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全国旅行支援で大変だった事6選 前半戦の振り返り

最終更新日 : 2023年1月6日

昨年10月から始まった全国旅行支援も前半戦が終了し、1月10日からは後半戦がスタートします。非常に煩雑な制度で全国のホテルを壊滅に導きかねないキャンペーンでした。そこで本日は、全国旅行支援の現場で実際に大変だった事をご紹介致します。尚、ご紹介するのは紙クーポンをお渡しするタイプの全国旅行支援で起こった出来事になります。これらを参考にして後半戦のスムーズなホテル運営にお役立てください!

クーポン読み込み漏れ

意外と多かったクーポンの読み込み漏れ。クーポンをお渡しする前にアプリでクーポンのQRコードを読み込む事でクーポンが利用できるようになるのですが、その読み込み自体がされていないという事例です。

ゲストが利用後に、レストランや土産物店から、「クーポンが利用できません」といって発覚する事が多くありました。

その場合はクーポン裏面のQRコードをメール等で送ってもらい、それを読み込む事で対応が可能です。

クーポン登録チェックイン日間違い

これもレストラン等から連絡があって発覚する事が多いのですが、クーポン自体は読み込まれているけど、読み込み時に登録するチェックイン日が誤っていて利用できないという事例です。(クーポン利用期限はチェックイン日〜チェックアウト日翌日まで)

この場合もクーポンQRコード画像を送ってもらってから、クーポンを一旦登録解除→新規読み込み で対応可能です。

クーポン配布漏れ

全国旅行支援対応にも関わらずクーポンのお渡しが漏れるケース。OTAによって備考欄に「全国旅行支援対象」と記載のあるOTAと無いOTAがある為、準備が漏れてしまう事があります。

特にExpediaは、Expedia本体は全国旅行支援不参加ですが、外部提携業者からの予約は全国旅行支援で入る事があります。

そのような場合にはExpediaの管理画面に入って確認しないと全国旅行支援かどうかがわからず非常にやっかい。

場合によってはExpediaに連絡して外部業者との連携を停止する処理を依頼する方がいいでしょう。

必要書類確認 

全国旅行支援の割引対象になるには下記の書類の確認が必要です。

①ワクチン3回摂取証明 or 陰性証明

②身分証等の日本在住を証明する書類

グループでの宿泊の場合、この2つx人数分の確認が必要な為、とても時間がかかります。

事前にメール等で送ってもらう場合でも数が多いと追いかけるだけでも大変です。

こんな書類付不要にして欲しいものです。。。

当日に書類が準備出来ません問題

PCR等の陰性証明を準備する予定が、急遽準備できなくなってしまうパターン。

そうなると割引適用外となる為、その処理が面倒です。

国内OTAだと約1ヶ月後に割引適用外申請を行う必要があります。

海外OTAだと一旦予約をキャンセルして割引適用外にしてい再度予約頂く必要があります。

チェックイン時にそんな処理をする暇等ありません。。。

全国旅行支援で予約した覚えは無い問題

Booking.comでの予約に多いケース。

ゲスト自身でBooking.comで全国旅行支援予約にチェックを入れて、書類提出の規約にも同意しているにも関わらず、当日になってそんなの知らない、聞いてない、割引の40%がなくなるならキャンセルする、キャンセル不可で案内するとキレだす等、非常にやっかいです。

こればかりはゲスト側で中止してもらうしか無いので、どうしようもありません。。。

余裕のある施設の場合は、予約直後かチェックイン数日前に電話かメールで書類提出が必要な旨を案内した方がいいでしょう。

今後の全国旅行支援

1月10日から再開される全国旅行支援は今回ご紹介した「クーポン読み込み」というもの自体がなくなる為、間違いも減るでしょう。

ただし、読み込み以外の部分は新しい全国旅行支援でも発生する恐れがある事例ですので、今のうちからシミュレーションして発生した場合に備えておきましょう!

全国旅行支援、早く終わればいいのに というのが全国の宿泊施設の願いです。。。