公開日: 2024年6月6日
最終更新日 : 2024年6月6日
宿泊業界で最もよく使われる指標、「稼働率」高いだけが全てではありませんが、低すぎても考えものです。そこで本日は、稼働率別にどのような問題があるのかをまとめてみました。シーズンやエリアによっても若干異なりますのであくまでも参考として捉えてください
100〜90%
単価を落として稼働が高まっている場合、安さ目的のモンスターゲストが現れる
もう少し料金を上げられる可能性が高い
8,000円で100%よりも、10,000円で80%を目指した方がメリットがある。
常に高稼働を続けると、
高稼働→清掃スタッフが疲弊して退職→清掃が回らず客室クローズ→売上減
となる可能性もある。
90〜80%
閑散期なのにこの稼働率だと料金が安すぎて上記同様、モンスターゲストが出没します。
繁忙期ならこれくらいの稼働率だとそこそこ単価も取れていてGood!
80〜70%
閑散期でこれなら悪くない稼働率
繁忙期なら料金が高すぎて予約を取り逃がしているかもしれない。
少し高めの宿なのか普段からリーズナブルな宿なのかで判断が分かれる難しい稼働率
70〜50%
閑散期ならギリギリ許容範囲
繁忙期でこの稼働率は料金が高すぎて予約がはいっていない可能性大。早めの修正を!
ただし、高単価の宿の場合はあえて料金を高めにしてこれくらいの稼働率に抑えるという戦略もある。
50〜30%
高級宿で高単価、低稼働路線であれば良いが、特別理由も無いのに50%を切るのは少し苦しい
30%以下
料金が近隣から乖離しているか、販売する予約サイトを間違えている可能性がある
全体的な見直しを!
稼働率と宿泊単価は反比例するので、
高単価=低稼働
低単価=高稼働
になる傾向がありますので料金設定の参考に。
エリアや宿のタイプによって一概には言えませんので、おおよその傾向として捉えてください。
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。