沖縄の民泊代行会社 | マイズインバウンド

沖縄県 民泊運営代行 無人ホテル運営代行
Mon - Fri

10:00 - 17:00

沖縄で夏のレンタカー不足が深刻!ホテル・民泊で出来る対策とは!

最終更新日 : 2022年7月19日

沖縄県全体でレンタカー不足が深刻です。コロナでレンタカー台数が減った状態の中、夏の繁忙期で観光需要が爆発しているのが原因です。そこで本日は、今夏の沖縄のレンタカー状況と宿泊動向、宿泊施設としてできうる対策をお届け致します。

沖縄のレンタカー不足

コロナで観光客が激減してから、レンタカー会社もレンタカー維持費削減の為にレンタカーを売却する等して、保有台数を削減しています。

沖縄県 レンタカー登録台数の変化

2019年 41,155台

2021年 32,467台

21%減

業 務 概 況 令 和 3 年 版 沖縄総合事務局陸運事務所

※新聞等で報道されているグラフは、「沖縄県レンタカー協会」の正会員約40社のデータを元に作成されていますが、本記事の数字は県に登録されているレンタカーの全台数をご紹介しています。

実際のレンタカーの代金

レンタカー不足の状況はレンタカー代金を見ればすぐに分かります。

需要>供給

となる事で代金が高騰する為です。

レンタカー比較大手「レンナビ」さんで調べてみました。

ちなみに、沖縄県内のレンタカー代金は、通常は閑散期だと1日で3,000円、1泊2日で5,000円程度で借りる事ができます。

では今夏はどうなっているのでしょうか???

7月20日から1泊2日

軽自動車でナビなし、さらには送迎なしで14,000円!!!!

もう少しマシなものを探してみました。

軽自動車ですが、ナビ、ETC付き、送迎もついて22,000円!!  残り1台です。恐らく直前でキャンセルが出たのでしょう。

週末だと15,000円〜50,000円程度となっていました。

8月はどうでしょうか。見てみます。

8月19日から1泊2日

!!!!!!!!!!!!!!!

46,600円!!!!!  しかも例によって、軽自動車、ナビなし、送迎なしの3点セット!!!

ちなみに、SUV等の大型車になると、高いもので110,000円というのもありました。。。

最多価格帯は5〜6万円程となっていました。

やはりかなり高騰しているようです。

最近の沖縄県内の宿泊動向

レンタカー不足を受けて沖縄県内の宿泊は下記のいずれかに集中しているものと思われます。

  • モノレールで移動可能な那覇市内
  • 外に出ずに完結する海沿いの大型リゾートホテル

実際に那覇市内中心部の施設はそこそこ稼働が高くなっていますが、車が無いと到着できないような中北部エリアの民泊(一棟貸し物件)は稼働が伸び悩んでいます。

ゲストからのお問い合わせでも

「バスで行けますか?」

「レンタカー調達できませんか?」

といった、通常ではありえないような質問が増えています。

中小ホテル・民泊で出来る対策

かといって、そのまま指を加えて夏を終える訳にも行きません。中小規模のホテルで出来る対策としては、下記があります。

アクセス情報の充実

自社サイトやOTAにバスでもアクセス出来る内容を充実させましょう。

特に北部エリアだと那覇空港から直行のエアポートシャトルが出ています。

路線バスを乗り継がなくても簡単にアクセス出来る場合があります。

周辺アクティビティ情報の充実

徒歩でアクセス出来る海の情報や、送迎付きのアクティビティがある場合はそれらの情報も充実させてみることで、車なしでも楽しめるというアピールになります。

近くに大型リゾートホテルがある場合等は、リゾートホテルのプールやレストランも利用可能な場合がありますので、そういった情報も記載するのもいいでしょう。

沖縄県民需要の取り込み

レンタカー不足で予約が減ったのであれば、レンタカーが必要ない沖縄県民の需要を狙って見ましょう。

夏休みに入った事もあり、平日でも直前で沖縄県民のBBQやモアイ需要が見込めます。直前割等で一気に値引きして提供する事で、県民需要を取り込めます。

沖縄県民はゆったりした県民性の為、「明後日、北部でBBQのする?」等という需要も大いにあります。

これらを見直す事で少しでも需要を取り込んでいきましょう!

以上、沖縄県のレンタカー事情と宿泊動向でした。

今後の観光・宿泊動向

このレンタカー不足の状況は今年のゴールデンウィークでも同じ事が起こっていました。レンタカー会社としても、政府がまた蔓延防止等重点措置やら緊急事態宣言やらで観光業を締め付ける可能性を考えると安易にレンタカー台数を増やす事もできません。また、昨今の半導体不足で新車自体が製造出来ずに台数を増やそうにも増やせないという事情もあるようです。

参院選も終了した為、今後はコロナが5類に引き下げられるはずですので、そうなる時が観光業、宿泊業の本当の夜明けかもしれません。