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【プラスチック資源循環法】ホテルアメニティはどの位の規模から注意すべきか計算してみた

最終更新日 : 2022年3月23日

プラスチック資源循環法が来月4月1日から施行されます。聞いた事はあるけどそこまで注意して考えた事がないホテルも多いかもしれません。そこで本日はプラスチック資源循環法、通称プラ循環法の概要とどれくらいのホテル規模から注意すべきかを計算してみました。

プラスチック資源循環法とは

宿泊業に絞って簡単に説明します

以下のアメニティを去年5トン以上提供したホテルは注意してね というものです。

  • ヘアブラシ
  • くし
  • かみそり
  • シャワーキャップ
  • 歯ブラシ

注意するとは主に二択

  • 有償にする
  • フロントでピックアップする形にする

プラスチック資源循環

このような対策が求められるのですが、最近ではそもそもフロントの無い無人ホテルが増えている為、販売もピックアップ式も対応出来ないホテルが多く存在します。

アメニティの重さ

年間5トンと言われてもよくわからないので、具体的な所まで落とし込んでみます。

指定されているホテルアメニティのそれぞれの重さは下記でした

品目重さ
歯ブラシセット10g
ヘアブラシ10g
ひげそり6g
シャワーキャップ3g
合計29g

※ヘアブラシとクシは用途が重複する為、今回はヘアブラシの方だけで計算します。

歯ブラシセットは最低限どのホテルにも置いてあるでしょう。1泊あたり最低10g

全て置いてある場合は1泊あたり約30gとなります。

ホテル宿泊客数

次にホテルの宿泊者数を計算してみます。

20室の小規模ホテルの年間平均稼働率を70%と仮定すると

平均滞在人数2人
客室数20室
年間日数365日
稼働率70%
年間人泊数10,220人泊

年間約1万人泊となります。

アメニティ年間消費量

この数に先のアメニティの重さをかけて計算すると年間消費量は下記になります。

品目重さ年間消費量
歯ブラシ10g102,200g
ヘアブラシ10g102,200g
ひげそり6g61,320g
シャワーキャップ3g30,660g
合計29g296,380g

1人1泊ごとにアメニティを1点提供として計算

  • 歯ブラシセットだけの場合 102,200g
  • 全て提供した場合 296,380g

の消費量となります。

今回のプラ循環法の対象となるのが 5トン=500万g ですので、全くもって届きそうにありません。

プラ循環法に注意すべきホテルとは

ではどのくらいのホテルだと5トンも消費するのかというと

300室のホテルが年間平均80%稼働してようやく到達する量

なのです。。。

それも踏まえて、プラ循環法にひっかかってくるホテルとは

  • 客室数300以上で年間平均80%稼働するホテル
  • 20室程度のホテルを15棟以上運営する施設事業者

となります。

複数施設を運営するような大手チェーン事業者のみが該当するようですね。個人運営の民泊なんて一切関係なさそうです。

上記に該当しないからといって資源を無駄にしても良いというわけではありませんが、ひとまず小規模事業者はこれまで通りの運用でも問題なさそうです。

でもせっかくなのでこれを期に提供アメニティを見直してみてはいかがでしょうか?

無駄な出費が減って収益改善になるかもしれません!