公開日: 2018年1月27日
最終更新日 : 2018年1月27日 皆さん、突然ですが、土地、持ってますか?大地主ですか?持っていたらおめでとうございます!持っていない方は「大地主っていいな」なんて思ったことが一度はあるんじゃないでしょうか。土地にアパート建てて家賃収入で暮らす。沖縄なんかだと、米軍に貸している軍用地収入で毎月莫大な収入を得ている。そんな話を一度は聞いた事があると思います。
今日はウェブと土地の一見関係無さそうで、ちょっと似ている興味深いお話。
天皇サイコー!土地所有の起源とは
そもそも、大地主ってなんでそんな土地を持っているかご存知でしょうか。ビジネスで莫大な資産を築いて自分で土地を購入した方は置いといて、親から相続した方が大半だと思います。ではその親は?そう、おじいちゃんからの相続です。おじいちゃんは?ひいおじいちゃんからと、どんどん遡っていきます。
じゃあ、最初はどうなっていたの?という事ですが、最初の土地所有って、実は「言ったもん勝ち」だったんですね(笑) 荒れた土地を畑にして作物育てて「これ、俺の土地!」って言ったら俺の土地になったんです(笑)1200年以上前の奈良時代のお話です。
もともとは土地って、今の中国同様全て国のものだったんです。そんな中、当時の天皇とその仲間たちは国を豊かにする為に試行錯誤したわけ。そこで下記のようなやり取りがあったはず(多分)
(天皇)
「国を豊かにする為にどうやって国民のモチベーションあげたろうか?なんかいい案ない?」
(仲間たち)
「人参作戦で行きましょ!荒れ地がいっぱいあるんで、耕した土地はあんたの孫まで一族で使っていいよ。それ以降は国に返してねって事で」
(天皇)
「いいね!それでいこう!」
これを世に言う、三世一身法という
〜20年語〜
(天皇)
「最近、農民怠けてね?」
(仲間たち)
「なんか聞いた話なんすけど、どうせ国に返す土地だからって、あんま荒れ地に手ぇ出す奴がいないらしいんすよ」
(天皇)
「マジか。。。 どうすっぺ?」
(仲間たち)
「いっそ、あげちゃいます?土地?」
(天皇)
「いいね!それでいこう!」
それ以降、耕した土地はその人のものというルールになったとさ。
これを世に言う、墾田永年私財法という。
ウェブとなんの関係があるのか?
天皇の決断のお陰で現代の大地主の皆さんは楽させてもらってるんですね。さて、土地の話は分かった。ウェブとどういう関係が?という疑問が出て来るかと思います。そのあたりを説明します。
土地→畑→農作物→資産
というのは簡単に想像がつくはず
同じく
良いウェブサイト→アクセス→資産
という風になります。アクセスのあるウェブサイトで集客してビジネスにつなげるというのは現在では当たり前のように行われていると思います。
では、ウェブサイトってどうやって自分のものにしますか?ドメイン取得して最近だとワードプレス等を利用して立ち上げます。ここが土地でいう「俺の土地!」って言った所です。ただ、それだと存在はしても誰にも認識されていないので、ウェブ上では存在しないのと同義です。「この土地、耕そうかな」とういう段階ですね。耕して初めて自分の土地になって資産になっていくのです。
ここで注意して欲しいのが、「購入」との違いです。既にある有名なウェブサイトを高い金額で購入した場合は、土地でいう「ビジネスで築いた財産で土地を買う」という概念です。それに対し、ウェブサイトをゼロから立ち上げるのは、まさに耕す行為なのです。
ゼロから立ち上げる場合、ドメイン取得に数百円。サーバー代も安いものなら月数百円からあるので、殆どタダみたいなもの。耕す為のクワと長靴代です。それを少しづつ価値あるものにしていってみんなに広く認識してもらって初めて「俺の土地」にしていくのです。
これがウェブの墾田永年私財法と言われる所以なのです。(勝手に言っているだけ)
ウェブで「俺の土地」をアピールするには
では、みんなに認識してもらうってどういう事でしょう?わかりやすいのが
「グーグル検索で上位表示される事」
ですね。検索して上位表示されるページにはアクセスが殺到して場合によっては仕事の依頼が来ますが、数ページ目とかになるとまずクリックしてもらえません。上位表示=資産なのです。例えば、今「沖縄 宿泊」で検索すると下記のように表示されます
楽天、じゃらんはさすがですね。単体の宿泊施設では、「美ら海くん!」なる恩納村の民宿がトップ。ついで「ホテルモントレ」です。最近だと宿は楽天やじゃらん等の予約サイトで予約するのが一般的ですが、こうやって自社サイトが上位表示されると、自社サイトからの直予約も取り込めて、予約サイトに支払う10%前後の手数料も払う必要は無くなります。それだけで利益率10%の改善。まさに資産!「俺の土地」なのです。
世の中様々なウェブサイトが存在しますが、殆どは耕していない土地。存在しないと同義のウェブサイトです。それをあるキーワードで上位表示されるようになると将来的に資産になっていくのです。既に耕された土地(ビッグキーワード)だと上位表示はかなり難しいのですが、耕されていないスモールキーワードなら、まだまだ上位表示は可能です。
ちなみに、この「マイズみんぱくドットコム」の特定のキーワード検索順位は下記
参考)検索順位チェッカー
日によって順位は違いますが、検索キーワードによっては1ページ目に出てくるものもあります。
耕し方を教えてくれ!という方の為に
では、どうやって耕すの?という点ですが、ウェブや書籍で色々紹介されているのでそういう専門の方を参考にするのが1番だと思います。ちなみに私が参考にしているのは、永江一石さんという個人でウェブコンサルティングを行っている方。コンサルを依頼している訳ではありませんが、ブログやメルマガを購読して勉強させて頂いています。ブログは無料なので、読んで見る価値はありますよ。ご興味ある方はどうぞ
More Access! More Fun! | 永江一石のITマーケティング日記 – Landerblue
https://www.landerblue.co.jp/blog/
なんか宣伝みたいになってしまいましたが、もちろん広告費等頂いている訳ではありません。こんな弱小ウェブサイトに広告依頼が来るワケも無く(笑)永江一石さんとは面識もありません。上記ブログはウェブ関連の勉強になるだけでなく、純粋におもしろいのでオススメさせて頂いてます。ウェブと全然関係無い事も結構書いているので飽きない。最近だと「禁煙押し」なのがサイコー(笑)タバコ撲滅を訴える姿を応援しています!
他にも参考になる方やウェブサイト、書籍は沢山あると思うので、色々探して見て下さい。一つだけ注意するとすれば、小手先SEOだけで上位表示という系のものは止めておいた方がいいですよ。
ざっくりまとめるとこうなる!
話がそれてしまいましたが、ざっくりまとめると
土地発見(ウェブサイト立ち上げ)
↓
耕す(ウェブサイト構築、メンテナンス)
↓
土地所有(上位表示)
↓
資産(仕事依頼)
という事ですね。数年後にはあなたの業界のキーワードでは上位表示が難しくなっているかもしれませんが、今ならまだまだ上位表示可能なキーワードもあるはず!誰かが耕す前に先に墾田してしまえ!
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。
「ウェブ業界では既に墾田永年私財法が適用されていた!みんなが気付く前に墾田せよ!」への1件のフィードバック