コロナ以降、観光客はいつ戻るのか?いやそもそも戻るのか??という疑問をお持ちの方へ

コロナ世界恐慌で宿泊業界の先が見通せず苦しい状況が続いています。コロナでインバウンドバブルが弾けた今、外国人観光客が戻る見通しが立たずにやきもきしているのは私です。それは業界の方は皆さん同じですね。そこで今日は今後の観光客数について少し考えてみたいと思います。

コロナ以前の状態はどうだったか

観光客が以前の状態に戻る事を願う前に、コロナ以前ってどうだったかを明確にしておきます。

コロナの影響が出る前の2019年10月〜12月までの3ヶ月間の沖縄県入域観光客を空路のみに絞ってグラフにしました。

沖縄県 2019年10月〜12月 空路入域客


10月11月12月合計
国内客6152005961005660001777300
外国客12310097900105000326000

沖縄県 入域観光客数

意外と国内寄りなのがわかるかと思います。よく報道されている外国人比率は、クルーズ船の入域客も含んでいるので大分高くなりますが、ホテル・民泊にとっては宿泊を伴わないクルーズ船はどうでも良いので、空路のみに絞って出すとこんな感じになります。国内客が多いのは安心材料ですね。「インバウンドが戻らないとホテル・民泊は終わりだ!」等と思わないように!国内客が戻るだけでも、宿泊業にとってはかなり回復するという事です。

インバウンドと国内客

インバウンド

沖縄県においては、インバウンドの上位4カ国の台湾、中国、韓国、香港だけでもインバウンド全体の7〜8割に登るので、アジアだけでも人的交流が戻ればインバウンドが戻ったと言え、大分安心出来ます。


但し、インバウンドは各国の渡航判断等も絡む為、完全に戻るのは恐らくワクチンが出来てコロナが完全収束する頃。ワクチンの開発期間は一般的には1年〜1年半と言われています。テクノロジーの進化で完成が早まって仮に半年〜1年に短縮されたとして今年の6月〜12月。完成後に、ワクチン接種→コロナ収束→海外渡航禁止解除→インバウンド復活となると、さらにずれ込みます。ただ、これはかなり不確定要素が多いのでどうなるかは予測は難しいかと思います。

国内客

そんな中、先に通常運転になるのは国内客でしょう。冒頭のグラフでもわかる通り、沖縄県内では国内客が戻るだけでも宿泊施設にとっては85%戻るという事なので、大分安心出来ます。欧米でも少しづつですが、自国内での経済活動を再開し始める準備をしています。日本もコロナが完全収束していなくても徐々に経済活動をしていかなくてはいけないはずです。でないと国が持たない。1年間自粛等、到底有りえないのは誰でも想像出来ますね。

先に国内客が以前の水準まで戻ったとしても、インバウンドの15%がまだ足りない状態ですが、15%の宿泊施設がコロナショックで無くなった場合はどうでしょうか。その場合、生き残った宿泊施設は以前と同様の稼働率に戻るという事でもあります。インバウンド無しで、です。恐らくですが、15%位の宿泊施設は体力が持たない、もしくは見切りをつけて撤退するのでは無いかとみています。

これまでは素人が運営していてもある程度の稼働が見込めていましたが、これからしばらくは素人が運営していては厳しさを増すばかりだと思います。傷口を広げない為にも、ホテルの集客はプロに任せましょう(宣伝)

国内客が戻るのはいつ?

では、85%の国内客が戻るのはいつかという事ですが、これもまた非常に予測は難しい。楽観予測でいうと、5月6日以降非常事態宣言が解除されて少しづつ上向いて、以前から訴えているように、コロナの致死率は大した事が無いという事になってワクチン完成前に平常運転に近い状態まで回復。これが現時点でのベストシナリオ。5,6月からすぐにとはいかないでしょうが、年内は十分可能性はあります。

アメリカでも各種検査でコロナ感染者は把握している数の50倍になる可能性があると言われていますが、そうなれば、致死率が1/50になるという事ですので、安全性が証明されます。アメリカはそっちの方向に持っていこうとしてるのかもしれませんね。持っていかざるを得ないのかも。経済的に。

非常事態宣言が解除されるかどうかについてですが、非常事態宣言以降、確実に感染者数は減っています

https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

コロナ脳の意見を反映して緊急事態宣言延長か、経済のダメージを考慮して宣言解除か。既に内々で審議はしているはずなので、来週には結論が出るかもしれません。

悪いシナリオでいうと、非常事態宣言延長で5月いっぱい自粛でしょう。この状態がさらに1ヶ月続くと別の問題も起こりそうで考えたくは無い。。。考えたくはありませんが、どちらに転んでも良いように準備はしておかなくてはいけません。悪い方になった場合に備えてキャッシュを確保しておく事は必要でしょう。非常事態宣言が解除されれば4月が底、非常事態宣言が延長されれば4,5月が同程度で底、それ以降はゆるやかに回復という事になりそうです。

底を脱した後、どの程度の速さで回復するのか。セグメントによってばらつきがあると見ています。恐らくですが、ビジネスはこれ以上止める事も出来ないので、最も早く需要が回復するでしょう。基本出張は1人ですからね。密は避けられる。ついで密にならない個人旅行、2名旅行等が回復して、最後にグループ旅行では無いかと考えられます。

「出張なんて流行りのビデオ会議Zoomでいいじゃん!コロナでみんなビデオ会議慣れしてるし!」という意見もありそうですが、出張って指示で行くのでは無く、行きたくて行っているものも多いので(特に沖縄出張!)そう簡単には無くならないと思います。企業によって経費削減で出張回数減の可能性は否定出来ませんが。。。

まとめ

今は苦しい時期が続きますが、

  • ウイルスなのでいずれ収束します
  • 宿泊客もいずれ戻ります
  • 国内客が先に回復します
  • 幸い沖縄県内宿泊客の85%は国内客です
  • 国内客の中でもビジネス需要が先に回復するはずです

以上を信じてもう少し耐えられれば、中長期でインバウンドが戻って来る頃に大きな利益が上げられると信じています。


※コロナウイルスの状況は日々変化しています。当ウェブサイトでもコロナ関連の情報は日々発信していますが、日付の新しいブログ記事がある場合は、そちらもご確認頂くようお願い致します。状況により対策も変わる為、古いものよりも新しい日付の方が確度の高い情報となります。


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