公開日: 2021年4月17日
最終更新日 : 2021年4月22日
無人ホテルの弱点の一つに、追加アメニティのリクエストが出来ないという点があります。基本無人の為、夜間にアメニティリクエストをしても、翌日の対応となる事が多々あります。そこで本日は、そんな悩みを解決できるかもしれない、アメニティ用の自販機のご紹介です。(PRではありません)
無人ホテルのデメリット
無人ホテルでは、滞在中に追加アメニティが必要になった場合、ホテルが清掃に入っている昼間の時間帯であれば、清掃員に依頼して追加の歯ブラシやタオルを頂く事が出来る場合がありますが、夜に帰ってきて追加でアメニティが欲しい場合等、自分でコンビニまで購入に行く必要が出てきます。コンビニが近くに無い場合は我慢するしか無いでしょう。
予備のアメニティを共有スペースに置いて自由に利用して頂くという方法もありますが、せっかくなので追加アメニティを収益につなげてしまうのはいかがでしょうか。
ホテルアメニティ自販機
いくつか具体的にご紹介します。
スパイラル型
よくボーリング場等でお菓子を販売しているタイプです。百聞は一見にしかず。動画を見ていただいた方分かりやすいのでどうぞ。
タオル
歯ブラシ
料金はリースと購入があり、下記のようになるそうです。北海道、沖縄等は運搬費用が追加される可能性もあります。
価格
- 月額リース料 13,600円〜22,400円(税別)
- 現金一括購入 85,000円〜1,400,000円(税別)
- 電気料目安(月) : 3,000円〜5,000円前後
無電源タイプ
スパイラル型はちょっと高いし、デカイし、電気代食うな と思った方はスリムな無電源タイプというのもあるようです。
よくプール等にあるコインロッカーで物品を販売しますよというアプローチです。うまい!
こちらだと料金もお安く下記のようになります。
価格
- 月額リース料 9,600円(税別)
- 現金一括購入 600,000円(税別)
一列タイプから4列タイプまで様々なものを取り揃えているようです。
カラバリも豊富!
別料金でラッピングも可能なようですので、ホテルの雰囲気に合わせたデザインにも出来ます。
損益分岐点試算
月額リース料13,600円のスパイラルタイプでどの程度で元が取れるのかざっくりと計算してみました。
アメニティ平均金額 ¥50/個
月額販売個数 | 売上代金 |
10 | ¥500 |
50 | ¥2,500 |
100 | ¥5,000 |
200 | ¥10,000 |
500 | ¥25,000 |
1,000 | ¥50,000 |
原価にもよりますが、月間500個 (1日17個) 以上売れないと元は取れそうにありませんね。
アメニティの平均金額が100円程度になれば、半分の1日8個程度の販売で元は取れそうです。
アメニティと合わせて、カップ麺や簡易食材も併売する必要がありそうです。
小規模なホテルだとそこまで販売出来ない為、中規模以上のホテル向けといった所でしょうか。
もしくは近隣にコンビニ等が無いホテルであれば、収益目的では無く、ゲストの利便性向上を目的として、設置する意義はあるでしょう。
ご紹介した自販機は全て株式会社パルサーさんで取り扱っています。ご希望の方は直接お問い合わせ下さい。
繰り返しますが案件では無く純粋なご紹介でした。
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。