公開日: 2021年3月6日
最終更新日 : 2021年3月6日
予約の成約を大きく有する施設写真。ホテルでも民泊でも、魅力的な写真を掲載する事で成約率が大きく変わってきます。でも、どんな良いカメラを利用しても、どんな腕の良いカメラマンが撮影していも、雨や曇の日に外観を撮影してしまうと、魅力が8割くらい減少します。そこで本日は、確実に快晴で撮影する小ネタをご紹介します!結論から先に言っておくと便利なアプリのご紹介です。
晴れた日に撮影する意味
予約サイトでは、検索した際に表示される一覧の中に1枚だけメイン画像が表示されます。
↓こういうやつ
この画像には主に外観写真が推奨されています。
このメイン画像次第でクリックしてもらえるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
その画像の背景が曇天模様の空なのと、快晴な空なのはどちらが魅力的なのかは言うまでもありませんね。ちょうど上記の一覧を見ると、上から3番目の画像は他のホテルに比べて暗い印象を与えてしまいます。
では次にクリックされて詳細ページに飛んできたゲストがどこをみているのか、視線テストをしてみました。
赤が最も見られている箇所です。
ここでもゲストは写真ばかり見ています。沖縄といえば青い海、青い空をイメージするゲストが多いでしょうから、曇り空の施設外観写真を見せてしまうと一気にトーンダウンして成約率が下がってしまうのです。
それくらい外観写真を晴れた日に撮影するのは大事な事なのです。
快晴にする裏技
前置きが長くなりましたがご紹介します。裏技と言っても、天気を操作する事は不可能ですので、今回ご紹介するのは、スマホの無料アプリです。「Photoshop Camera」で検索してダウンロードして下さい。
色んな機能がついていて、有料版もあるのですが、今回使用するのは、無料版でも利用可能な「ブルースカイ」という機能です。
百聞は一件に如かず。このアプリを利用して空を晴れにした実例をご紹介します。
↓ 曇天模様。こんなんじゃテンションあがりません。
↓ 全く同じ写真を数タップで快晴に!!
どうでしょう?ぱっと見では合成だとは気づかないクオリティです。雲の感じもリアル
「ブルースカイ」というレンズを選択するだけで自動で空だけ青空にしてくれます。
他にも例をあげます。
↓せっかくのオーシャンビューが曇りで台無し
あら不思議!急に海外の空に!ww
ちょっと雲の感じが不自然ですが、雲は数パターンから選べるので調整可能です。色彩も同じアプリ内で調整出来ます。
曇りの空どころか、夕焼けを快晴にする事も可能です。
↓ビフォー
↓アフター
夕日すら消し去るこの威力!
青空以外にも色んな背景がありますが、宿泊施設で利用するのは青空くらいかと思います。色々試して見て下さい!
こんな時に使える!
実際の快晴の時に撮影した方が良いのはそうなのですが、例えば下記のような場合に利用出来るでしょう。
- 梅雨の時期に建物が完成して、なかなか晴れない。
- 建物が離れた場所にあってなかなか晴れのタイミングで現地に行けない。
プロのカメラマンに依頼する場合でも、自分で撮影する場合でも、このような事は起こるでしょう。でも販売開始は早くしたいので、仮の写真を仕方なく曇り空のまま掲載していた方もいらっしゃるかと思います。
そういった時には、ちゃんとした写真が撮影出来るまで一時的にでもこのアプリで修正した画像を掲載して成約率を上げていきましょう!
利用時の注意点
いくつか注意点もあげます。
海
海と空を一緒に撮影すると、海まで青空にしてしまう事がある為注意して下さい。
窓
青空に出来るのは屋外で撮影した場合のみで、例えば室内から見える窓の外の空はまでは検出出来ないようで変更できません。
影
空をキレイに快晴にしてはくれますが、太陽が建物に当たる具合だとか、木々の影等までは再現できません。やはり、実際に晴れた日にちゃんと撮影した方がより魅力的なお写真が撮影出来ます。
天気ですので晴れた日の撮影はタイミング次第にはなります。うまく晴れるまでの一時的な処置として覚えておおきたいテクニックのご紹介でした。
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。