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民泊新法を直前にして、沖縄の民泊が激減!その具体的な数を調べてみた

最終更新日 : 2018年6月6日 民泊新法(住宅宿泊事業法)を前に民泊をやめる方が増えるのはある程度予測出来ますが、どの位減ったのでしょうか?今回は「民泊直前スペシャル」と勝手に銘打ってその数を調べてみたいと思います。

 

停止リスティング数

 

毎度のようにAirlaboさんからデータをお借りしてきました。現時点で、沖縄県で登録されているAirbnbの物件数は約6000件。そのうち稼働しているのはわずか2000件に過ぎないのです!!残り4000件は停止中のリスティングになります。様子見、もしくは廃業が4000件もあるのです。

 

http://airlabo.jp/article/?area_id=47000

 

 

停止になったリスティング数の月別推移を見ると、先月(2018年5月)で爆増しているのがわかりますね。先月だけで600近いリスティングが停止になっています。直近3ヶ月だけでも約1300件がリスティング停止。

http://airlabo.jp/article/?area_id=47000

 

上のグラフは昨日撮ったスクリーンショットですが、翌朝見たら更に増えていました↓クロールのタイミングかとは思いますが一晩で50件位増えているようです。

 

 

民泊新法施行前に見切りをつけて撤退しているのでしょう。

 

Airbnbからの通達

尚、6月に入ってAirbnbも民泊新法に則っていないリスティング削除に本腰を入れ始め、下記のようなメッセージを各施設に送っています。

 

重要なお知らせ | 届出番号等を入力いただけない場合、リスティングが非掲載となります 
予約を受け入れるためにリスティングを更新してください
ホストの皆様へ重要なお知らせです。2018年6月1日に観光庁より各社に急遽一斉に発出された下記通知に伴い、ホストの皆様にリスティングの取り扱いについてお伝えいたします。住宅宿泊事業法に従い、ホスティングを行うためにはリスティングページに届出番号あるいは旅館業の許可などの許認可情報を掲載する必要があります 現在、同情報がリスティングページに入力されていないため、リスティングが非掲載となります。 非掲載後は、これらのホスティングをするための正当な理由(許認可等)を記入されるまで新たな予約を受け入れることができません。この措置は、急遽一斉に発出された2018年6月1日付け国土交通省観光庁観光産業課長通知を受けたものです。
届出はお済みでしょうか?届出番号を受け取った後、リスティングページへ入力いただくことで、予約を再び受け入れることが可能となります。
すでに届出番号あるいはその他の許認可をお持ちですか?その場合は、リスティングページに入力頂くだけですべての対応は完了新たにゲストを迎えいれることができます。

 

こちらが実際のスクリーンショット↓

 

 

これによる強制リスティング停止はかなりの数に登るはずです。

ホストからすると、とうとう来たか!という感じでしょう。ただ、この届出番号は入力したところで行政に登録の実際の番号と紐付いているハズは無いので(エアビ側もそんなシステム開発してられない)テキトーな番号を入れても通るんじゃないのか?という疑問も残ります。いや、そうしなさいと助長しているのでは無いので誤解無きよう(汗)結局、行政側が確認一つ一つ番号をするか、見せしめで罰金を課して「ヤバイよヤバイよ!」という抑止力を高めるかしかないのではないでしょうか。

 

それはさておき、Airbnbの通達の影響か、マンション・アパートタイプは現時点でゼロと表示されています。

上記の全部合わせても800件弱なので総リスティング数の2000と大きなズレがありますが、現在大きく変動していて反映に時差があるのかもしれませんね。実際にAirbnbで沖縄県を検索してみると、マンション/アパートタイプがまだ掲載されていたりするので、削除されるのはこれからかと思われます。クロールのタイミング次第で数日中にデータ上でも大変動が起こると予測します。

 

ゲストからすると選択肢が減るのは悲しい事ですが、ホストからすれば、競合が激減するので今後適法に運用している物件は単価が上昇してくるはずです。今以上に儲かる宿も出てくるかもしれませんね。

 

 

今後数週間の動き

 

民泊新法が直前に迫って、どう動くかは多い方から順に下記の4つに集約されるハズです。

 

①とりあえず様子見

②廃業

③旅館業取得

④民泊届け出

 

ほとんどは①様子見か②廃業ではないでしょうか。①→②にフェードアウトしていくリスティングも多そうですね。停止中リスティング4000件の大半はこのパターンかと。

 

そこそこ営業がうまくいっている宿はこれを機に③の旅館業を取得している宿も多いはずです。そして④民泊届け出は、現在は住宅宿泊管理業者自体がまだ書類を集めて届け出段階の為、民泊を届け出ようにも依頼する業者が少ないのが現状なようです。管理業者の登録が落ち着けば、ある程度の数の民泊届け出が出てくるかと思います。

 

そういった動きに付随して

 

●旅館業取得

●民泊管理業者(住宅宿泊管理業者)登録

●民泊物件登録

 

等の業務でで行政書士の仕事も増えて忙しいようです。↓

★行政書士★前原正人の業務ブログ

 

この前原行政書士とはお会いした事は無いのですが、民泊申請等で活発に動いているだけあって、表に出てこないかなりディープで有意義な情報を発信されています。私も実はこのブログと前原行政書士のフェイスブックで結構勉強させてもらっていたりしますよ。

 

 

民泊激動の1ヶ月

 

ようやく始まる民泊新法。ホストも業者も民泊サイトもみーんな手探り状態。これからの1ヶ月でかなり動きがあるはずです!民泊は既存産業保護の為に規制するのでは無く、沖縄の観光産業発展の為にもっと開放していけば沖縄経済も盛り上がるのに!という期待をこめつつ、細かい動き等も情報が入り次第ご紹介していきます。

 

 

今後このリスティング数がどのように推移していくのかは下記でレポートしますので覗いてみて下さい!

 

エアビショック!6月1日のAirbnbの通達から、リスティング数の減りっぷりが凄い事になっているので記録してみる(沖縄県版)


 

 

「民泊新法を直前にして、沖縄の民泊が激減!その具体的な数を調べてみた」への3件のフィードバック

    • 青い山脈様
      コメントどうもありがとうございます。今後も為になるような情報を提供して参ります。どうぞ宜しくお願い致します。

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