【ChatGPT】 ホテル・民泊ですぐに使えるChatGPT活用事例4選！【時短】

公開日: 2023年4月12日

最終更新日 : 2023年4月13日

今話題のチャット型AI、ChatGPT。どんな問いに対してもある程度的確に答えてくれる為、様々な分野で応用が期待される反面、国単位で禁止する動きが出てくる等、大きな波紋を呼んでいます。まだまだ正確では無い所もありますが、利用しないのはもったいない！そこで本日はホテル、民泊の運営でのChatGPTの上手な使い方を紹介します。時短になること請け合いです！

ChatGPTの問題点

非常に高性能な反面、ChatGPTはさも本当かのように嘘をつきます。

例えば

「私「松根一義」の名前を知っていますか？」

と質問すると下記のようなとんでもない回答を出してきたりします

「日本の政治家であり、前大統領です。彼は第90代日本大統領として、1996年から2000年までの4年間務めました。」

日本の大統領だそうです（笑）

こういった点からも、自分で内容が正しいかどうかを判別できる内容以外の分野ではあまり利用を推奨できません。

逆に正しいかどうかを判別できる分野であれば大いに活用できるはずです。

ホテル、民泊の運営者であれば宿泊分野での活用が大いに期待できるのです。以下に具体例活用事例をご紹介します。

事例1　クチコミ返信

クチコミの返信って意外と大変。ゲストが長いクチコミを書いてくれているのにこちらが短いクチコミを返信するのもクチコミを蔑ろにしているようで印象がよくありません。かといって長いクチコミ返信ばかりだと時間が取られます。

そんな時はChatGPT！　投稿されたクチコミをコピペして、「このクチコミに返信を書いてください」と依頼するのです。

Q

下記はホテルのクチコミです。これに返信してください

装飾はとても上品ですが、リビングルームとベッドルームエリアの照明は少し弱いです。使い捨てトイレはありませんが、洗濯洗剤と食器は付いています。ベッドはとても快適でした。エレベーターはありませんので、荷物を上階に運ぶ必要があります。駐車場が混み合い、車間距離が非常に近く、返却スペースが非常に狭い。

A

お客様のご意見ありがとうございます。お部屋の装飾が上品であるとのお言葉、大変嬉しく存じます。

リビングルームとベッドルームエリアの照明については、お客様のご意見を参考に改善を検討したいと思います。

また、使い捨てトイレがないことについては、私たちは環境に配慮し、繰り返し使えるトイレを導入しております。洗剤や食器に関しては、お客様に快適に過ごしていただけるよう、提供しているものです。

ベッドが快適であったとのお言葉、大変嬉しく存じます。エレベーターがないこと、駐車場の混雑や返却スペースの狭さについては、お客様にご不便をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。今後、お客様が快適に過ごせるよう、改善に努めてまいります。

Qが中国語からの翻訳なので「使い捨てトイレ」という意味不明なワードが入っていますが、この点は修正が必要です。ちょっと機械っぽい感じがするので少し言い回しを変えるだけで使えますね。かなりの時短になります。

事例2　 説明言い換え

ゲストからの問い合わせに対しても利用できます。

例えばよくある「アーリーチェックイン」のリクエスト。不可だからといって、「アーリーチェックインはできません」とぶっきらぼうに断るのも印象がよくありません。

そこでChatGPTに下記のように依頼します

Q

アーリーチェックインが不可な旨を丁寧に説明してください

A

ご予約いただき、ありがとうございます。

お客様からのアーリーチェックインのご希望につきまして、大変恐縮ですが、早めのチェックインをお受けすることができない場合がございますことを、お詫び申し上げます。

一般的に、アーリーチェックインはホテルの状況や予約状況によっては対応が難しいことがございます。また、前のお客様がチェックアウト後に清掃やメンテナンスが行われ、確実にお客様に清潔なお部屋をご提供するため、チェックインの時間を守ることが大切です。

そのため、早めのチェックインを希望されるお客様には、必ずしもご希望に添えないこともございます。恐れ入りますが、チェックインの時間に関しましては、当日の状況によって変動することがあることをご了承いただけますようお願い申し上げます。

お客様にはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

太字の箇所が少しおかしいので修正が必要ですが、非常に丁寧な回答です。

ただし、この回答だとお断りになっておらず、アーリーチェックインが可能な感じを与えてしまいます。それもChatGPTに「断るように言い換えてください」と依頼すればうまく言い換えてくれます

Q

この感じだとアーリーチェックインが可能な印象を与えてしまうので、アーリーチェックインは不可である点を明確にして言い換えお願いします

A

ご予約いただき、ありがとうございます。

お客様からのアーリーチェックインのご希望について、誠に申し訳ございませんが、早めのチェックインをお受けすることができないことを、明確にご説明いたします。

一般的に、アーリーチェックインはホテルの状況や予約状況によっては対応が難しいことがございます。また、前のお客様がチェックアウト後に清掃やメンテナンスが行われるため、チェックインの時間を守ることが大切です。そのため、早めのチェックインを希望されるお客様には、必ずしもご希望に添えないことがございます。

当ホテルでは、チェックインの時間は原則として午後3時以降となっております。早めのチェックインをご希望される場合には、別途料金が発生する場合がございます。

お客様にはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんが、何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。

これも太字のあたりの修正が必要ですが、大部分は利用できますね。

それにしても、このホテルのチェックイン時間が午後3時であるのをよく知ってるな。。。これもテキトーに言っているのでしょうが、合っています（笑）

事例3　英語との合せ技

英語への返答にも利用できます。

ゲストから10時のチェックアウトを10:30にできないかという問い合わせが英語であったとします。

そんな時はChatGPTに下記で質問

Q

下記の質問に対してチェックアウト時間は10時である旨を丁寧に英語で説明してください

Sorry but can i check out at 10.30?

A

Thank you for your inquiry. Our standard check-out time is at 10:00 AM. However, if you require a late check-out, we would be happy to check if it is possible based on availability. Please let us know your specific request and we will do our best to accommodate your needs. Thank you for choosing our establishment and we hope you have a pleasant stay.

一瞬で丁寧な英語の返信文が作成できました。

簡単な英語なので返信も難しくはありませんが、時短したい場合には使えます。

内容を知りたい場合は、そのまま「日本語訳して」といえば訳してくれます

事例4　Airbnbのリスティング名作成

Airbnbのリスティング名は文字数制限があって、特に英語の名称は制限内に抑えるのが大変！そんな時はChatGPT！

Q

下記はAirbnbのリスティングタイトルです。英語で50字以内に要約してください。

新築/ 飲食店もビーチも目の前/恩納村中心部のジャグジー付きヴィラで非日常体験 

A

New villa with jacuzzi in the center of Onna Village, with beach and restaurants right in front for a unique experience. (41 words)

Q

50語ではなく50字以内でお願い致します

A

New villa with jacuzzi in Onna Village. Beach and restaurants nearby for a unique experience.

こんな感じでニュアンスを残しつつ、うまく縮めてくれます。

リスティング説明文も日本語をそのまま訳すとかなりの確率で文字数オーバーになってしまう為、ChatGPTに文字数制限をつけてお願いすれば解決です

まとめ

ChatGPTは平気で嘘をつくので、その嘘を判別できる分野、特に普段の業務で時間がかかっている文章作成には絶大な効果を発揮します。

今回ご紹介したもの以外にも色々と利用できるのではないでしょうか。

近い将来、OTAクチコミ返信GPTみたいなプロダクトがリリースされるかもしれないですね。

余談ですが、このブログの筆者松根一義のツイッタープロフィールも最近ChatGPTで修正してもらいました。

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ツイッタープロフィール

【民泊・無人ホテルの集客を成功に導く】｜ マイズインバウンド㈱代表取締役｜ Booking.com出身のコンサルタント｜ 創業からわずか3年で200室のサポート実績を誇り、OTAの裏側まで熟知した集客方法であなたのビジネスをサポートします｜ インテリア｜MBA（経営学修士）｜ ウェブ集客のコツをブログで配信中！

https://twitter.com/matzne_kazyoshi

これにより、プロフィール閲覧→フォロー　に至る確率がどの程度変化したのかも発表したいと思います