最終更新日 : 2025年8月26日 民泊で存在感を示す予約サイトAirbnb。個人でも使いやすい仕様とその集客力で民泊ホストには必須のツールとなっています。ただし、使い方を間違えるととんでもない事になるので注意が必要です。本日はそんなAirbnbに改善して欲しい点を解説します
ホテルの許可無しでキャンセル・返金
Airbnbはゲスト重視偏重主義で有名なのですが、ゲストからクレームが入るとホテルの許可無しにあっさり全額返金キャンセルしたりします。これはホントやめて欲しい。他OTAではありえないやり方です。
最近、ゲストがそれを分かってか虚偽の客室不備や軽微な清掃不備でエアビ側にクレームするのが増えて来ています。
自分で汚れを偽造して写真撮影しホストに報告
↓
ホストが返金してくれなければエアビ側に報告
↓
エアビ側が勝手に返金
という感じです。
ホスト海外で「簡単無料エアビ宿泊!」みたいなノウハウが回ってるのではないか心配です。
宿泊無しでもゲストがレビューが書ける
Airbnbではチェックイン当日のキャンセルだとゲストが部屋に入室していなくてもレビューが書けてしまいます。しかもエアビ側はこの仕様は修正の予定はないとの事。
例えばゲストが自分の都合でチェックイン当日にキャンセルを申し出たとします
ホストは当然キャンセルは却下し、キャンセル料が100%発生します
その腹いせにゲストは1点のレビューを記載するのです
しっかり状況証拠を揃えて説明すればレビューは削除してもらえますが、やり方を間違えると削除依頼は却下されてしまいます。
私自身も過去に削除依頼をしたにも関わらず却下された経験があります。
その時の顛末は以下でご紹介しています
https://myzminpaku.com/archives/11196
強制リスティング強制削除
ゲストからの悪いレビューが続くと、低品質リスティングという事でリスティングが勝手に削除されてしまいます。予約経路がエアビのみだとその時点で詰みます。低品質で露出が下がるのは仕方ありませんが、削除はやり過ぎではないでしょうか。。。
ちなみに、過去に実際にあった例ですが、建物自体の取り壊しが決定した為、ゲストに対して謝罪しいついつから宿自体がなくなるのでキャンセルするよう依頼した事があります。そうするとエアビ側から「ゲストに複数キャンセル依頼したからペナルティで来月リスティング削除な」となりました。
どうしようも無い事情であるのを説明しても、エアビ側は受け入れません。
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Airbnbは予約も入るので良いOTAですが、上記のような一定のリスクもありますのでそれを承知の上で利用するようにしてください。
元Booking.com アカウントマネージャー。那覇オフィス立ち上げ時から数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。