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閑散期にしかできない値下げ以外の販促手法5選 【ホテル・民泊】

最終更新日 : 2023年10月31日

夏も終わり、宿泊業にとっては閑散期がやってきます。販促といえばセール系が主ですが、限界まで値下げしてもなかなか売れないというホテル、民泊も多いかと思います。そこで本日は閑散期における値下げ以外の販促方法を5つご紹介します。一部は閑散期にしかできない手法もありますので参考にされてください。

 無料アーリーチェックイン/レイトチェックアウト

一般的にチェックインは15時、チェックアウトは10時というのが多いかと思いますが、料金そのままでアーリーチェックインやレイトチェックアウトを提供する方法です。

特に早いチェックインは喜ばれます。

繁忙期だと清掃の関係でアーリーチェックイン、レイトチェックアウトを受け入れるのが難しいのですが、どうせ予約がスカスカな状態なら問題ない場合も多いでしょう。このような無料サービスをつける事で他と差別化できます

あるホテルでは

  • チェックイン 12時
  • チェックアウト 12時
  • 24時間ステイプラン!

というのを販売していました。

「清掃どうするんですか?」と聞くと、

「どうせ予約入らず空いてるんで」と。なるほど確かにどうせ空いているなら別途費用をかけずに価値を提供できるナイスアイデアです。

清掃を外部委託している場合には使いにくい販促ですが、ご自身で清掃を行っているオーナー様やホテルではすぐにでも導入できます。

角部屋指定・高層階指定

ホテルタイプの多くの客室がある場合に利用可能な方法です。

ホテルタイプの宿では一般的に客室指定やリクエストは受け入れていません。

理由は下記で説明しています。

ただし、閑散期のように客室がガラガラなら話は別です。あえてリクエストの多い客室へのアップグレードで販促したり、ゲスト満足度を高めたりする事が可能です。

費用がかかるワケでもなく、値下げするワケでもありません。

 添い寝12歳まで無料

通常、ホテル・民泊では未就学児(6歳以下)の添い寝は無料という宿が多くなります。

この基準をゆるくして12歳まで無料にする事で他と差別化する事が可能です。

12歳以下の子供連れゲストからすると1名分料金が浮くので大幅値下げ状態。

宿側としても添い寝ならリネンが増えるわけでも無いのでコスト的には大して変わりません。

 ◯泊したら1泊無料!

その名の通り◯泊分の料金でもう1泊宿泊できるもの。

「3泊したら1泊無料」だと3泊分の料金で4泊宿泊になる為、実質25%引きという事ですが、ただの割引きよりもインパクトがありる上、連泊を取り込む事が可能になります。

予約後に1泊分カレンダーをブロックする必要があったり、キャンセルになるとブロックを解除する必要が出てくるので、管理は大変ですが、長期予約を取り込む手法としては使えます。

複数OTAで販売すると管理が煩雑になって大半なので自社サイトのみにするか、OTAの数を絞って販売する方が良いでしょう。

週末は予約が多くなる場合は、平日限定にするのもいいでしょう。

値下げ以外の販促といっておきながら実質値下げを紹介してスミマセン。。。

基本人数の変更

ホテルでも民泊でも通常は、人数によって宿泊料金が変わります。

例えば

4名まで同一料金 5名以上は1名あたり5,000円の追加

といった感じです。

基本料金を30,000円で設定している場合、

  • 1名〜4名まで 30,000円
  • 5名 35,000円
  • 6名 40,000円
  • 7名 45,000円

になります。

この場合の基本人数は4名ですが、この基本人数を5とか6に変更する事で、基本料金(最低料金)を下げる事なく、大人数に対して魅力的な料金を提供する事ができるのです。

基本料金を値下げしてしまうと単純に利益が減ってしまいますが、基本人数を上げる事で30,000円という料金は維持しながら大人数へのアプローチが可能になります。

この方法の注意点は、基本人数の変更は基本的に変更後に入る先々の予約全てに適用されますので、繁忙期になる前に元に戻す必要があります。忘れたまま販売すると繁忙期も思わぬ安売りになってしまう為ご注意ください。

以上、単純な値下げではない販促手法のご紹介でした。実際に利用されている方法になりますので、これからの閑散期の売上増にご利用ください。