【沖繩県入域客数】 8月 県独自の緊急事態宣言の影響がどの程度だったのかを検証!

2020年8月の沖縄県入域客数が16日に正式にの発表されました。通常は25日前後なのですが、今回は異様に早く報告されています。国の緊急事態宣言が解除され、県を全く移動が解禁になったのが6月19日。それを受けて7月の入域客数は力強くのびていた中での7月31日の沖縄県緊急事態宣言。丸一ヶ月以上に渡る県独自の緊急事態宣言が入域客数にどのような影響を与えたのかを検証します。

昨年の7・8月の比較

先に昨年2019年の7月と8月の数字を見てみます。

令和元年(暦年)沖縄県入域観光客統計概況

昨年でいうと、8月の方が7月に比べ6%ほど入域数が多くなっていました。通常は8月の方が夏休みという事もあり入域客が増えます。分かりやすいですね。

今年の7・8月の比較

国の緊急事態宣言も解除され、7月の入域客数も力強く伸びていた為、8月はさらに多くの入域があると思われていました。実際にどこの施設も、8月に入るまでは予約数、稼働率、平均単価共に8月の方が7月より遥かに良い数字だったのではないでしょうか。

ところがその傾向が一気に様変わりしたのが7月31日の県独自の緊急事態宣言でした。その日を堺に一気に予約がキャンセルになり新規の予約も入らなくなりました。それが約1ヶ月も続いたのです。

令和2年(2020)8月 入域観光客数概況

数字でいうと、

2020年7月 277,300人

2020年8月 202,800人

マイナス27%

の着地です。

通常であれば7月よりも増えるはずの8月が逆に

27%も減ってしまった

のです。それだけ県の緊急事態宣言が強力だったという事です。

地域別の入域

8月は既にGo to トラベルキャンペーンが始まっていましたが、東京が除外されていました。そんな中での地域別の増減率も確認してみます。

増減率でいうと、なんと、

東京が最も減少率が低いマイナス69%だったのです!

「Go to除外だから沖縄行くのはまた今度にするか」となるかと思いきや、そんなの関係無く夏休みを利用して来ていただいていたのですね。ありがたや。

ちなみに東京方面の全体に占める割合はこんな感じで半数以上に登ります。

これだけの数が補助を受けてさらに冲縄へ来て頂けると思うと今後は入域客は倍増しそうですね!

緊急事態宣言後の打ち手

弊社でお手伝いさせて頂いている施設も、8月の稼働率、平均単価は7月31日の時点では非常に好調に推移していました。それが、7月31日の沖縄県緊急事態宣言を受けて、キャンセルの嵐。急激に状況が悪化し始めた為、かなり厳しい状況になると踏んで、翌日の8月1日には一気に料金を6月頃と同程度まで落として稼働率の下げ止めに舵を切りました。

料金を落とすとせっかく高い料金で予約していたゲストがキャンセルして安い料金で再予約するいわゆる「乗り換え予約」が発生するのは100も承知ですが、このままズルズル行くと取り返しがつかない事になる位の勢いで悪化していたのです。

当初は8月は単価を上げていいく段階だと計画していたのですが、そのまま単価を上げる方向で走っていたら8月の売上は悲惨なものになっていたでしょう。

その甲斐あって、最も良い施設では8月の稼働率が82%で着地する事が出来ました。判断が遅れていれば傷口がひろがっていたかもしれません。

日々データを取りながらマーケットの動きを注視する事の重要さを再認識しました。

今後の動き

9月は既に半分が過ぎていますが、8月に比べてさらに力強く予約数が伸びてきています。

それに加えて、ただでさえ冲縄への渡航意欲が高い東京が10月宿泊分からはGo toキャンペーンを利用して本格的に押し寄せてくると思うと楽しみでなりません。

本日9月18日正午より東京方面のGo toキャンペーンが販売開始されるとの事でしたので、弊社でお手伝いしている施設でも稼働率の比較的良い施設を中心に10月以降の料金をちゃっかり値上げしております。ww

日々の稼働状況を取っているので、動きが予定に達し無い場合はまた別の方策に転換しますし、順調に推移すればさらに単価を上げていく段階に入れるのではないでしょうか。

コロナも日々の陽性者数をみているとほぼ収束したと見て良いでしょう。菅新政権の誕生でテレビのニュースがコロナから政権関連ばかりになったのも、国民心理的に無意味な恐怖から意識を反らすきっかけになっていると思います。

今後は観光需要は良くなる要素しか無いので、来月以降の入域客数の発表も楽しみにしています!


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