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民泊・無人ホテルの台風対策 実際にあった事例と対策方法!

最終更新日 : 2023年10月31日

先日の戻り台風が通り過ぎ、ようやく落ち着きを取り戻してきました。今回の台風は速度が遅い上に一旦過ぎた後に戻ってきた事もあり、通常よりも「長い」台風というのが特徴的でした。それもあって停電等の不具合も長引きました。そこで本日は台風で実際にあった民泊や無人ホテルの不具合と、その対策方法についてご紹介します。まだまだ台風シーズンが続きますので参考にどうぞ!

停電

台風時の不具合で代表的なのは停電です。今回の台風でも一時沖縄本島の約3分の1にあたる20数万戸が停電したそうです。

停電すると、冷房は元よりスマートフォンも充電ができなくなる為、ゲストは非常に不便を強いられます。そんな時に臨時のモバイルバッテリーをゲストに提供できると喜ばれます。

車でも充電ができますが、ガソリンが無くなると充電どころではありません。台風が直撃すると当然ガソリンスタンドも閉鎖されてしま為、台風が近づいている場合は、事前にガソリン満タンにしておく事を案内するとイザという時に助かるでしょう。

また、停電に備えて客室内に非常用ライトと乾電池も設置しておくと良いでしょう。

断水

意外かもしれませんが、停電すると断水する事があります。マンションタイプ等、上層階までポンプで水を汲み上げている場合に停電でポンプがストップし断水が起こるのです。

断水すると最悪なのがトイレが利用できなくなる点。冷房が利用できないのはどうにかなってもトイレが利用できないと滞在自体できなくなります。

そんな場合に備えて、台風が来る前にバスタブに水を貯めておくとトイレ用水として利用できます。タンク式トイレの場合は、利用毎にタンクを満水にすれば通常通り利用できます。

雨漏り

台風で雨風が強いと雨漏りも心配です。特に古い建物だと雨漏りする場合がある為、台風時にゲストの宿泊が無い場合は、特にベッドをビニールで覆う等して雨漏りしても濡れないようにした方が良いでしょう。

また、風向きによって窓の冊子の隙間から雨が侵入してきて床上浸水状態になってしまう事も。戸建てや最上階でない部屋でも、油断はできません。

風が雨水をお仕上げて隙間から入ってくるのですが、雑巾程度では侵入を防げません。浸水するのを前提に事前に電化製品が濡れないように上にあげて、もし準備できるなら、赤ちゃん用のオムツだと吸水性が高い為、雑巾等よりは役に立つでしょう。

Wi-Fi

停電復旧後もWi-Fi不具合が各施設で確認されています。弊社で管理する物件でも複数不具合がありましたが、清掃会社がいうには他でお同様の事例があるようです。

通常Wi-Fi不具合はルーターの再起動で復旧するのですが、今回の台風後の不具合は何故か復旧しません。原因は不明ですが、チェックイン前のWi-Fi確認と不具合がある場合は事前にゲストにお伝えしたり、一部返金する事でクレームを未然に防ぐ事ができます。

エアコン

これも停電とは別で、停電復旧後もエアコンが作動しない事が多々あります。原因は室外機の逆回転。台風の風で室外機が逆回転を起こし、不具合が発生するのです。

台風後に通常通り電源を入れても作動しない、冷えないという場合には、電源の抜き差しで再起動すれば問題なく作動する事があります。それでも作動しない場合は故障しているので修理が必要です。

台風通過後は冷房の動作確認もお忘れなく。ゲストチェックイン後に冷房不具合が発覚した場合は大クレームで最悪全額返金にもなりかねません。

この不具合は海辺や高台の、風当たりのよい物件で発生しやすくなります。防止策としては、室外機を窓と水平ではなく、垂直に設置する事。そうする事で多少は海からの風を室外機のプロペラが直に受ける事がなくなります。

尚、台風の時にエアコンから「ポンポン」と変な音がなるのは故障ではありません。下記で原因と解消方法をご紹介していますので参考にどうぞ。

以上、実際にあった台風の不具合と対策方法のご紹介でした。

まだまだ台風が続きますので、ご自身の施設の参考にされて下さい!