民泊運営開始！どこにお金をかけるべき？　費用対効果から考えるの3つのポイント！

公開日: 2023年7月11日

最終更新日 : 2023年7月13日

 民泊運営を始める方が非常に増えてきています。宿泊需要も回復してきている為、良いタイミングでしょう。とはいえ、ただ賃貸、購入して民泊を始めてもあまりうまくいきません。的を絞ってある程度資金を投入する事が必要です。そこで本日は民泊を始めるにあたりどこにお金を投入すれば集客に有利なのか、費用対効果の面から考えていきます。

①インテリア

インテリア1つで予約が全く違ってきます。ポイントは「映え」

オシャレで映えるインテリアにする事が必要です。

ゲストもせっかく宿泊するのですから、普段の住まいと似たようなインテリアよりも、ちょっとオシャレな部屋に滞在してみたいと思うものです。

少し派手なくらいの方が良いでしょう。

また、オシャレな画像だとOTAの施設検索一覧でも目を引くので、ページを見てもらえる確率が高くなります。

インテリアによほど自身のある方以外はプロのインテリアコーディネーターに依頼するのもアリ。初期費用はかかってしまいますが、一度インテリアをセットしてしまえば長く稼いでくれますので投資する価値はあります。

②写真

インテリア同様、写真もとても重要！　せっかくオシャレに仕上げてもそれが伝わらなければ意味がありません。

ゲストはスマホやパソコンの画面上のお写真を見て判断しますので、魅力的な画像でなければ成約率も客室単価も下落してしまいます。

写真は最初の1回のみの費用ですので、できるだけプロに依頼して魅力的な写真を撮影しましょう。その方が確実に収益を生んでくれ元が取れます。

プロに依頼すると、撮影用の小物でテーブルセッティング等もしてくれるので、さらに写真がにぎやかになります。

のっぺりとした客室のお写真よりもにぎやか、華やかな写真の方が見てもらえる確率が上がります。

③改装

古い建物だと改装を入れると思いますが、これが難しい所。費用をどの程度かけれるのかによってどこを改装できるのかも大きく変わってくるでしょう。

できるだけ収益に直結する箇所を改装したい所ですが、そこで参考になるのがOTAのソート機能。宿泊施設の設備でソートする事ができます。

Booking.comの例　数字はその設備付きの施設の数

施設・設備

• 駐車場160
• 禁煙ルーム358
• 無料Wi-Fi365
• バリアフリー52
• ファミリールーム76
• レストラン72
• 24時間対応フロント96
• プール17
• ルームサービス14
• スパ / ウェルネス9
• フィットネスセンター9
• 電気自動車の充電スタンド8
• ペット同伴可3

これを見るとゲストが求める設備がわかります。

駐車場を近隣に借りて提供したり、Wi-Fiを導入する事に費用をかけるのが費用対効果が高いのがわかります。

お部屋の設備

• キッチン/簡易キッチン211
• 専用バスルーム316
• エアコン380
• パソコンを置ける机あり253
• バスタブ245
• バルコニー91
• 薄型テレビ206
• 洗濯機179
• 電気ポット184
• コーヒー / お茶187

客室内では、キッチン、デスク、バスタブ、テレビ、洗濯機、電気ポット等が求められるのがわかります。

収益になる長期滞在においてはキッチン、調理器具、食器類、洗濯機は必須です。

「専用バスルーム」というのは、ドミトリー等にある共用バスルームではない、客室に備え付けのバスルームの事です。ほとんどの施設には付いているのであまり気にする事は無いでしょう。

ここにはありませんが、乾燥機もゲストが求める機能です。ガス乾燥機の場合、新築だとガス屋さんが無料で設置してくれる場合もありますので、費用対効果は抜群でしょう。

他にもOTAによってソート機能がまちまちですので、注力したいOTA、ゲスト層を考慮の上でご検討下さい

④差別化

ソート機能はよくある設備になりますが、それだと他との差別化にはなりません。

ここに表示されていないような独自の差別化設備も必要です。

例えば

テーマパーク近くのファミリー向け物件なら

→室内に子供が楽しめるプロジェクターや、おもちゃを置く。広い部屋なら室内に滑り台やテントを置いて子供が楽しめるような造りに

ビジネスエリアなら

→外付けディスプレイを置いてリモートワーク対応。1,000Mbpsなどの超高速Wi-Fiを導入。ロビーにプリンタ等を置く。

女性向けなら

→少しいいシャンパンをウェルカムドリンクとして置く。女性が喜ぶアメニティを置く。全部屋ヘアアイロンを設置

狙う客層に応じて色々な差別化がありますのでそれに応じて資金を投入してみてください。