公開日: 2022年11月18日
最終更新日 : 2022年11月18日
ここ最近、予約動向がこれまでと明らかに変わってきています。追い風が吹いている感をひしひしと感じます。
本日は、予約の動きがどのように変わってきて、今後どうなっていくのかを予測、解説していきます。
インバウンドの増加
まず真っ先にくるのがインバウンド予約の増加です。外国人の予約、問い合わせがかなり増えてきているのです。
弊社でお手伝いする複数の施設のデータで過去3ヶ月と今後3ヶ月のインバウンド割合が下記
- 9-11月 外国人は15%程度
- 12-2月 外国人が25%程度まで増加
いずれも日本在住の外国人も含む為、厳密なインバウンドではありませんが、それでも比率が大きくなってきているのは嬉しいですね。
コロナ直前の2019年12月のインバウンド比率も見てみます
2019年が21.5%でしたので、比率だけでいうと当時を超えるところまで増えているのです。
まだまだ絶対数が足りないというのはありますが、水際対策の撤廃されましたので、今後も歴史的な円安と海外便の復便にともなってさらに増えるのが予想されます。
2019年頃は日韓関係の悪化で韓国人旅行客が激減していた時期ですが、上記グラフからもわかる通り、最近は韓国からの予約も増えています。
中国からの予約はまだまだ時間がかかりそうですが、韓国の復活によりその穴を埋めてくれそうです。
リードタイムが長くなっている
インバウンドの増加のおかげでリードタイムも長くなってきています。
元々インバウンドは先々の予約を取る傾向がある為、当然の流れですね。
ざっくりいうと、リードタイムは
日本人30日
インバウンド60-90日
といった感じです。
これまではコロナで先が読めないので、先の予約が立てづらく、直近ギリギリで予約が動く傾向があったのですがコロナの終焉と共に、日本人もこれまでより少し先の予約が動くようになってきています。
下記は那覇市内の昨年と今年の11月のリードタイムです。
昨年は2週間以内の直近予約が多く
2-4週間を堺に今年は30日以上先の予約が多くなっています。
これまでのように直前予約だけを見ていては顧客を取り逃がしますので、先を見据えた販売をしていく必要があります。
全国旅行支援が始まった10月11日以降、予約が急激に動き出しましたが、その勢いも最近は弱まってきています。
ここにはあまり期待せずに、既に終了したものと思ってインバウンド、先々の予約の取り込みに注力していくとよいでしょう。
元Booking.com アカウントマネージャー。数百以上の宿泊施設にウェブ販売をアドバイス。アパートメントタイプから、ビジネス・リゾートホテル、グローバルチェーンまで幅広いタイプの宿泊施設の販促をサポート。OTAの裏事情まで熟知したノウハウでホテル・民泊のウェブ集客をお手伝いします。