後の宿泊動向を予測!【2021年決算】

最終更新日 : 2022年3月13日

海外OTA各社の昨年2021年の決算情報が出揃いつつあります。海外は脱コロナに向けて大きく動きだしており、宿泊需要が大幅に回復してOTAの財務状況も好転しつつあります。そこで本日は3大海外OTAグループであるBooking Holddings, Expedia Group, Airbnbの決算内容を徹底比較!今後の宿泊需要の予測と合わせて、今後どのOTAに力を入れていくのかの参考にしてください!

比較OTA

今回比較するのは以下の3社

  • Booking Holdings (Booking.com, Agoda)
  • Expedia Group (Expedia, Hotels.com等)
  • Airbnb

各OTAの内訳までは発表されていな為、詳細までは不明です。

Trip.comはまだ決算情報が発表されていなかった為、今回は省いています。

昨年の決算内容が最近発表されたばかりの為、最新の世界の宿泊動向を読み解く事が出来ます!

年間収益 2020→2021

各社の年間収益(Revenue) を見てみます。Revenueは手数料収益の事で、皆様が支払っている手数料の総額というイメージでOKです。

最も高いのはBooking Holdingsの1兆2,800億円

昨年からの伸び率は以下のようになっていました。

OTA伸び率
Booking Holdings161.24%
Expedia Group165.38%
Airbnb177.38%

各社前年比で1.6倍〜1.7倍の伸びでコロナが収束しつつある事が見て取れます。

当期純利益 2020→2021

次に、人件費や諸々の諸経費を差し引いた当期純利益を見てみます。

2021年もBooking以外は引き続き赤字決算となっていますが、2020年に比べると赤字幅は大きく減少しています。

2022年は年間黒字は間違い無さそうです。

2020年のAirbnbの5,000億円規模の赤字は、公式発表によると、上場に伴う特別費用が$2.8B (約3,276億円)計上されているとの事で、それを除けばExpedia Groupeより少ない赤字額となります。

第4四半期 収益

より直近の動きを見る為に、10月〜12月の第4四半期のみの数字も確認してみます。

直近になるとより回復傾向が顕著で、伸び率は下記のように、最も大きいExpedia Groupでは約2.5倍という結果に

OTA伸び率
Booking Holdings240.79%
Expedia Group247.72%
Airbnb178.35%

第4四半期 純利益

最後に第4四半期の純利益も見てみます

ついに各社黒字転換しています。

長かったコロナの終焉という事でしょうか。

AirbnbもIPOという特殊事情から2020年は大幅な赤字になっていましたが、今後は黒字体質のしっかりとした経営を行っていくものと思われます。

Booking Holdingsの戦略変更

Booking HoldingsはBooking.com と Agoda合わせた数字になります。

Booking Holdingsという名称からもわかる通り、Booking.comが主導権を握ってAgodaがその傘下にいるという状態なのですが、これにも変化が訪れています。

少し前から、欧米はBooking.com、アジアはAgoda主導でビジネスを進めていくという事になったようなのです。

確かに、Agodaは日本で採用を強化してるようですが、Booking.comはそのような話は聞きません。

今後はアジアではAgodaがさらに存在感を発揮していくものと思われます。元々Agodaはアジアに強かった為、相応の判断ではないでしょうか。

現在はまだBooking.comの方が予約が入る印象ですが、今後はAgodaの方が強くなっていくかもしれません。OTAとの付き合い方も替えていく必要がありそうですね。

予想される今後の動き

宿泊需要が戻り、黒字に転換した為、各社マーケティング等も活発化してくるものと思われます。

事実、先月のアメリカスーパーボールでも各社億単位の広告費をかけて宣伝を行っています。

米国の国民的イベント「スーパーボウル」で巨大OTAが広告対決、エクスペディアは旅行復活に自信、ブッキングはシェア拡大狙う

戻りつつある宿泊需要をいち早く取り込む狙いがあるのでしょう。

日本も海外に遅れをとってはいますが、GoTo再開に向けて政府も動き出していたり、陽性者が高止まりしても蔓延防止を全面解除に向かう方向を打ち出したりと、観光需要が回復する素地が整いつつあります。

今後は一気に観光・宿泊需要が爆発します!これまでのマイナスを取り戻していきましょう!

尚、過去にもいくつか比較記事を書いていますので、現在との違いに注目して読んでみてください

参考

Booking Holdings Reports Financial Results for 4th Quarter and Full-Year 2021

Expedia Group Reports Fourth Quarter 2021 Results

Airbnb Shareholder Letter Q4 2021