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2021年の沖縄観光はどうなる??予測が難しいので今分かっている事実を列挙してみる

コロナウイルスに振り回された2020年も終わろうとしています。来年はどうなるのか不安に感じている方も多いでしょう。通常であれば毎年末に翌年の展望等と銘打って翌年の動きを予想しているのですが、昨年末の予測(2020年の予測)を大幅に外した為、今年は遠慮がちにいきたいと思います。コロナウイルスの予測が難しく、あまり大きな事は言えない為、現在分かっている事をご紹介していきますので、皆様もご自身で考えて頂ければと思います。

2021年1月の予約の動き

年末年始のGoTo停止が発表されて混乱の真っ只中ですが、1月の動きが鈍いと思っている施設も多いのではないでしょうか。

GoTo停止後、年末年始の旅行は一旦キャンセルにもなりましたが、再予約等である程度稼働率を維持出来ているかと思います。

問題は1月4日以降です。「あれ?全然動かない。。。」GoToが適用される1月12日以降も同様にかなり厳しい状態が続いているのではないでしょうか。

そこで、最大手OTA楽天トラベルのデータを覗いてみます。

楽天トラベル データ

那覇エリア 売上

2020年12月 前年比: -18.11%

2021年1月   前年比: -31.76%

2020/12/27 23:59 時点でので数値になります。

1月は現時点で30%もマイナスです。今後日が近づくにつれて巻き返して来る可能性もありますが、厳しい状況が続いています。

実際の予約

弊社でお手伝いしているクライアント施設様もかなり苦戦しております。12月と1月の実際の稼働状況を下記で見比べて見て下さい。

こんな状況本来は恥ずかしくてお見せ出来ないのですが、恥を忍んで現状をご説明致します。

12月 そこそこ埋まっています。

1月 全体的に稼働が低く、年末年始明けから1月中頃にかけてどこもぽっかり空いているのが見て取れるかと思います。

色々な対策を売っているのですが、なかなか予約が入らない状況です。

苦戦の理由

ここまで苦戦している原因としては下記が考えられるかと思います。

  • ①もともと年明けは動きが弱い
  • ②GoTo停止の影響
  • ③コロナを様子見

①はもともと年明けのこの時期は動きが弱い点があげられます。それがコロナで加速してより目立つようになったかと思われます。その点は想像しやすいでしょう。

②は、GoToが1月11日まで停止になっている点が上げられます。年末年始はGoTo停止でもせっかくの休みなので皆さん旅行に出かけられていますが、休みが終わる1月4日以降はGoTo割引も無いのにわざわざどこかに行こうとはならないはずです。もう数日待てば12日からは大幅割引があるのがわかっているのですから、高い時に行く必要も無いでしょう。ホテルはいっそこの期間はスタッフの冬休みに当てるのも良いかもしれませんね。

GoTo停止が原因であれば、GoToが適用される12日以降も尚予約の動きが厳しいのは何故か。恐らく皆さん様子見をしているのでは無いかと推測されます。コロナ陽性者が増えている為、GoToがまた停止になるかもしれませんし、実際にコロナ感染を懸念して旅行を控えている方もいるでしょう。

このような要因が重なって、今年は特に1月前半から中盤が苦しい展開になっているかと思われます。

コロナウイルスの動き

旅行者のマインドを予測するのは難しい為、旅行マインドに大きな影響を与えるコロナウイルスの感染状況を確認していきます。

新型コロナウイルス陽性者数

国内の陽性者数の推移はこちら

まだ上昇中でピークを迎えた感じはありません。

厚生労働省 国内の発生状況

陽性者数だけを追うのは何の意味もないのは重々承知しております。実際には重傷者の数や致命率等、各種指標を複合的に分析する必要があります。ただし、毎日のようにセンセーショナルに報道される陽性者数が旅行者のマインドを左右するのもまた事実。人々は実際の危険度や病床逼迫状況よりも、報道される陽性者数によって旅行を控えたり、GoTo停止の圧力が強まってくるからです。それを踏まえて、今回は陽性者数に絞って見ています。

来年の旅行者の動きはこの陽性者数がどうなるかにかかっていると言っても過言ではありません。

旧型コロナウイルス 感染者数

これがどこでピークを迎えるのかは諸説ありますが、一つ参考になるのは旧型コロナの感染の波です。元々新型コロナも感染症である以上、冬に大きな波が来るというのは予測されていてその通りになっているのですから、同じコロナウイルスである旧型コロナの波は参考になるでしょう。

ちなみに旧型コロナとは、一般的な風邪の原因となるウイルスで4種類が報告されています。

こちらが過去5年間の旧型コロナの感染の波です。国立感染症研究所からお借りしてきました。

図3

ヒトコロナウイルス(HCoV)感染症の季節性について―病原微生物検出情報(2015~2019年)報告例から―

ウイルスの特性通り、何れの年も冬に流行っています。

2015年から2019年では、2015-2016シーズン以外、どの年も1月以降にピークが来ています

一般的にウイルスが冬に流行るのは

  • 湿度が低くなる事によって喉・鼻粘膜も乾燥し、ウイルス等の異物が排出されにくくなる
  • 寒さで体調を崩してウイルスに負ける
  • 寒さで換気が疎かになる

と言われています。12月よりも1,2月の方が気温が低い為に流行しやすいのでしょう。

旧型コロナの波の平均値を見ても1-2月がピークとなっていますので、新型コロナもかなりの確率でこれからピークがやってくるものと思われます。

これはGoToを停止しようが、続行しようが同じ波になっていたのでは無いでしょうか。

コロナワクチンの現状

希望があるとすれば、ワクチンですが、現時点で開発に成功したワクチンが日本で摂取できるようになるのは2月下旬との事です。

国内で行われている臨床試験のデータも踏まえて、早ければ2月中にも承認されるかどうか結論が出る見通しで、厚生労働省は来年2月下旬をめどに医療従事者、3月下旬をめどに高齢者への接種を始める体制を確保し、その後基礎疾患のある人などに優先して接種を行う方針です。

新型コロナ ワクチン接種 海外は開始 日本は来年2月下旬以降か

2月下旬というと、上記で説明した旧型コロナのピークが終わる頃にあたる為、ほっておいても新型コロナも収まる時期にはなるのですが、それでも「ワクチン摂取が始まったから陽性者が減少に転じた!」という風潮になって、「コロナもこれで終わりだ!」とマーケットが思ってくれればしめたもの。一気に旅行マインドも上昇に転じる可能性があります。

時期的なものでもなんでもOK。経済はマインドです。みんながコロナは収束に向かっている!と思ってくれればどうにかなります。

ワクチン以外にコロナ収束が早まる可能性としてはウイルスの弱毒化がありますが、これはあまりに不確定過ぎて何とも言えません。ウイルスの特性として、拡散力があるウイルスほど毒性が弱いというのがありますので、最近の変異型コロナが拡散力が上がって、弱毒化している可能性もあります。ただし、これは実際の毒性うんぬんよりも、陽性者数が増える事による経済マインドの低下と自粛圧力によるマイナス面の方が大きいので良い事はなさそうです。

まとめ

以上、現状をダラダラとご説明してきましたが、ざっくりいうと

日本における新型コロナのピークは1〜2月(たぶん)

でまとめられそうです。逆を言えば、3月以降は時期的な陽性者数の低下とワクチンによる効果が相まって新型コロナ陽性者数が急速に収束していく可能性もありそうです。

といっても、旧型コロナが毎年はやるように新型コロナも消えてしまう事は無く、ダラダラと続くでしょう。みんなが新コロもちょっとしたウイルスだと思ってくれる頃が本当の終息になるのでは無いでしょうか。

沖縄観光における3月以降は冬を終えて旅行者も増えてくる時期です。新型コロナ騒動が終わるのももうすぐそこかもしれません。

予測が難しいので事実を列挙するだけと言っておきながら具体的な収束時期まで明記してしまいましたが、弊社の予測は外れる事で有名ですのであまり信じ込まないように(笑)

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