AIでホテル・民泊の物件写真をキレイに加工する実例5選！

最終更新日 : 2025年10月27日Googleの最新AI画像生成「ナノ – バナナ」が凄い！これがあればホテル・民泊の物件撮影でデコレーションはもういらないかもしれません。今日はすぐにでも使える宿における画像加工のテクニックをご紹介します。ホントに今日からすぐに使えるテクニックです

 

「Nano-Banana」とは

Nano-BananaはGoogleが開発した画像加工サービス。現在はGeminiにも統合されているのでGeminiから画像加工を指示する事で利用できます。

 

Gemini

https://gemini.google.com/app

 

 Chat-GPT等他の生成AIでも画像加工はできますが、Chat-GPTだと元画像そのものを生成し直してしまいます。ところがNano-Bananaの場合だと、元画像はそのままに画像の一部だけをきれいに加工してくれるという特徴があります。

 

その機能を利用してホテルや民泊の外観や客室内の写真をきれいに加工してしまうことができるのです。

 

以下に具体例をいくつかご紹介します。

 

宿泊施設での活用事例

 

民泊やホテルの撮影でプロのカメラマンに依頼すると、色々とテーブルデコレーション用のお皿やナイフ、お花等のアイテムを持ってきてくれてリビングを華やかに撮影してくれます。

 

でも最新のAIだとこのデコレーションも元の写真をアップして指示すればものの10秒で生成してくれるんです。

 

たとえばこんな写真があるとします。（実在する写真です）

 

「ワインのあるディナー用にデコレーションして」と指示すればこんな感じになります。

見ての通り、テーブルの箇所以外は元画像をそのままにして、指示した箇所だけ加工してくれます。

しかもその加工がAIだと判別つかないレベルなのです。

 

​​人間を追加したり、別で用意したウォールアートの写真を一緒に放り込んで合成するのも一瞬です（後ろの壁のアートも変わっています）

人間もリアルで言われなければAIだとわかりません

他にも実際のリスティング写真で使える具体例をご紹介します

 

曇り空を加工

元の曇り空を晴れにもできるし夜空にも夕焼けにもできちゃいます

 

夜空にしたら建物から漏れる光もいい感じに演出してくれました

 

これで天気を気にせず外観写真が撮影できますね

 

間取り図作製

間取り図を放り込んで、「バケーションレンタルスタイルにして」と依頼するだけでおしゃれな間取り図が完成！

 

ベッドのサイズが変わってたり、家具の配置が変わったりするので注意が必要ですが、以前より格段に使えるようになっています。

不要な家具は個別指定で削除も可能。

 

ペットを合成

ペット可物件の場合は楽しそうにするペットを合成する事でペット可の強みをアピール！

 

BBQ肉、人物を合成

わざわざ肉を準備する必要もありません。

友達がいなくても楽しそうな写真をアピールできます。

 

電線消去

やり過ぎ注意ですが、建物をしっかり見せたい時には使えるテクニック

 

ポイント

・元画像はそのままに一部だけ変更（ChatGPTだと画像すべてAI生成してしまう）

・人間がリアルでAIっぽさがない

・早い! 10数秒で生成

・無料！

 

可能性は無限大！

 

注意点

３つ注意点があります。

 

注意点１　画素

出力される画像は画素が荒くなってしまいます。

 元画像↓　　

出力画像↓

OTAにアップする程度やスマホで見る分にはほぼわからないかなと思いますが、大画面で見るような場合や大きめの看板等に印刷する場合には画質が落ちてキレイみ見えません。

必要に応じて使い分けてください。

 

注意点２　低レビュー

もう１つは、盛り過ぎ注意という点

あまりに盛りすぎた画像だとゲストが期待し過ぎてしまい、いざ滞在すると

 

写真程魅力的でもない→低レビュー　

 

という事になってしまう可能性もあります。

 

注意点３　ウォーターマーク

生成した画像には右下にこのGeminiマークが入ります

↓

見る人が見ればAI生成だとわかってしまうので、全ての画像がAIだと思われてしまうかもしれません。

 

画像生成時にウォーターマークをつけないよう指示しても削除する事はできません。

 

気になる場合は画像自体をトリミングして該当箇所を削除するようにしてください。

 

これらの点に注意すれば非常に強力なツールになります

 

無料で利用できますので、色々と試してみてください！