作成日:2026年5月6日 / 最終更新日:2026年5月6日
最近、民泊運営の現場で明らかな変化を感じています。それは「大家さん自身が民泊オーナーになる」ケースが急増していることです。理由はシンプル。賃貸より民泊のほうが、利益が3倍以上になるから。今回は、実際の数字を使ってその差を見ていきましょう。
那覇市内・50㎡の築古物件で試算してみた
エリアによって差はありますが、ここでは沖縄県那覇市内・50㎡の築古物件を例に比較してみます。
民泊(旅館業)の場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 平均単価 | 20,000円 |
| 平均稼働率 | 85% |
| 月間売上 | 510,000円 |
経費の内訳
- 清掃費:81,600円(1回8,000円 × 平均2.5泊で計算)
- OTA手数料:76,500円(売上の15%)
- 代行会社手数料:85,680円(清掃費を除く宿泊費の20%)
- 支出合計:243,780円
➡️ 月間利益:266,220円
賃貸の場合
同じ50㎡の物件を賃貸に出した場合、家賃は7〜8万円程度。
つまり民泊運用にすると、賃貸の3倍以上の利益になるわけです。
もちろん実際には光熱費やアメニティ費など細かな費用も発生しますが、それを差し引いても圧倒的な差が残ります。
部屋数が増えると、差はさらに加速する
月18万円の差を、複数室に展開するとどうなるか。
- 10室運用の場合:月約180万円の差
- 20室運用の場合:月360万円の差
- 年間にすると…なんと4,320万円!
しかも弊社の場合、部屋数が増えると代行手数料が最大11%まで下がるため、実際の差はさらに大きくなります。
地方の沖縄でこの数字ですから、東京や大阪などの都市部ではもっと大きな差が出る可能性もあります。
大家さんが民泊に流れてくる本当の理由
「これはやらない手はない」——そう判断したオーナーが、続々と民泊に参入してきているのが現状です。
弊社のオーナー様も、実は不動産業を本業にされている方が多数。理由は明確で、
- 良い物件を仕入れるルートを持っている
- その物件を自ら民泊として運用し、利益を最大化できる
- 物件仕入れ力が業者レベル(というか、業者そのもの)
この「仕入れ力 × 民泊運用」の組み合わせは、率直に言って強いです。
「賃貸→民泊」よりも「最初から民泊マンション」が主流に
既存の賃貸物件を民泊に切り替えるのは、入居者がいる以上スムーズにはいきません。そこで増えているのが、新築段階から民泊マンションとして設計するパターンです。
実際、賃貸住宅・土地活用の最大手企業ですら、土地所有者に対して「1棟まるごと民泊」を提案しはじめています。業界全体が確実にこの方向へ動いている証拠と言えるでしょう。
まとめ:この流れは止まらない
賃貸の3倍の利益、年間数千万円規模の差。この経済的インパクトが知られるほど、大家さん・土地オーナーの民泊参入はさらに加速するはずです。
弊社としても、マーケットの流れをしっかり見極めながら、オーナー様にとって最適な運用体制を提供できるよう動いてまいります。
元Booking.com アカウントマネージャー。那覇オフィス立ち上げ時から数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。