公開日: 2022年7月26日
最終更新日 : 2022年11月15日
とうとう台風シーズンが到来しました。8月〜10月頃にかけては台風が直撃する事も多く注意が必要です。そこで本日は、台風襲来時にホテルが出来る滞在ゲストへの事前案内と注意点をおさらいします。毎年の事ですが、ここで改めて見直してみましょう!
冷房のポンポン音
台風が近づくと、客室でポンポン変な音がなる事があります。観光で滞在しているゲストは慣れていない為、何だ何だ!? と深夜に電話が来たりします。
実はこれ、台風による風や低気圧と室内の高い気圧の差からくる、エアコンドレンホースの空気の逆流によって起こるようです。
以下の3つで気圧差が解消されて概ね解消できますので、事前にゲストに案内しておくと良いでしょう。
- 換気扇を止める
- 通気孔を開ける
- 窓を少し開ける
以下の記事でも詳しく解説していますのでどうぞ
冷房不具合
台風が来ると、風向きによってはエアコン室外機に直接風があたって、室外機が逆回転してしまい、冷房が効かなくなる事があります。
風が収まれば問題なく作動しますが、稀に台風が過ぎ去った後も冷房が効かない場合があります。そのような場合には慌てて修理を依頼する前に、コンセントを抜き差ししてみてください。かなりの確率でエアコンが作動し始めます。何らかの安全装置が作動しているのでしょうか。理由はわかりませんが、試す価値はあるでしょう。
橋の閉鎖
沖縄は島国なので、あらゆる箇所が橋でつながっています。
沖縄本島だと、瀬底大橋や古宇利大橋
宮古島だと、伊良部大橋や池間大橋等があります。
これらの橋は、台風で風速が◯m以上になると閉鎖されてしまいます。そうなってしまうと、ゲストは本島に戻る事も出来ず、動きが取りづらくなってしまいます。
台風なので航空機も欠航していてゲストは結局動きは取れないかと思いますが、橋が閉鎖になる点は事前に案内しておいた方が親切です。各自治体のサイトで案内が出ていますので、台風接近時には確認しておきましょう。
停電時の対策
最近は那覇市等の都心部では停電する事も少なくなりましたが、都心部以外のホテル・民泊は事前に懐中電灯を客室に準備しておき、どこに置いてあるかを案内するといいでしょう。
また、今の時代、より喜ばれるのはモバイルバッテリー。スマホさえ使えれば連絡も取れますし、暇も潰せます。大型のモバイルバッテリーを用意しておけばゲストも非常に満足するでしょう。
減泊・日程変更相談への対応をスタッフで共有
台風が近づいてくると、
- チェックイン日をズラしたい
- 直撃する前に帰りたいので減泊したい
という問い合わせが増えます。そのような場合にどう対応するのかを事前に決めておいて、スタッフで共有しておきましょう。その都度確認ばかりしていると、ゲストを待たせる事になりますし、スタッフの負担も増えてきます。
問い合わせがあった段階で即答できればゲストも満足してくれるでしょう。クチコミもアップ!
当たり前の事もご紹介しましたが、意外と知らない事もあったのではないでしょうか。
次に台風が来た時にはこの記事を読み直して、台風接近に備えましょう!
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。