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Airbnb「補助ホストマーケット」が日本でも正式スタート!できる事と今後の展開

最終更新日 : 2025年3月12日 Airbnbで補助ホストマーケットというものがスタートしています。高い評価を得ている補助ホストに、リスティング(宿泊施設)やその掲載ページの管理、ゲスト対応などを依頼することができるものです。今日はその補助ホストマーケットについて解説します

 

補助ホストマーケットとは

高い評価を得ているベテランホストに、リスティング(宿泊施設)やその掲載ページの管理、ゲスト対応などを依頼することができます。補助ホストには、特定の業務だけをお願いすることも、業務全般をおまかせすることも可能です。

いわゆる民泊運営代行のような業務を実際にリスティングを運営しているベテランホストに依頼する事ができるものです。そのマッチングを行うプラットフォームだと思ってください

 

補助ホストが提⁠供す⁠るサ⁠ー⁠ビ⁠ス

  • リスティング作成
  • 料金設定
  • 予約可能状況の設⁠定⁠
  • メッセージの管理
  • 予約リクエストの管理
  • 清掃とメンテナンスの対応
  • 清掃
  • 写真撮影
  • インテリアコーディネート
  • 届出・許認可手続き
  • ほかにもたくさん!

 

補助ホストの評価

補助ホストも評価される為、補助ホストを選定する際の参考になります。

補助ホストがホスティングまたは補助ホスティングを行った宿泊施設に基づき、ゲストによる総合評価やその他の情報が表示されます。チェックインのしやすさに関するゲストの評価など、カテゴリ別の評価も表示されます。

要は関わったリスティングの評価が補助ホストの評価点になるというイメージです

https://www.airbnb.jp/help/article/3730

 

補助ホストのランキング

補助ホストマーケットでは、ホストに最も関連性の高いサービスを提供する補助ホストを見つけやすくするアルゴリズムを使用しています。補助ホストを探すには下記のようにまずはホストが所在地やエリアを入力するところから始まります。

アルゴリズムにより、そのホストに最も関連性の高い検索結果となるよう、補助ホストマーケットに登録されている該当の補助ホストが表示されます。

公式サイトでは下記の項目が影響を与えると説明されています

 

  • クオリティ評価
  • エンゲージメント
  • エリア
  • ホストのプ⁠ロ⁠フ⁠ィ⁠ー⁠ルお⁠よ⁠びリ⁠ス⁠テ⁠ィ⁠ン⁠グ情⁠報

 

https://www.airbnb.jp/help/article/3725

 

参加要件

補助ホストマーケットへの参加要件は以下のとおりです。

 

  • ホスト、または完全なアクセス権もしくはカレンダーとメッセージへのアクセス権を付与された補助ホストとして、リスティングを公開中である。
  • 過去12か月間にAirbnbで10件以上の宿泊、または3件以上の宿泊(合計100泊以上)をホスティングまたは補助ホスティングした経験がある。
  • ホスト、または完全なアクセス権もしくはカレンダーとメッセージへのアクセス権を付与された補助ホストとしてサポートしたすべてのリスティングにおいて、過去12か月間、ゲストからの平均星評価で4.8以上を維持している。
  • ご自身の管理が及ばない特定の正当な理由によるキャンセルを除き、キャンセル率が3%未満である。
  • Airbnbのご利用アカウントが良好な状態である。補助ホストマーケットに表示されるためには、本人確認が完了していて、名前と写真の要件を満たしている必要があります。

https://www.airbnb.jp/resources/hosting-homes/a/join-the-co-host-network-629

「関わった全てのリスティングで、過去12か月間、ゲストからの平均星評価が4.8以上」 というのがハードルになってきそうです。

誰でも参加できるものではなさそうです。

 

参加する場合は以下のフォームから応募が可能です

エリアを指定して、Airbnb側での認証作業が入るようです

https://www.airbnb.jp/co-hosts/form

 

登録すると間もなく下記のようなメールが届きます。応募者多数の為、ウェイティングリストで待たされるようです

 

補助ホストマーケットのメリットデメリット

メリット

  • Airbnb上で評価や実績が可視化され、信頼できる補助ホストを選びやすい
  • 民泊運営代行会社と比べて個人間のやり取りに近いため、柔軟な対応が期待できる可能性がある

デメリット

  • 人気のある補助ホストには依頼が殺到し、料金が高くなったり、対応が追いつかなくなる可能性がある
  • 補助ホストが個人の場合、安定的なサービス提供が保証されにくい面もある(メッセージや電話対応等)
  • 補助ホストがAirbnb以外のOTAの管理が得意でない場合、トータルで売上が上がらない可能性もある

今後の展開

これまで民泊運営代行を探す際には「民泊運営代行 エリア名 オススメ」等で検索してその中からいくつかの代行会社に連絡して選定していました。それだとどの代行会社が良いのかよくわからないというのが正直な所。

今後はAirbnbで実績のあるホストが上位に表示されてくるので実績がわかりやすくお任せする方を選びやすくなるでしょう

 

2025年3月11日時点では開始したばかりという事もあり、「東京」で検索してもまだ13名の方しかヒットしませんでした

今後はこの数も爆発的に増えてくるでしょう

個人の方の運営代行化が加速するものと思われます

また、補助ホストが増える事で競争が起き、運営代行の価格にも下げ圧料がかかるものと思われます。

運営代行を本業としている弊社としては気を引き締めていきたいと思ます!

元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。