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【IT導入補助金2021】ホテル無人化にドンピシャリな補助金の概要を解説!

最終更新日 : 2021年3月26日

IT導入補助金の2021年版が公開され、間もなく募集が開始されます。過去に何度も行われている補助金だけに聞いた事がある方も多いでしょう。本日はこのIT導入補助金2021の概要と、宿泊施設にどのように利用できるのかを解説していきます!

IT導入補助金2021概要

目的

中小企業庁が主導するITツール導入による業務効率化等を支援する制度です。

2021年は、ざっくりいうと

  • ITで効率化する取り組み
  • コロナリスクを減らす取り組み

に補助が出ます。前者は 通常枠(A・B類型)と呼ばれ、後者は2021年版から新設された、低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D類型)となっています。

ITの定義については、要綱で下記のように示されています

「ITツール」とは、補助事業者の労働生産性向上に資する①ソフトウェア、②オプション、③役務の3つからなる。補助事業者のプロセスのさらなる効率化と、事業所以外の遠隔地から業務を行うテレワーク環境の整備や対人接触の機会を低減するよう非対面又は遠隔でのサービス提供が可能なビジネスモデルへの転換(業務形態の非対面化)に資する労働生産性の向上を目的としたもの。

IT導入補助金について

ホテル無人化はまさにこの補助金の目的にピッタリの取り組みとなりますね。

補助対象者

幅広く補助が出ますが、旅館業は

  • 資本金 5,000万円
  • 従業員 200名

となっている為、多くの施設が対象になりそうです。

申請期間

補助金申請者:2021 年 4 月7日(水)〜5月14日(金)17:00

まだまだ余裕はありますが、ご検討の方はお急ぎ下さい!

補助額

C・D型だと額と率は下記

C類型D類型
補助率2/3以内2/3以内
上限額・下限額30万円~450万円以下30万円~150万円以下

上限だけで無く、下限もあるのが特徴ですね。

ウチはどっちやねん!という型は類型判別チャートをご参照下さい

後半で説明しますが、ホテルの無人化はC型になるかと思います。

補助金の具体例

ウェブサイトでいくつか事例が紹介されていますが、宿泊業で紹介されているのは、「かんざしクラウド」の導入事例。「かんざしクラウド」は、OTAのプラン等を一括管理するシステム。サイトコントローラーとは別で、プラン作成等を一括で出来るシステムです。

こちらは過去の事例の為、今年から新設された非対面化に関しては紹介されていません。

今年から新設の非対面化という点で言うと、ホテルの無人化・省人化がまさに目的に合致してると言えるでしょう。

但し、非対面化するなら何でも良いかというとそうではありません。

「事務局に登録されたIT導入支援事業者及びITツール」である必要があります。

今年の認定登録の受付が2021年3月25日から開始されたという事ですのでこれから随時決定していくようです。

昨年の事業者一覧はこちらからご確認頂けます。

当ウェブサイトでもよく紹介しているAirhostさんも認定事業者に申請しているそうです。

昨年の例ですが、具体例としてパッケージとして紹介しているのでイメージしやすいでしょう。

尚、パッケージは柔軟に組み替えて頂けますので、気になる方はAirhostさんに相談してみて下さい。(回し者では無い)

非対面化に必要なAirhostのシステム利用料を補助頂けるのであれば非常に大きな経費削減になりますね。

申請方法

Airhostをご紹介したので、Airhostを利用するという前提でご説明します。

①gBizIDプライム取得

最近の補助金申請ではおなじみのgBizIDプライムが必要になります。まずはこれを取得しましょう

②Airhostに補助金用の見積もり取得

③Airhostから申請用マイページの招待

④申請マイページから申請

⑤補助金決定

⑥ITツール導入・支払い

⑦補助金給付

ご注意頂きたいのは、補助金給付前に一括で先に支払う必要があるという点です。

場合によってはシステム費用1年分数百万円を先払いしてその後給付を受けるという流れになる為、資金繰りに余裕が無い場合はご注意下さい。

補助金申請〜決定までは、一時締め切りの2021年5月14日までに申し込んだ場合、6月15日に交付決定通知がされるとの事です。

スケジュール

また、基本的には決定後の購入、補助金交付となりますが、一部遡及申請が認められるケースもあるようです。

遡及(さかのぼり)申請可能期間中に補助対象事業を実施するケース

 一刻も早い業務形態の非対面化の必要性の理由から公募開始前の遡及申請可能期間(2021年1月8日(金)以降から交付決定前までの期間)に、ITツール導入についての契約を実施し、その後、補助事業者による交付申請までの間に当該ITツールとそれを提供するIT導入支援事業者が事務局に登録されたケース。

IT導入補助金2021 公募要領 低感染リスク型ビジネス枠(特別枠:C・D 類型)

コロナで非対面化が必要なので先に購入しましたというケース。ご紹介したAirhost社に確認した所、Airhost社のサービスはC類型で登録している為、遡及申請が可能との事でした。

但し、確約では無い為、申請前にご自身で確認をお願い致します。

まとめ

ざっくりまとめると下記のようになります。

  • ホテルの非対面化ツールへの補助
  • 資本金 5,000万円以下
  • 従業員 200名以内
  • 補助額3分の2以内(上限450万円)
  • 一時締め切り2021年5月14日
  • 交付決定2021年6月15日
  • 一部、遡及申請が可能は場合有

ホテルを無人化・省人化する事で人件費の削減にもなりますが、さらにはシステム費用も補助頂けるというのですから、ホテルの無人化をご検討の方は申請しない手はありません。

これを期に一度検討してみてはいかがでしょうか。

無人化するにあたってかかる費用は下記でもご紹介していますので参考にどうぞ!