無人ホテルで起こってしまうとやっかいな事5選とその回避方法

公開日: 2022年10月25日

最終更新日 : 2022年11月15日

無人ホテルをサポートしていると、通常のスタッフのいるホテルと違って、起こってしまうと対応が難しい事が多々あります。本日はそのような起こってしまうとゲストに大迷惑な事とその回避方法をご説明します。事前に対応しておく事である程度防ぐ事ができますので参考にしてください。

アメニティの設置漏れ

タオルやアメニティのセットが漏れている事が稀におこります。特にタオル類のセットがもれているとゲストはシャワーを浴びるのも困難になる為、迷惑です。通常のホテルなら深夜であってもフロントに電話して持ってきてもらう事ができますが、無人ホテルはそうはいきません。通常は翌日対応となります。

このような場合に備えて、ホテル内にロビー等のスペースがある場合には予備を準備しておいた方が良いでしょう。

見える場所に置いておくと、ゲストが多めに持っていってすぐに無くなってしまいます。見えない場所にかくしておいてセット漏れがあった場合にゲストにお伝えするか、鍵のかかるボックスに入れておく等した方が良いでしょう。

準備しておいた予備タオル・アメニティも切れていた場合や、そもそも予備をセットする場所がないというホテルは、空室の部屋からアメニティを取ってもらうなどして緊急対応が可能です。

上階・隣がうるさい

上の階に子供連れがいる場合によく起こります。下の階のゲストから、朝から走り回る音がする等のクレームがきたりします。

また、隣の話し声が騒がしいというクレームもよくあります。グループで騒いでいる場合等です。

電話してすぐに沈まればいいのですが、みんなで飲んでいる場合等は電話が繋がらないという事も多々あります。

スタッフがいれば直接ドアをノックすれば対応できますが、無人ホテルではそうはいきません。

事前対策としては

• 幼児連れのゲストは極力下の階にする
• 大人数のグループは隣は極力空室にする

等で回避できます。

Wi-Fiがつながらない

まずはルーターの再起動をお試しいただくのが王道ですが、それでも尚つながらない事があります。そのような場合に備えて、全客室のWi-Fi　SSIDとパスワードを控えておいて、いつでも案内できるようにしておくと良いでしょう。繋がらない場合に、隣の客室のIDパスワードでアクセスすると、電波は若干弱くなりますが、どうにかWi-Fiを利用する事ができます。

それでその日はしのいで頂き、翌日業者にて対応する事ができます。

鍵を無くした

稀に、鍵を無くしてしまったというゲストがいらっしゃいます。特に夜お酒を飲んで酔っ払ってなくす方が多いのですが、夜間だとスタッフがホテルに駆けつけるのも現実的ではありません。

そのような場合に備えて、予備鍵を現地に置いておくと便利です。

Keycafeのような電子キーボックスであれば、遠隔でボックスを解錠できる為、ゲストから連絡があれば遠隔で予備鍵を渡すだけでOK。

アナログなキーボックスでも電話で暗証番号を伝えてボックスを開けて貰えば同様の対応が可能です。

非常ベル

やっかいなのが深夜の非常ベル。本当に何かがあっての非常ベルであればわかるのですが、大抵は誤作動です。弊社でサポートするホテルでも過去に、湿気でセンサーが誤作動を起こして夜間にベルがなり続けるという事が何度かありました。

非常ベルが鳴ると、通常はセコム等の警備会社に連絡がいき、警備員が駆け付けて確認→ベル停止という流れになります。

この時、警備員が非常ベル停止装置があるエリアに入れない事にはベルを停止できない為、スタッフが現地に行く事になってしまいます。

それに備えて、警備会社に事前に鍵を渡しておくか、先に紹介したように現地のキーボックスに停止装置エリアの鍵を入れておくと良いでしょう。そうする事で電話での対応だけで済む事があります。

以上、実際に無人ホテルを運営してみないとわからない事例をご紹介しました。

事前対策を取っておく事で回避可能な事ばかりです。対策していないと、スタッフが現地に駆けつける事になり、人件費が発生してしまいます。そうならない為にも事前準備をしっかりと行っておきましょう！

弊社では無人ホテルの運営をサポートしています。

ご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。