公開日: 2024年4月12日
最終更新日 : 2024年4月12日
旅館の障子や天井を破壊して炎上したゲストがいます。このようなモンスターゲストは定期的に発生してしまうのが宿運営。でもそういったゲストを極力避ける方法も存在します。今日はそんなモンスターゲストが発生しにくくなる方法をご紹介します
①料金を上げる
どんなビジネスでもそうですが、料金を下げすぎると客の質が落ちます。
宿ビジネスでも料金を安くしすぎると常識のない若者がグループで宿泊して騒いで備品を壊します。
値上げするだけでかなりのモンスターは遠ざかってくれるのでオススメ。特に大学生はお金がないので尚更です
②1泊は捨てる
このような迷惑飲み会は週末の1泊に行われることが多くなります。それを防ぐ為に下記のいずれかの設定が有効です
・2泊以上の受け入れにする(週末だけでもOK!)
・1泊は高額、2連泊以上は安い設定にする
そうする事で若者の飲み会利用の宿泊を避ける事ができます。
1泊が減る事で週末の連泊を受け入れる事ができるので収益的にも良い!
※宿における週末とは土日ではなく、金土のことですのでご注意ください。
③チェックイン時に身分証をおさえる
身分証のコピーを頂いておくことで、ゲストからすると「なにかあったら身元がバレる」という抑止力になります。
また、実際に破損した場合、修復費を請求しても逃げようとするゲストが多いのですが、身分証を元に警察に被害届けを提出するとお伝えすれば払って頂ける確率が高くなります。
インバウンドゲストの場合はパスポートコピーをもらっておけば被害額を請求する際に役立ちます。
私がよく利用するのは下記
「日本ではあなたの行った事は重罪となります。◯◯警察に被害届けを提出しました。出国時にイミグレーションで日本国警察から事情聴取が入りますのでご対応お願いします」
これにビビって払ってくれる方もいます。
無人運営の宿でも身分証を事前に頂いたり、チェックインタブレットで撮影したりして抑える事ができます。
この3点をやるだけで、話題になっているような変なゲストから宿を守る事が可能です。
是非お試しください。
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。