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ホテルコンサル会社のSEOはどのくらい?各企業の指標を解析!

最終更新日 : 2021年5月18日

今日はちょっとしたトリビアです。気軽に読んで下さい!

ホテルの業績改善に心強いホテルコンサル企業。OTA内でランキングを上げるSEOに関してはプロかもしれませんが、Google等の一般的なウェブ検索に対するSEO力はどれくらいでしょうか?今日はそんな疑問から、沖縄県内のホテルコンサル企業のSEO力を調査、丸裸にしていきます!

SEOとは

ご存知無い方の為にSEOを簡単に説明すると

【Search Engine Optimization, 検索エンジン最適化】

検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させる施策のこと。特定のキーワードで検索された場合の検索結果で、自分のサイトのページを上位に表示させるように、ページやサイト、さらにサイト外の要因を調整することが多い。

impress

要は、Google検索で存在感を出す対策の事。

SEOとホテルコンサルの関係

OTAでのSEOと、GoogleでのSEOは全く別物です。GoogleでSEOが強いからと言ってOTAでも強いという事はありません。それでも今回調査してみたのは、

Google SEOが強い=自社ビジネスの集客力が強い=クライアントが多い=ノウハウ豊富

という方程式が成り立つかも?と思ったからです。多くのホテルをクライアントに持っている企業の方が様々な販売ノウハウを蓄積している可能性がある為、コンサルティングを依頼した場合でも効果が出やすいと考えられるからです。

調査方法

今回の調査にはUbersuggestというウェブサービスを利用します。

海外の有名なSEO調査サイトで、著名なブロガー等も利用している信頼のおけるサービスです。

今回調査した指標は下記6つです。

オーガニックキーワード該当ドメインのランクに影響しているオーガニック検索キーワード数
月間オーガニックトラフィックこのドメインがオーガニックキーワード検索で見込める推定月間トラフィック
ドメインオーソリティそのWebサイトが検索エンジンでの順位においてどの程度良く評価されるかを表す指標。ドメインパワーともいう
被リンク外部サイトから当該ドメインに設置されたリンク数
NoFollowページランクの計算にリンクを使用しないように検索エンジンに指示するWebページの設定「このリンクはサイトの所有者がリンク先を推奨する意味で提示しているものではない」ことを示す。
NoFollow割合被リンクにおけるNoFollowの割合高いほど、被リンクの多くがおすすめされていないリンクである事を示す。
2021年1月28日調査

あくまでもUbersuggestではじき出した数字ですので、実際の数値とは異なります。また、調査のタイミングでも変わってきます。

弊社も自社の分析をした所、実際のトラフィックはUbersuggestの数値よりも大幅に大きくなっていました。

ただそれは各企業同じ条件ですので、企業間の違い幅を参考にして頂ければと思います。

各企業のSEO力

今回調査したのは、こちらでもご紹介している沖縄県内の有名ホテルコンサル会社5社

  • ファイブスターコーポレーション
  • ジョイホテルマネジメント(宿カリ沖縄)
  • ネオックスワン
  • セブンスピリッツ
  • マイズインバウンド

県外の企業は知名度からSEOレベルが違い過ぎて参考にならない為、今回は県内企業のみの調査となります。

一つづつみていきます。

ファイブスターコーポレーション

オーガニックキーワードの多さが目立ちます。社員で持ち回りでブログを更新し続けており、それがオーガニックキーワードの多さ、ひいてはそれらのキーワードから流入するトラフィック数に繋がっているようです。それを戦略的に行っているのが伺えます。

ドメインオーソリティ、被リンクの数も多く、総合的にバランスが高くなっています。

県内No.1をうたう実力は嘘では有りません。


ジョイホテルマネジメント(宿カリ沖縄)

こちらもオーガニックキーワードの多さが突出しています。トラフィックはファイブスターに比べ落ちますが、ドメインオーソリティは高い

被リンク数も多く、総合的に高い

ウェブ経由の問い合わせも多いのではないかと推測される。


ネオックスワン

トラフィック数が極端に少なく、ドメインオーソリティが低く、被リンクも少ない

その為、クライアントの集客は問い合わせでは無く、紹介や広告がメインになっている可能性が高いが、実際には県内有名大手ホテルをコンサルする等、確かな実績を誇る。


セブンスピリッツ

ネオックスワン同様、オーガニックキーワード数、トラフィック数が少ない

被リンクは多いが、NoFollowも多い為、広告やPR等のリンクの可能性がある。

こちらもクライアント集客は紹介や広告の可能性が高いが、自社ウェブサイトを見てみると、かなり多くの施設をサポートしている上、沖縄観光黎明期より事業を行っている為ノウハウの高さは折り紙付き。


マイズインバウンド

オーガニックキーワードはファイブスター、ジョイホテルマネジメントに及ばないものの、トラフィック数は最多

ドメインオーソリティと被リンクは今回調査の5社中真ん中くらい。NoFollow割合が低い事からも、広告をうっていないのがわかる。(実際1円も広告費はかけていません)


各指標一覧

比較しやすいように一覧表も作製しました。

沖縄県ホテルコンサル企業SEO力一覧 (スマホの場合は横にして閲覧下さい。)

企業名オーガニック
キーワード
月間オーガニック
トラフィック
ドメイン
オーソリティ
被リンクNoFollowNoFollow
割合
ファイブスター
コーポレーション
21031079171161311.21%
ジョイホテル
マネジメント
(宿カリ沖縄)
1417631221813418.78%
ネオックスワン132156300.00%
セブンスピリッツ190169543666.67%
マイズインバウンド7631118129322.15%

各指標の見方としては下記のように解釈して下さい。

  • オーガニックキーワードが多い程、長期的にトラフィックが多くなる可能性がある
  • トラフィックが多い程、ウェブ上での存在感があり、新規クライアントとの接触が多くなる(クライアントが多いかどうかは別問題)
  • ドメインオーソリティが高い程、各キーワードで上位表示されやすい=広告費を賭けなくて済む
  • 純粋な被リンク(被リンク ー NoFollow)が多い程、ドメインオーソリティが高くなりやすい

という感じです。OTAのSEOでも上位表示されていれば下手な広告費を払わなくても予約が入ってくるのと同じですね。

広告費をかけていれば、同じサービスでも(同じ宿でも)価格に転嫁される為、サービス内容の割に(ホテルの質の割に)料金が高いなとなる可能性があるという事です。

今回ご紹介した指標が全てではありませんので、一つの参考程度に見て頂ければと思います。

また、他にも気になる企業がある場合は、ご自身でUbersuggest等のサービスを利用して調べて見て下さい。

企業ウェブサイトだけからではわからない事も見えてくるかもしれません。


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