【ホテルDX】ITで実現！宿泊施設の効率化7選

公開日: 2022年5月13日

最終更新日 : 2022年5月13日

最近は無人ホテルやスマートホテルが出てきてホテルのDX化が叫ばれています。新しいホテルでは当たり前の事でも古いホテルはでは意外と気づいていない事も。そこで本日はホテルでDX化できる部分を網羅的にご紹介していきます！

ハード面のDX

鍵

ソフトとハードに分けて解説します。まずは分かりやすい客室の鍵からご紹介。

通常はチェックイン時に物理鍵もしくはカードタイプの鍵をお渡しするのが一般的ですが、ホテルでDXを突き詰めると、スマートロックに行き着きます。

メールでゲストにスマートロックの番号をお渡しするだけ。そのメール送信も自動です。

ゲストはメールを開けば解錠コードがすぐに確認できます。

スマートロックによっては、メールに添付されたリンクをクリックするだけで客室の鍵を開ける事ができるものまで存在します。

ゲストは鍵を忘れる事もなく、便利です。

次のゲストには自動で新しいコードが発行されるため、セキュリティ面でも安心です。

オートロック自動ドア

マンション1階エントランスにあるオートロックもDX化できます。

これも客室の鍵同様、メールで解錠コードをお知らせする事ができるのですが、利用するシステムによってはTOBIRAのように客室のコードと同じコードで解錠できるものもあります。

コードが増えすぎるとゲストが混乱するので、案内するコードは最小限に抑えたいところです。

電話

最近では減ってきましたが、客室にある連絡用の電話もDX化できます。

客室に下記のようなQRコードを設置してそこからチャットで連絡をもらうという方法です。

日本人の場合、LINE利用者が大多数の為、LINE公式アカウントを利用すると無料で導入できます。

宿泊施設に多い一般的な問い合わせには予め用意した返事内容を「AI」が回答する「AI応答」という機能も実装されていますので、ドンピシャリの問い合わせが来た場合はスタッフが返答する事も不要になります

AI応答の例

音声通話も利用可能な為、ゲストが電話代を負担する必要もありません。

複数スタッフが同時ログインする事も可能で、手の空いたスタッフが迅速に返信する事もできます。

ソフト面のDX

次はソフト面についてご紹介します。

チェックイン・チェックアウト

最近ではチェックイン、チェックアウトもわざわざ人間が行う必要は無く、タブレットで完結します。

• 旅館業法に定められた宿泊者名簿の情報の入力
• 本人確認のビデオ通話
• 身分証の提出
• 外国人のパスポートコピー

等が全てタブレットで完結してしまいます。

宿泊者カードも電子的に永久保存しますので、紙の宿泊者カードを保存する必要もなく、手間がかかりません。

館内案内

一般ホテルではチェックイン時に丁寧にスタッフが館内の案内や注意事項を説明していただけますが、これも案内文やPDFをチェックイン時間に自動で送信する事が可能です。

ゲストもフロントでわざわざ説明を受ける必要がなく時間を節約できますし、ゲストは後でメッセージを見直す事もできる為、便利です。

追加代金支払い

滞在中に何らかの追加代金が発生した場合も、わざわざフロントで精算する必要はありません。

例えば、有料駐車場の利用が発生した場合もゲストにメールやLINEで下記のようなリンクをお送りして支払ってもらう事が可能です。

https://buy.stripe.com/eVadS2gMw9OEdbi6ow

※実際に使用している決済できるリンクですので、入力しないようご注意ください

他にも

• アーリーチェックイン
• レイトチェックアウト
• 有料アメニティ
• 延泊

等、よく利用する追加代金の支払いリンクを作成しておけば繰り返し利用可能です。

Stripeというサービスを利用する事で簡単に作成できます。

部屋割

収益を最大化する為に、ゲストの部屋を割り振る作業です。ゲストAを101号室 ゲストBを201号室等と割り振っていきます。これが歯抜け状態になると、多くの予約を受け付ける事が出来ません。

信じられないかもしれませんが、この作業を未だに紙やエクセルで管理しているホテルも存在するのです。

これもPMSを利用する事で自動化する事が可能になり、間違いもなくなります。

ホテルDXまとめ

【鍵】

物理鍵→スマートロック

【問い合わせ】

客室電話→LINE公式アカウント

【チェックイン】

対面→タブレットチェックイン

【館内の案内】

対面→自動メッセージ

【追加代金支払い】

フロント精算→支払いリンク

【部屋割】

紙→PMS自動

無人ホテルでは当たり前の事ですが、古いホテルほど導入できていない事が多々あります。

これを期に、一つでも導入してホテル運営の効率化をはかってみてはいかがでしょうか？

弊社ではホテルのDX化、無人化のお手伝いをしています。

気になる方はお気軽にお問合せください！