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ホテル・民泊で予約が入らない時にチェックすべき項目3点

最終更新日 : 2022年1月9日

長くホテル・民泊を経営していると予約の入具合が良い時もあれば悪い時も経験しているでしょう。ローシーズンで予約の入りが悪いというだけなら良いのですが、知らず知らずのうちに予約が入らない原因を作ってしまっている事もままあります。今日はそんな時にチェックすべき項目を3つご紹介します。いずれも基本的なものですが、それらを改善するだけで急に予約が入りだす事もあります。最近調子が悪いなという施設は確認してみてください。

マーケットから乖離した料金で販売

最も多いのはこれでしょう。近隣同等施設が5,000円で販売しているのに自社は8,000円で販売していたら予約は入りません。チェックイン日が近づくに連れてこのマーケット乖離が起こりやすくなります。

例えば、下記が那覇市内の過去1年間に入った予約のリードタイム別の平均単価です。

那覇市 リードタイム別ADR (過去365日分)

見事に日が近づくに連れてマーケット料金が落ちてきているのが分かるかと思います。もともと平均で9,000円程度だったものが、チェックイン直前になると5,000円を切ってきます。各施設、稼働が弱く慌てて料金を落としているのがわかります。

この料金調整をうまく行わないと予約を取り込む事が出来ません。安くすれば予約は入ってきますが、必要以上に安くしすぎると利益を圧迫します。非常に難しい所です。

何となく最近予約が入らないから下げる というのはよくありません。再現性が無い為です。

弊社ではサポートする施設の稼働率の推移を毎日チェックしながら●日前までに●%という一定の指標を儲けて、そこに達しているかオーバーしているかで料金を上下させています。

稼働率推移の例

マーケットに最適な料金での販売を心がけましょう。

販売期間延長忘れ 

楽天、じゃらん等の国内OTA特有の事例です。国内OTAではプランを作成する際に販売期間を指定するのですが、これが無制限では無く期間が決まっているのです。

例えば、楽天トラベルで2020年の12月に作成したプランがあるとします。そのプランは作成時の最大期間が2021年12月31日までの為、自動延長設定が無い限り2022年1月時点では期限が切れています。販売出来ていないのです。

自動延長にするか、定期的に延長作業を行いましょう。

また、じゃらんの場合はさらにトリッキーで、プラン変更画面から登録期間を延長した後、「プランの期間を延長する」という画面から再度延長作業を行うという謎仕様

まずは登録期間を延長↓

その後期間を延長↓

この期間を延長は漏れている施設も多いかもしれません。

そしてさらにはサイトコントローラーによっては、OTAでプラン延長した後、その期間を取り込む作業が必要になる事があります。この取り込み作業を忘れると、OTA側でプランを延長していても、料金在庫が流れていかない為、結局販売にならないのです。

なんともややこしい仕様となっております。

販売停止

これも稀にあるのですが、OTAのアカウントが停止になっているケースです。多いのがOTA手数料の支払い漏れです。

特にエクスペディアの現地決済分やBooking.comの手数料は自動引き落としでは無く施設側からOTAへ振り込む必要がある為、忘れがち。これが数ヶ月たまると、いきなりアカウントが停止になったりします。

楽天、じゃらんでも自動引き落としにしていない施設は毎月振込が必要になる為、忘れないようご注意下さい。

この手数料未払いによるアカウント停止を食らうと、手数料支払後も販売再開まで数週間、販売開始後もペナルティから以前のような予約の入り具合は期待できません。かなりの痛手となる為、手数料支払遅延は決しておこなってはいけません。

異常の確認方法

これらの項目は重要ですが、全てのOTAを定期的に一つづつ確認していくのも大変です。そこでオススメなのが、OTA別の売上割合をチェックする事。

これをチェックすると、

「これまで全予約の3割を閉めていたOTAが急に来月以降ゼロになっている」等の異常値がひと目でわかります。異常を発見した場合にそのOTAの詳細を確認していくという流れで行えばそこまで手間も掛からず、見落とす事もなくなります。

以上、予約の動きが異様に悪いなと思った時に確認すべき項目をご紹介しました。

今はどの施設も予約の動きが鈍っているかと思いますが、あまりに酷い場合は上記の3項目をチェックしてみてください。案外みつかるかもしれませんよ!