公開日: 2020年4月27日
最終更新日 : 2020年6月11日
先程、沖縄県3月の入域客数確定値が発表されました。3月はコロナウイルスの影響が大きく出てきている時期だったのですが、実際の数値はどの程度だったのか。今回も宿泊業にとって重要な空路のみに絞って集計しました。本家のデータはこちらです。
早速一覧表からどうぞ
入域観光客数
空路計 | 国内 | 外国 | |
令和2年3月 | 394,700 | 392,300 | 2,400 |
平成31年3月 | 791,700 | 649,600 | 142,100 |
増減数 | △397,000 | △257,300 | △139,700 |
前年同月比 | 49.90% | 60.40% | 1.70% |
概ね予想通りの半減といった所です。スカイマークの佐山会長も2月は2割減、3月は半減、4月は8割減と言っていましたが、正にその通りになりました。今振り返ると、3月はまだまだ予約が入る時期だったのですね。
主要空港からの増減数も見てみます。
航路別入域観光客数
令和2年3月 | 平成31年3月 | 増減数 | 前年同月比 | |
東京 | 191,700 | 311,800 | △120,100 | 61.50% |
伊丹 | 23,800 | 46,100 | △22,300 | 51.60% |
関西 | 46,100 | 64,200 | △18,100 | 71.80% |
神戸 | 15,100 | 20,500 | △5,400 | 73.70% |
福岡 | 50,200 | 81,000 | △30,800 | 62.00% |
北九州 | 2,200 | 3,300 | △1,100 | 66.70% |
名古屋 | 31,200 | 59,500 | △28,300 | 52.40% |
関西、神戸からの数が約3割減と、他地域に比べると減少幅が少なくなっています。
あまり見たくありませんが、一応インバウンドの数値も記載します
国籍別入域観光客数
令和2年3月 | 平成31年3月 | 増減数 | 前年同月比 | |
外国人総数 | 2,400 | 226,600 | △224,200 | 1.10% |
台湾 | 600 | 73,100 | △72,500 | 0.80% |
韓国 | 100 | 42,400 | △42,300 | 0.20% |
中国本土 | 0 | 45,100 | △45,100 | 0.00% |
香港 | 800 | 15,400 | △14,600 | 5.20% |
アメリカ | 300 | 4,500 | △4,200 | 6.70% |
僅かではありますが一応来ていたようです。
以上、2020年3月入域客数速報でした。今後の対策を考える為にも現実に目を向けていこうと思います。4月は緊急事態宣言が出された事もあって、この数字以上の厳しさが予想されますが、引き続き最新の数字を注視していきます。
参考
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。